高級食材マロンとは?巨大淡水ザリガニを味わえる人気レストランへ|西オーストラリア

『マロン』と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?オーストラリアでは、「巨大ザリガニ」という意味になります。

オーストラリアではマロンは高級食材であり、西オーストラリア州の名産物なのです。そんなマロンを美味しく食べられるレストランを紹介します。

目次

マロン(Marron)とは?西オーストラリアの巨大淡水ザリガニ

マロン(Marron)とは、西オーストラリア州固有種の大型淡水ザリガニのことです。

西オーストラリアのザリガニ、ブルーマロン
<ブルーマロン>

西オーストラリア州のなかでも特に南西部の川や貯水池に生息し、高級食材として養殖も行われています。

その大きさは成長過程で変わりますが、最大で1kgにまで成長し、色は青や赤みのあるものなどさまざまです。

オーストラリアのザリガニ食文化

そもそも、ザリガニを食べることに抵抗がある人もいるかもしれません。

川の赤いザリガニがハサミをあげている

私が子どもの頃にはドブ川でザリガニ釣りをしていたものですが、あのザリガニを食べるだなんて夢にまで思いませんでした。

しかし、世界的に見てザリガニを食べる国はたくさんあります。

オーストラリアもその一つですが、このように食べられているザリガニの多くはきれいな水や衛生的な沼地に住んでいるのです。

AUS2606-03.jpg

上のものは私の住む農場で採れる天然のザリガニですが、これももちろん美味しく食べられます。

うちで採れるのはヤビー(Yabby)という種類で、これは主に東海岸に生息するものです。以前の農場のオーナーが東海岸出身の人だったことからヤビーを持ってきて育てていたようで、それが今でも勝手に繁殖してたくさん採れます。

真赤に茹で上がった沢山のヤビー
<ヤビーを茹でたあと>

うちで採れるヤビーは、いわゆる子どもの頃に捕まえていたあのサイズ感のため、食べられる部分が少ないですが、味としてはエビとカニの中間といった感じで、甘味があって美味しいです。

カニ味噌を食べる文化ではないので、食べるのは尻尾とハサミになります。私自身は日本でもカニ味噌は食べないので、ヤビーの上半身部分を食べたことがなく、食べられるのかどうかは不明です。

マロン料理が人気のレストラン紹介

ここで、大型淡水ザリガニであるマロンを美味しく食べられるレストランの紹介です。

マロン料理が人気のレストランの看板

マロンは西オーストラリア州の固有種のため、このレストランのある地域にも生息していますが、ここでは養殖も行い料理として提供しています。

ザリガニ、マロンのメインメニュー表 

マロンのメインメニューとしては、メニュー表にはDeb's FavoriteとButterfly Marronの2種だけですが、他にも本日のおすすめとしていくつかありました。どれも45ドルと、オーストラリアにしては安いように思います。

今回は私と夫と、それぞれメニュー表のものを選んでみました。

Deb's Favorite

真赤な大きなザリガニとサラダ、パンがのったプレート、Deb's Favorite

こちらのレストランと養殖場のオーナーの名前を使った『デビーさんのお気に入り』という名の『Deb's Favorite』。

マロンの味をふんだんに味わえるよう、マロンは茹でただけ。

これをどうやって食べたらいいのか迷うかもしれませんが、ご心配なく!

カニを食べる専用のカニのカタチをしたハサミとレモンと水の入った器

日本でカニを食べる要領で大丈夫。

マロンの身をサンドイッチにして食べる人

マロンの身を手作りのサワードウにはさんで、サンドイッチとして食べるのがおすすめ。

Butterfly Marron

半身の焼いたザリガニにセージとサラダがのるプレート

蝶々を意味する『バタフライ』が付けられたメニューですが、これはバターたっぷりのフライパンで焼いたものです。

ガーリックもしっかり効いており、ハーブ(セージ)がいいアクセントになっています。

これまたうれしいことに、マロンの下には白米が!最高の組み合わせです。

人気のザリガニ料理のプレートがテーブルに置かれている
<いただきます!>

夫婦でそれぞれメインプレートを注文し、さらにサツマイモフライも注文。

クリームが添えられたチーズケーキとコーヒー

ケーキは4種類あり、ピーカンチーズケーキを注文。これまた甘過ぎず、とても美味しかったです。

今回注文した上の2種には、最大で6人前のシェアメニューも用意されていました。マロンをお腹いっぱいに食べたい人には、そういったメニューもおすすめです。

人気のThe Marron Taleの外テーブル、芝生がきれいな外観
<外観>

The Marron Taleの木のテーブル、椅子に座る人々
<内観>

外でも中でも食事をすることができ、屋外には屋根付きのエリアもありました。

私たちは犬連れだったので外で食事をしましたが、青空の下でとても気持ちよかったです。

The Marron Taleのグッズ売り場 紺のパーカーなど雑貨

店内にはちょっとしたギフトコーナーもあり、なんとお店のロゴの入ったパーカーも売られていました。

The Marron Tale

  • 所在地:5284 South Coast Highway Bow Bridge WA 6333
  • 電話番号:+61 497 016 267
  • 営業時間:9:00~16:00
  • 定休日:火曜、Labour Day(3月第一月曜)

※冬期 5~8月は長期に閉めることあり

マロンとクレイフィッシュの違いを解説

最後におまけ情報ですが、実はマロンと勘違いされやすい『クレイフィッシュ』というのがいます。

販売されている真赤な大きいロックロブスター

クレイフィッシュとはいわゆるロックロブスターのことで、海で採れる大型のエビのことです。

簡単に言うと、クレイフィッシュは海産で、マロンは淡水産であり、クレイフィッシュにはマロンのような立派なハサミがなく、伊勢海老のような見た目をしています。

お皿に盛られたロックロブスター料理

クレイフィッシュはパースから北の方でよく採れ、レストランでもよく見かける食材です。

過去記事にも書いてありますので、よかったら読んでください。

>>過去記事:西オーストラリア州 パースのおすすめグルメ。オージービーフだけじゃない!

上の記事で『ロブスター』と言われているのが『クレイフィッシュ』のことであり、観光客にも分かりやすいようにロブスターと説明されているのだと思うのですが、西オーストラリア州ではこれは『クレイフィッシュ』と呼ばれます。

ここで注意したいのが、これは西オーストラリア州での話です。

世界標準的に『クレイフィッシュ』とは淡水のザリガニを指す言葉であり、すなわちマロンもクレイフィッシュの仲間になります。

しかし、なぜだか西オーストラリア州だけは『クレイフィッシュ』は海のロブスターを表す言葉であり、マロンとクレイフィッシュは別物なのです。

そのため、西オーストラリア州でマロンを食べたのかクレイフィッシュを食べたのかの話をするときは、マロンには淡水(fresh water)を、クレイフィッシュには海水(sea water)の単語を付け加えることによって理解が深まります。

マロンを楽しむためのポイントまとめ

最後に少しややこしい話をしてしまいましたが、オーストラリアでマロンと言えば『淡水の巨大ザリガニ』のことであり、クレイフィッシュは西オーストラリア州だと『海のロブスター』の認識、他州や世界的には『淡水のザリガニ』を指す言葉になります。

なにはともあれ、甲殻類は美味しいですよね!

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