函谷関の現在は?キングダムの聖地巡礼。実物は驚きの高さ!?中国旅行記

『キングダム』ファンなら、一度は自分の目で確かめたい「合従軍編」の舞台。
「あの函谷関(かんこくかん)の威圧感、絶望的な壁の高さをこの目で見てみたい!」その一心で、関西国際空港から上海浦東空港を経由し、4泊5日の西安・聖地巡礼の旅へ出発しました。

始皇帝の足跡を辿る、歴史好きにはたまらない道のり。伝説の要塞・函谷関は、現代にどんな姿で残っているのでしょうか?

目次

  1. 城壁の鼓動と秦の都・咸陽の息吹
  2. 圧巻のスケール!兵馬俑という名の「飛信隊」
  3. いざ、最大の聖地へ。函谷関への道
  4. 到着!函谷関の現在は...実物は「驚きの高さ」だった!?
  5. 【まとめ】映画を見る前に、リアルな聖地へ行こう!
  6. 【おまけ】函谷関へのアクセス方法:個人で行くのは至難の業!?

1. 城壁の鼓動と秦の都・咸陽の息吹

西安に深夜到着し、翌早朝。まずは市内の巨大な「西安城壁」へ向かいました。

西安城壁の観光。キングダムのような古代の雰囲気が漂う西安の巨大な城壁

西安市内に今も残る巨大な城壁。キングダムの世界そのもののような圧巻の光景です。

2025年10月に実際訪れた西安城壁の上部

目の前に現れたのは、まさに中国歴史ドラマや漫画で見たあの世界!

「ジャーン、ジャーン、ジャーン」と銅鑼の音が聞こえてきそうな臨場感に、一気に古代の城攻めモードへ突入です。

さらに足を伸ばして、かつての秦の都「咸陽(かんよう)」へ。

始皇帝(政)ゆかりの地、咸陽の市街地風景。キングダムの歴史を感じる古都の今

かつての秦の都・咸陽。始皇帝が天下統一の夢を抱いたこの地に立つと、歴史の重みを肌で感じます。

秦の歴史に深く関わるこの古都に立ち寄る行程は、一般的な観光ツアーではまずありません。

この特別感が、聖地巡礼の醍醐味です。

2. 圧巻のスケール!兵馬俑という名の「飛信隊」

西安観光のハイライトといえば、やはり「兵馬俑(へいばよう)」。

体育館のような巨大な空間に、数千体もの陶俑が整然と並ぶ姿は「圧巻」の一言です。信が率いた飛信隊の兵士たちの息遣いが聞こえてきそうなほどのリアリティに、ただただ圧倒されます。

2025年10月に実際訪れた際の兵馬俑坑の正面から望んだ画像です

2025年10月に実際訪れた際の兵馬俑の側面からの画像は飛信隊のような様相

兵馬俑に関しては詳しい記事がありますのでそちらを参照ください↓

3. いざ、最大の聖地へ。函谷関への道

西安からバスで約2時間半。函谷関は距離があるため、通常のツアーには組み込まれにくい場所です。
兵馬俑も城壁も、想像を超えるスケールでした。だからこそ、「中華最強の盾」と称された函谷関はいったいどれほど巨大なのか? 期待は膨らむばかりです。

入口に到着しました。

観光地函谷関のエリアに入る為の改札を行う玄関的な場所です.png

観光地として整備された門構えがお出迎え。


キングダムの聖地・函谷関の堂々たる門構え。観光地として整備された要塞の入り口

函谷関の入り口。中国が観光地として力を入れているだけあり、当時の威厳を感じさせる壮観な門構えです。

カートに乗り換えて、いざ聖地の心臓部へ!

函谷関観光地エリアは広大で園内の移動にはカートが便利です

園内には何故か老子の巨大な像があります

敷地内でまず出迎えてくれる巨大な老子像。

キングダムの聖地・函谷関の遠景。カートを降りて要塞の全貌が姿を現す瞬間

園内カートを降りて、いよいよ遠目に函谷関の全貌が見えてきました。期待感とワクワク感が最高潮に達する瞬間です!

遠目に函谷関が見えた瞬間が見えた瞬間、期待感とワクワク感は一気に最高潮。

4. 到着!函谷関の現在は...実物は「驚きの高さ」だった!?

5分ほど歩いて函谷関の全貌が!



函谷関の前に立つ筆者。伝説の要塞・函谷関の実際のサイズ感と高さ
ついに函谷関の前に到着!漫画の威圧感を想像していただけに、このリアルなサイズ感に驚きが隠せません。
「......あれ? ちっちゃくないか?」

もう少し近くに寄ってみて見上げてみました。


函谷関の門を間近で見上げる。漫画で見るような絶壁とは異なる実際の高さ
近くで見上げると、その「高さ」がよりリアルに伝わってきます。ここから先の展開は、実際に現地に立った者だけが味わえる面白さがあります。
「......低い!」

そうなんです。映画や漫画で描かれる「天を突くような絶壁」を想像していた私にとって、実物の函谷関は驚くほどコンパクト。ある意味で「驚きの高さ」でした(笑)

当時の武器類が函谷関のサイドに展示されています

当時の投石器のレプリカが函谷関のサイドに展示されています

攻城用兵器も置かれていますが想像よりは小さいです.png

函谷関を斜めに見ると天下の関所感が出ます

しかし、ここで落胆してはいけません。これこそが「歴史のリアル」なのです。

周囲を見渡すと、両脇は切り立った崖と山に挟まれ、「ここを通るしかない」という狭い谷が広がっています。

函谷関をくぐって裏側に回りました

函谷関の裏側です。細い古道が15km続いているようです。

函谷関の古道は全長15キロの天然の天然の要衝でここが始まりです

古道に続く門楼も再現されており上に登ることができます

函谷関の古道と周囲の狭い地形。秦軍が防衛拠点とした天然の要衝
裏側の古道から望む函谷関。この両脇に迫る険しい地形こそが、万の大軍を足止めした「天下の要衝」たる所以です。

「なるほど、漫画ではエンタメとして壁の高さを盛っていたけれど、実際はこの狭い地形と地の利があったからこそ、あの大軍を少数の秦軍で食い止めることができたのか!」と、戦術的な理にかなった本当の函谷関の凄さに気づかされました。

観光地函谷関はまだまだ進歩しているようです

さらに、周辺では左右の城壁の工事も行われており、今後はより一大観光地として整備されそうな予感です。

漫画のスケール感とリアルな地形のギャップ、これを発見して現地でツッコミを入れることこそ、真の聖地巡礼と言えるでしょう。

5.【まとめ】映画を見る前に、リアルな聖地へ行こう!

「意外と小さい!」というオチが待っていた函谷関ですが、そのすべてがキングダムの世界を深く理解するためのスパイスになりました。

映画の新作で函谷関のシーンを見たとき、「あそこ、実際は......」とドヤ顔で語れるのは現地に行った者の特権です。

今回の旅で巡った咸陽や始皇帝陵を含め、秦の歴史を肌で感じた4泊5日。みなさんもぜひ、ロマンと驚きに溢れた西安へ、自分だけの聖地巡礼に出かけてみませんか?

6.【おまけ】函谷関へのアクセス方法:個人で行くのは至難の業!?

今回、私はツアーバスを利用してスムーズに巡ることができましたが、記事を読んで「自分で函谷関へ行ってみたい!」と思った方のために、現地でのアクセス状況をまとめました。

実は、函谷関は公共交通機関でのアクセスがかなりハードルが高い場所です。

  • 公共交通機関(バス・列車)の場合:西安市内から鉄道で「霊宝駅(Lingbao)」まで行き、そこから現地の路線バスやタクシーを乗り継ぐのが一般的です。しかし、中国の交通事情に慣れていない場合、言葉の壁や乗り継ぎの難易度が高く、初心者には正直おすすめできません。
  • 現地の配車アプリ・チャーター利用:最近は「DiDi」などの配車アプリが非常に便利です。西安市内のホテルから直接タクシーをチャーターして向かう方法ですが、片道2時間半以上かかるため、料金交渉や帰りの足の確保など、かなりの旅慣れが必要です。
  • 現地の旅行会社のツアーの利用:西安の現地旅行会社のツアーに申し込むのもありですがやはり言葉の壁と決済の問題。WEBで完結する旅行会社もあるとは思いますがここでも旅行条件など中国語ですので非常にハードルが高いです。あと信用できる旅行会社かの判断材料が乏しいです。これもかなりの旅慣れが必要です。
  • 結論として:函谷関を訪れるなら、旅行会社のツアーの利用がベストです。特に『キングダム』のような歴史スポットを巡る場合、移動時間が長い分、車内での歴史解説や効率的なルート確保ができるガイドさんの案内は必須。今回の旅でも、「自分1人だったら、こんなに効率よく始皇帝陵や咸陽まで網羅できなかったな」と痛感しました。

「せっかくの聖地巡礼、迷子になって時間をロスしたくない!」という方は、ぜひ旅行会社のツアーを活用して、万全の状態で函谷関の「高さ(のオチ)」を体験しに行ってくださいね!

ちなみに今回のツアーは阪急交通社の「デラックスホテルに4連泊!悠久の都 まるごと西安・咸陽5日間」というツアーでした。

似たようなツアーを見つけましたので、よかったら以下見てみてください。

※旅行自体は昨年の10月で中国との関係悪化の前でしたのでご注意ください。

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うわじい

うどん県出身。大阪在住。旅行代理店現役社員です。人生2度目の東京単身赴任生活が始まりました。社内ではディズニー好きで通っており今浦安に住んでいます。仕事で乗船したクルーズ船に魅せられクルーズコンサルタントの資格を持っています。添乗や出張でMSCベリッシマに7回、ダイヤモンドプリンセスに2回、飛鳥Ⅱに1回乗船しました。今年のGWにプライベートで念願のディズニークルーズに乗船。中国の歴史が好きでプライベートの旅行先はもっぱら中国が多いです。実はひとり旅が好きでいろんな街に行って歩きながら動画を取るのが趣味です。旅で起こった普通の出来事を少し視点を変えてかゆいところに手が届くような記事をお届けします。←決して話は盛りません(笑)

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