こんな時どうする?ハワイのビールをお土産に持ち帰るには

ビール

ハワイから帰国するとき、お土産はみんなのためにも自分のためにも持ち帰りたくなるはず。行く先々で見つけたおいしいもの、かわいいもの......どれをスーツケースに詰めていこうか、ワクワクしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

成人されている方であれば、クラフトビール専門店やパブなどで、ハワイの醸造所による地ビールのおいしさに感動することもあるでしょう。

近年、ハワイでは各地で地ビールの醸造がなされており、「コナ・ブリューイング・カンパニー」や「マウイ・ブリューイング・カンパニー」など、味にもラベルにもこだわるメーカーが登場しています。日本でも、スーパーや酒屋、輸入食品店などでハワイ産のビールを見かけたことはないでしょうか。

そして、ハワイの青い海をホテルのラナイ(ベランダ)で眺めながら飲むビールは最高!この感動を家に持ち帰りたいと思うこともありますよね。

しかし、ビールは酒類のため、一般的なお土産よりも持ち帰り方が複雑になってきます。この記事では、ハワイのビールを持ち帰るときに知っておきたいことをご紹介していきます。

目次

ハワイで買ったビールはお土産にできる?

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<あの味が忘れられなくて......※写真はイメージです>

結論から言うと「ハワイのビールを持ち帰ることは可能」です。

ただし、さまざまな注意点を意識しながら持ち帰る必要があります。 大きく分けると、以下について注意しなければなりません。

  • 飛行機にお酒を持ち込むときの制限
  • ハワイからお酒を持ち帰るときの制限
  • 日本の税関で、お酒にかかる税金

それらについて詳しくご紹介していきましょう!

飛行機にお土産を持ち込むときの制限

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最初に、飛行機(国際線)に持ち込める荷物の扱いについて知っておきましょう。

飛行機に持ち込む荷物は「客室の持ち込み荷物」と「空港カウンターに預ける荷物」に分かれ、それぞれで持ち込める物の種類や量が異なります。

客室に持ち込む荷物は、貴重品が中心

航空会社によって詳細は異なりますが、原則としてハンドバッグ程度の鞄1つのほか、リュック程度の大きさの荷物をもう1個まで持ち込むことができます。

これらの範囲で持ち込める物としては携帯電話、ノートパソコン、カメラと言った電子機器、財布やカギなどの貴重品などが優先され、大量または大型の荷物を持ち込むことは難しいと考えてよいでしょう。

※電子機器は、必ず航空会社の案内に沿って電波通信の設定をオフにしましょう。

「液体」は機内持ち込みが厳しい

お酒に限らず、国際線の飛行機において、客室に持ち込める「液体」は1つあたり100ミリリットル(グラム)以内の容器に入れることが制限されています。

さらに、これらは容量1リットル(1,000ミリリットル)以下で、縦横の辺の合計が40cm以内の、透明なプラスチック袋に入れる必要があります。よって、「機内持ち込み」としてハワイの缶ビール(350ミリリットル以上)を持ち込むことはできません。

国土交通省がアナウンスでは「日本を出発する国際線」として、液体や半液体とみなされるものをリストにして公開しています。これは「日本⇒ハワイ」のケースになりますが、ぜひ確認することをおすすめします。

【参考】国土交通省-量的制限の対象となる液体物のリスト(外部サイトに遷移します)

空港カウンターに預ける荷物は、スーツケースにまとめて

こちらは客室に持ち込めないもの、つまり、スーツケースや大型の荷物が該当します。衣服や雑貨類など、かさばる荷物はこちらに預けることになります。

ここで注意したいのが、「客室に持ち込む荷物(機内持ち込み)」と「預ける荷物」には、それぞれ制限があり、客室持ち込みであればOKな物、預ける場合でのみOKな物、どちらの場合でも持ち込めない物に分かれていることです。出発前または帰国前に、必ず各航空会社の規約を確認しましょう。

さて、機内持ち込みできる液体は100ミリリットル(グラム)ということが分かったため、ビールを持ち帰る場合は「空港カウンターに預ける荷物」に含めれば可能と考えられます。

ですが、ここからさらに、お酒に関する制限や法律をクリアする必要があります。

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【ハワイ一口メモ】
日本人に大人気のハワイ。ホノルルと人気のワイキキビーチのあるオアフ島、キラウエア火山と黒砂海岸が印象的なハワイ島、渓谷の島・マウイ島など見所いっぱいです。日本でも話題の人気店も数多く紹介され、気軽に行くことができます。オアフ島以外のツアーも数多く用意されていますので、ぜひ一度ご覧ください。

<時間と費用>(目安)
●旅行日数:5~8日間
●飛行時間:約7時間(成田~ホノルル)
●ツアー費用:約80,000円~約410,000円

ハワイのツアーはたくさんあります。まずはどんなツアーがあるか探してみてはいかがでしょうか?

>>>ハワイのツアーを探す(外部サイトへリンクします)
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お酒を飛行機に持ち込むときの法律や税金を知ろう

それでは、ビールを含む「酒類」は、飛行機に持ち込む荷物としてどのように扱われるのでしょうか?

まず、荷物の扱いとしては「預ける荷物」に該当します。 次に、ハワイから日本に行くと言うことは「アメリカ(ハワイ州)→日本」への移動になるため、アメリカの法律における「顧客が液体を持ち込んで良い量」を知る必要があります。さらに、日本の法律における「酒類の免税範囲」についても知っておかなければなりません。

「どうして免税?」と思われた方もいるかもしれませんが、国外から持ち込んだものは全て「輸入品」として扱われるため、たとえ個人でも持ち込む量が多ければ関税がかかります。

一般的なお土産であれば免税店で購入することで関税が免除されますが、お酒やタバコ、香水、高級品(1品目の合計が1万円以上、または1点で20万円を超えるもの)はこれに当てはまらず、それぞれの規定量に応じて免税になるかどうかが決まります。

ハワイから日本に持ち帰ることができるお酒の量は?

まずは、お酒をどれぐらいまで「ハワイ→日本」行きの飛行機に持ち込めるかを調べてみましょう。

米国政府出版局(GPO)によると、航空機に持ち込める酒類については、以下のような制限を設けています。

  • 1:合計アルコール度数が24%未満
  • 2:未開封の小売用包装に5リットル(1.3ガロン)を超えないで持ち運び、または手荷物として、1人あたりの正味総量が5リットル(1.3ガロン)の場合は、24%~70%以内のアルコール度数を含む飲料。

【出典】米国政府出版局(GPO)(英文、外部サイトに遷移します)

「1」の項目が機内持ち込みとカウンター預かりのどちらに該当するのか、また持ち込みの制限量が明示されていない点が気になりますが、より明確な「2」の項目をチェックしてみます。

「2」の項目は、「アルコール度数は24%~70%以内、かつ5リットル(1.3ガロン)まで」であれば、飛行機へのアルコール持ち込みはOKと考えられます。

アルコール度数が70%を超えるお酒はウォッカやスピリッツ、リキュール類などがありますが、これを個人で持ち帰りたい!という方はあまり多くはないかと......とは言え、これでハワイのビールはまず持ち帰り自体は可能であることが分かりましたね。

※註:日本でも60%以上のお酒は消防法で「危険物」扱いです。火気一つとっても慎重に扱わなければならない飛行機の場合、アルコール度数に制限が設けられているのも自然と推測できます。

日本でかかる、持ち帰ったお酒の税金は?

持ち込める量がわかったら、今度はお酒にかかる関税について知ってみましょう。日本の税関では、次のように案内しています。

【免税の範囲(成人一人当たり)】

酒類:1本760ミリリットルのものを、3本分まで
※これ以上を持ち込む場合、持ち込んだお酒によってかかる税金が変動します。ワインやビールの場合は、1リットルあたり200円の税金がかかります。

【出典】日本国税関 税額の計算方法(外部サイトに遷移します)

つまり、アルコール度数が70%未満で、1本760ミリリットルを限度に3本まで(合計2,280ミリリットル)までであれば、飛行機の預かり荷物制限にも引っかかることがなく、また税金もかからず持ち帰ることができます!

おさらい:ビールだけでなくワインやウイスキーも持ち帰れる!

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<ビールだけでなく、ワインを持ち帰ることも可能に!※写真はイメージです>

ビールの場合、ハワイ産のものであってもアルコール度数はそれほど高くありません。そのため、「空港カウンターに預ける荷物」であればお土産として持ち帰ることが分かりました。

ただし、ラムなどは70%に近い強さもあるので、こちらはNGと考えた方が無難です。ビール以外であればマウイ島のパイナップルワインなど、ちょっぴりユニークなお酒をセレクトしてみてはいかがでしょうか?

私の知人は、ハワイからウイスキーを1本持ち帰ったことを話していましたが、無事持ち帰ることができ、税金もかからなかったそうです。

最後に、ハワイから出国する際は、しっかりと「酒類を○リットル持ち帰る」旨を伝えて、トラブルを起こさないようにしましょう。

空港で泣く泣くお土産を破棄してしまう......と言うことのないよう、航空会社、税関などの案内をしっかりと読み、お土産を選んでみてください。

ハワイのビールを日本に持ち帰る条件のまとめ

  • 手荷物での機内持ち込みは不可。空港カウンターの預かり荷物とすれば飛行機に持ち込める
  • ハワイ→日本への飛行機に持ち込めるお酒の量はアルコール度数24%~70%、かつ5リットル未満まで
  • 未開封の状態で、1本760ミリリットルのものを3本まで(合計2,280ミリリットル)、これ以上は関税がかかる(ビールは1リットルあたり200円)
  • 缶ビールなら350ミリリットルを6本、500ミリリットルなら4本程度が目安
  • 内容と量をしっかりと空港で伝える。心配なときは空港のカウンターに相談を
  • 梱包もしっかり行い、破損しないようにする

今回はビールの持ち帰りに絞ってご紹介していきましたが、これ以外にもタバコや香水、高級品などを持ち帰る場合、やはりその量や税金について知っておく必要があります。

ブランド店の集まるショッピングセンターなどでお買い物をするときは、必ずこれらについて調べておきましょう! ハワイの楽しい思い出を、大切にお持ち帰りくださいね♪

<All Photo by Pixabay(CC0)

※註:日本国とハワイ州、それぞれの法律を遵守して購入、飲酒をお楽しみください。
※情報は2018年4月に確認できたものに更新しています。

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【ハワイ一口メモ】
日本人に大人気のハワイ。ホノルルと人気のワイキキビーチのあるオアフ島、キラウエア火山と黒砂海岸が印象的なハワイ島、渓谷の島・マウイ島など見所いっぱいです。日本でも話題の人気店も数多く紹介され、気軽に行くことができます。オアフ島以外のツアーも数多く用意されていますので、ぜひ一度ご覧ください。

<時間と費用>(目安)
●旅行日数:5~8日間
●飛行時間:約7時間(成田~ホノルル)
●ツアー費用:約80,000円~約410,000円

ハワイのツアーはたくさんあります。まずはどんなツアーがあるか探してみてはいかがでしょうか?

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