

<TOP画像:奥穂高岳方面からジャンダルム標高3,163mを望む>
こんにちは!「三度の飯と山が好き!!」のニックネーム、倉山(くらさん)です。
皆さまは、今年も夏山登山を楽しみましたか?
台風が何度も発生し天候不順が続く日々で、山旅計画が流されてしまった方もいらっしゃるかと思います。
そんな中、私は、7月下旬に北アルプスの南部に位置する主峰、名峰の山々を人気のルートで縦走し、8月は富士山へ登り、9月下旬には一生歩くことはないだろうと思っていたジャンダルムの縦走へ単独行で挑戦しました。
その恐怖感に計画段階から緊張する毎日でしたが、幸い天気にも恵まれ無事に達成することができましたので、その様子や景観をご紹介いたします。
目次
ジャンダルムってどこにある?どんな山でそこまでどうやって行くの??
ジャンダルムは、北アルプス南部(飛騨山脈南部で岐阜、富山、長野の3県境にまたがっている山域を称し一帯は中部山岳国立公園の一部)の穂高連峰に属しています。
私のルートは、岐阜県の新穂高温泉のロープウェイを利用し西穂へ入山し、西穂高岳からジャンダルムを縦走し奥穂高岳へと辿り着き、涸沢カール経由で上高地へと歩きました。
登山口へのアクセスについては、公共交通機関利用で新宿駅から高速バスで平湯温泉を経由し、新穂高温泉までバスで移動しましたが、これが最も効率的だったと思います。
京王バス及び濃飛バスの公式サイトはこちら↓
下山後は、上高地からアルピコのバスと電車でJR松本駅へ向かい帰路へ着きました。
今回、歩いたルート(行程は実時間)
険しい岩稜帯の連続だったので、3日間で実際歩いた総距離は24kmに対して行程時間は約16時間もかかっていました(YAMAP計測)
【1日目】・・・歩行2km/1時間
新宿バスタ7:05発==<高速バス KO7001便 7,500円/>==平湯温泉バス停11:45着/乗換12:00発==<濃飛バス 910円>==新穂高温泉バス停12:40着・・・新穂高駅13:00発==<新穂高ロープウェイ 第1・第2連絡/2,400円>==西穂高口駅13:30頃 ※標高2156m・・・<ここから徒歩>・・・千石尾根・・・西穂山荘14:30頃 ※標高2,367m/1泊2食 15,500円
〔宿泊〕:西穂山荘 電話0263-95-2506、現地携帯:080-6996-2455
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【2日目】 ・・・<エキスパートルート>・・・歩行5km/9時間10分(標準より早い)
西穂山荘4:20発・・・西穂独標5:10頃 ※2,701m・・・ピラミッドピーク5:50頃・・・チャンピオンピーク・・・西穂高岳6:30頃 ※2,903m・・・赤岩岳7:20頃・・・間ノ岳8:00頃 ※2,907m・・・逆層スラブ登る・・・天狗岩(天狗ノ頭)8:50頃 ※2,902m・・・天狗のコル(分岐)9:20頃・・・ジャンダルム(日本屈指の岩稜帯最難関の上級者ルート)11:00頃 ※3,163m・・・・ロバの耳・・・ナイフリッジ・・馬の背・・・奥穂高岳12:50頃 ※3,190m・・・奥穂高山荘13:30頃 ※2,996m/1泊2食 15,500円
〔宿泊〕 奥穂高山荘 電話090-7869-0045(受付時間: 8:00~19:00)
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【3日目】 ・・・歩行17km/5時間40分(標準より相当早い)
奥穂高山荘6:10発・・・ザイテングラード下る(急峻な岩の尾根)・・・涸沢小屋7:30頃・・・本谷橋8:30頃・・・横尾山荘9:10頃・・・徳澤園10:20頃・・・明神11:10頃・・・河童橋・・・小柴平11:40頃・・・上高地インフォメーションセンター11:50着(シャワー施設利用/20分 500円)・・・上高地バスターミナル/12:40発==<アルピコバス ¥3,100>==新島々駅(乗換)13:40着/14:06発==<松本電鉄 ¥710>==松本駅(乗換)14:35着/15:55発==<JR中央本線>==新宿20:31着
≪3日目の代案ルート:前穂高岳方面経由で下山の場合はこちら≫
・・・歩行7km/8時間(標準時間で作成)
奥穂高山荘6:00発・・・奥穂高岳7:00頃 ※3,190m・・・吊り尾根(岩稜帯)・・・紀美子平9:00頃・・・前穂高岳は登らない ※3,090m・・・重太郎新道・・・岳沢パノラマ9:50頃・・・岳沢小屋(昼食休憩)11:30頃・・・岳沢登山口13:50頃・・・河童橋・・・上高地インフォメーションセンター14:00頃着(シャワー施設利用/20分 500円)・・・上高地バスターミナル/14:40発==<アルピコバス¥3,100>==新島々駅(乗換)15:45着/16:04発==<松本電鉄 ¥710>==松本駅(乗換)16:34着/17:23発==<JR中央本線>==新宿22:17着
それではルートに沿って画像でご紹介!
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1泊目の設備の整った西穂山荘に到着。ここまではロープウェイを利用して楽々登山。
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2日目、濃厚な霧の中をスタートしましたが、夜明けと共に天気が回復して来ました。
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独標までは標高差334m。一気に歩くこと50分で登頂。
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岩稜帯が続くなか、ピラミッドピークからチャンピオンピークへと標高を上げていきます。
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今年も登った富士山が望めました。富士山が見えるとなぜかうれしい気分になりますね。
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西穂高岳の山頂直下の登りもなかなか手強いものですが、これはほんの始まりでした。
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雨だったら西穂高岳で引き返そうと思っていましたが、天気は晴れへと安定してきました。
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いよいよ始まる「日本最恐の難関ルート」 気持ちを整え覚悟を決めます...
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厳しい傾斜の赤岩岳と間ノ岳の岩場を乗り越え、難易度は増々高くなります。
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見上げるこれが「逆層スラブ」です。登り方向で良かった。雨だったら巨大な滑り台ですね。
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天狗岩から見ると、ジャンダルムはすぐそこに見えます。後方左は、奥穂高岳から槍ヶ岳を望んだ景色です。
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近くて遠いジャンダルム。気など抜くことができない道なき道が続きます。
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30m程の岩の壁を何度乗り越えたことでしょうか。当たり前のように連続しています。
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ジャンダルムの山頂直下まで来ました。滑って落ちたら戻れない!こんな場所がたくさんあります。
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登頂しました!
気が付けば快晴で眺望も抜群でした。奥穂高岳がすぐそこに見えます。
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危険度もMAXになって来ました。超えてきたロバの耳。中間に人物が見えますか?
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ナイフリッジが連続する馬の背では、三点支持どころか四点支持でも恐怖な場所でした。
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このナイフリッジ(左右に鋭く切り立った急峻な尾根)は、幅が広いので安心の笑顔です。
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この足元の岩幅を越えてきた自分にご褒美をあげたい気持ちです。
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おかげで最難関も無事に通過することができました。標高が日本第3位の百名山。
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2泊目の穂高岳山荘は変わらずサービスの良い山小屋で快適でした。
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3日目、前穂高岳を望むザイテングラードを涸沢へ向かって足早に降下して行きます。
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上高地は人気の観光地で、河童橋付近は賑やかでした。
そして無事にゴール!
雑談とワンポイントアドバイス
今回ご紹介しましたジャンダルムの縦走ルートは、登山体力と技術が上級者でもエキスパートと言われている岩稜帯の経験者向けの難ルートで、一般登山道ではありません。
よって、三大キレットなど垂直な岩壁の鎖場を経験されてから挑戦することをおすすめします。
2日目、本当に危険な箇所では写真など撮れず全てを紹介しきれませんでしたが、画像で紹介できた場所でもガレ場ザレ場の連続は当たり前で、落ち着いて休憩する余裕はありませんでした。高さ30m程(建物だと10階建て)の岩壁を乗り越え、ナイフリッジ(両側がナイフの刃のように鋭く切り立った急峻な尾根)を両手両足で駆使し、谷底へと足をすくわれないように通過するなど、全身全霊を使った登山でした。
3日間とも天気に恵まれましたが、少しの雨や濃霧、そして強風などの不穏な天候ではより危険度は増しますので、絶対に避けるべきだとこの登山を通して実感しました。
縦走したその晩、身体は疲れているのに達成した興奮からなのか、一杯呑んでもなかなか寝付くことができませんでした。
危険な山旅になるので仲間を誘わず単独行でしたが、同じペースで歩く方々と出会い声を掛け合い、そして励まし合い、足を運べたことで達成に繋がり、同志には感謝の気持ちでいっぱいです。
最後にジャンダルム山頂からの絶景動画をご覧ください。
こんなに素晴らしいアルプスの山々へ時間を掛けながらゆっくり登ってみませんか。
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倉山(くらさん)
- 2013年富士山が世界文化遺産登録の夏、50歳を迎えるこの年に富士山登頂を人生の思い出にしようと体力作りに近郊の山を歩き始めました。最初は息切れ筋肉痛や転倒など情けない状態でしたが、大自然に抱かれる心地よさに魅了されてしまい今では低山から日本アルプスまで登山なしではいられない生活になりました。仲間でお弁当持って歩く山が楽しくて大好きです。単独行でストイックに歩く山も好きです。素晴らしい景色、美味しい空気、そして大自然のありがたさを仲間の皆さまに感じて頂きたいと思う毎日です。目の疲れもストレスも景色を見ると癒されます。体調がとても良くなり食事が美味しくなります。きっと良いことが待っている山歩きを私と一緒に始めてみませんか。
































