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あの舞台はココ!映画や小説、オペラに登場するフィレンツェの名所めぐり
恋愛映画からサスペンスまで、さまざまな名作の舞台となっているフィレンツェ。おすすめの観光名所をご紹介します。
あの作品の舞台を訪ねて、フェレンツェへ
イタリアには数多くの美しい風景が存在しますが、中でも旅情を駆り立てられたり、歴史的ロマンを感じるのはフィレンツェ。訪れる前に映画や小説をチェックしておけば「あっ!ここであの人が......」と、普通の観光とはまた違った楽しみ方ができるはず。
クラシックな名作からあのイケメン俳優が出演する邦画、サスペンスまで様々なジャンルの作品がフィレンツェを舞台としています。
お好みの作品を見つけて、ロケ地見学を堪能してみてください。
「眺めのいい部屋」を予約したくなるアルノ川流域
「眺めのいい部屋」はE.M.フォースターの同名小説をジェームス・アイヴォリー監督が1986年に映画化した作品です。アルノ川が見える部屋を予約したはずだったのに、案内された部屋は眺望の悪い部屋だったことから始まる壮大なラブストーリー。
眺めのいい部屋をリクエストすると、こんな素敵な出会いが待っているかも......と思わず妄想してしまいそうな名作です。
撮影:Italyii ライター
抜群の眺めを誇るホテルが、フェラガモ一族が経営する「HOTEL LUNGARNO」の「LUNGARNO」は「長大なアルノ川」という意味が含まれているほどなので、リバービューに自信があることは間違いナシですね。
撮影:Italyii ライター
恋する女子に聴いて欲しい、美しいアリア「ジャンニ・スキッキ」
プッチーニ作のオペラ「ジャンニ・スキッキ」のアリア「私のお父さん」は、オペラやクラシックに興味がない人でもどこかで聴いたことがあるのではないでしょうか。
「お父さん、彼との結婚を許してくれないとアルノ川に身を投げて死んじゃうわ」というロマンチックな歌詞が魅力的です。ぜひ、フィレンツェに現存する美しい橋の上で、大好きな彼に想いを馳せながら聴いて欲しい一曲です。
ちなみに、歌の中に登場する橋はヴェッキオ橋ですが、恋人たちが語らうヴェッキオ橋が見える位置から鑑賞するのも素敵です。
撮影:Italyii ライター
猟奇的なあの先生が覗いてる?「レプッブリカ広場」のメリーゴーランドにまつわる考察
アンソニー・ホプキンス出演の映画「ハンニバル」はフィレンツェのシーンが満載。
有名なイノシシ像の泉では血を洗うシーン、ヴェッキオ宮殿や、ヴェッキオ橋、あの老舗薬局サンタマリアノヴェッラ薬局でも、ハンドクリームを調合してもらうシーンがあります。
撮影:Italyii ライター
さて、レプッブリカ広場には素敵なメリーゴーランドがあるのですが、こちらも映画ツウの中では色々話題になっていて、アメリカのシーンとリンクさせようとしている、という考察もあり、フィレンツェを相当歩き回って脚本が書かれたことが伺えます。
ハンニバル・レクターがどこかから覗いているかも......と思わせられる古い宮殿や美術館の柱の影は趣深いものがあります。
撮影:Italyii ライター
恋愛モードが一気に加速する、フィレンツェの風景が印象的な邦画
フィレンツェを舞台にした邦画、と聞いて多くの人が思い浮かべるのが「冷静と情熱のあいだ」ではないでしょうか。竹野内豊とケリー・チャンの美男美女がフィレンツェを舞台に繰り広げる切なくも美しいラブストーリーです。
2001年の作品ですが、現在もなお人気のある邦画のうちのひとつで男性目線、女性目線から見たひとつの物語が交差する面白い展開です。
撮影:Italyii ライター
ほかにもまだある!フィレンツェを舞台とした映画たち
美しい丘陵地帯に引っ越してくることになり、生きる喜びを見いだす「踊れトスカーナ」や、これから公開が待たれる「ダ・ヴィンチ・コード」の続編「インフェルノ」も、フィレンツェが舞台です。
映画の中に入り込んだような感覚を楽しめるフィレンツェ。
美食とともに、物語の舞台になるほどの美しい景観もお楽しみください。
撮影:Italyii ライター
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