北海道観光の「若者向け」おすすめスポットはここ! 定番から新スポットまで

札幌にいる若者

北海道といえば、広大な自然や新鮮な海鮮グルメ!......というイメージは正しいのですが、若者目線ならそれだけではない魅力をもっとたくさん見つけられます。

プロ野球観戦とアウトドアが1ヶ所で楽しめる次世代型スタジアム、SNS映え必至の神秘的な池、実は夏も楽しめる国際的スキーリゾート地、本土からはるか離れた最果ての島まで、北海道のスケール感を遊び倒せる数々のスポットが待っています。

本記事では、エンターテインメント施設から大自然のなかでのアクティビティ、離島体験まで、若い世代が楽しめる北海道の観光スポットをまとめてご紹介します。定番スポットもよくある観光ルートとは少し違う視点で掘り下げているので、何度か北海道を訪れたことがある方も新たな発見があるはずです。

目次

北海道のエンターテインメント施設

まずは最先端のトレンドを体感できる北海道のエンターテインメント施設を2つ紹介します。どちらもただ見て回るだけでなく、自分たちが主役になってアクティブに楽しめる仕掛けがいろいろ。仲間と一緒に足を運べば、刺激的な時間が過ごせます。

HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE

HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE

野球ファンならずとも、今や北海道を訪れる若者の間でマストチェックなスポットになっているのが、北広島市にある「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE(Fビレッジ)」です。従来の球場の概念を覆す約32ヘクタールの巨大滞在型エンターテインメント空間で、どこか海外リゾートにでも迷い込んだような開放感&非日常感を味わえます。

特に注目したいのが、レフトスタンド後方にそびえ立つシンボリックな建物「TOWER 11」。建物の1階コンコース側の壁面にはダルビッシュ有選手と大谷翔平選手、さらに北海道日本ハムファイターズの投打の顔である伊藤大海投手、万波中正選手の巨大ウォールアートが描かれていて、訪れた人たちがこぞってカメラを向けるフォトゾーンとなっています。

3階にある、世界初となる「球場内天然温泉・サウナ(tower eleven onsen & sauna)」も見逃せません。フィールドを見渡しながらサウナに入り、クラフトビールを片手にリフレッシュする時間は、他では絶対に味わえない贅沢。4~5階には部屋から試合観戦もできるホテル(tower eleven hotel)も併設されていますが、単に「景色のいい温泉・サウナ」を目当てでも行ってみる価値十分です。男女別の内湯エリアの他、半屋外・混浴エリアとなる水着着用ゾーンも用意されています。

グルメも「七つ星横丁」をはじめとする飲食店が集積していて、北海道の有名店から全国チェーンまで充実のラインナップ。試合がある日はもちろん、ない日でも1日中滞在して「観る・遊ぶ・食べる」を満喫できます。

白い恋人パーク

白い恋人パーク

北海道を代表する銘菓として親しまれている「白い恋人」。その工場見学やお菓子作り体験が楽しめる「白い恋人パーク」も、ユニークなお菓子のテーマパークとして若い世代に人気です。札幌市西区宮の沢に位置し、地下鉄宮の沢駅から徒歩7分ほど。園内は無料エリアと有料エリアに分かれています。

入口を入ってすぐの「チューダーハウス」はショップやレストランが入る無料エリアで、赤い絨毯敷きの階段がお城のような華やかさ。中庭やローズガーデンも季節ごとの花々が彩り、ブリティッシュ風の建物と相まって異国情緒を醸し出しています。

有料エリアの「チョコトピア」3階にある「チョコトピアファクトリー」もぜひ立ち寄りたい場所。白い恋人やバウムクーヘンの製造ラインを見学でき、ベルトコンベアに流れるクッキーや包装するロボットアームの動きを間近に観察できます。なかでもハート型の大きな白い恋人に絵や文字でオリジナルデザインができるワークショップは、旅の記念作りにぴったり。ただし、2026年1月3日~7月末の期間(予定)は改装工事中で実際の製造ライン見学は休止中、代わりに期間限定のバーチャル工場見学やクイズラリーなどを実施しています。

館内にはトリックアートが楽しめる不思議な写真スポット「マジカルマルシェ」もあり、SNSにアップしたくなる仕掛けが盛りだくさん。夜景を目当てに行くなら、ベルや花々が光り輝くファンタジックなイルミネーションイベントが開催される冬季が狙い目です。

若者にもおすすめ!北海道の定番スポット

SNSでもよく見かける北海道を代表する観光スポット。定番だからといって「大人向け」「観光客向け」と敬遠するのは早計です。時間帯の選び方や着眼点をちょっと変えるだけで、若い世代にも刺さる場所に様変わりします。

白金青い池

白金青い池

美瑛町(びえいちょう)にある「白金(しろがね)青い池」は、2010年頃からその美しくミステリアスな景観が話題となり、今では世界的に知られる絶景スポットに。立ち枯れたカラマツの木々と透き通った深いブルーの水面のコントラストが、まるで絵画の世界に迷い込んだかのような光景を作り出し、見る者を魅了します。

この不思議な青い池は、季節や時間帯で印象が大きく変化するのも見どころのひとつ。風が穏やかな朝は水面が鏡のようになり、木々や空をより鮮明に映し出します。晴れた日の午後は光が入りやすく、写真映えもしますが、混雑しやすい時間帯でもあるので注意が必要です。

10月下旬から翌年4月下旬の夜間にはライトアップが行われます。11月に入ると周囲が雪に覆われ始め、暗闇に青く光って浮かび上がる池はこの上なくドラマチックで幻想的な雰囲気に。例年12月から4月上旬にかけては池が凍結することも多く、いつもの青い池とはまたひと味違う表情が楽しめます。

JR美瑛駅から車で約20分。札幌からだと車で約2時間30分~3時間と距離があるため、富良野・旭川方面への旅の途中、あるいは美瑛町周辺を巡るドライブコースに組み込むのが行きやすいでしょう。

小樽運河

小樽運河の風景

レトロな洋風建築とノスタルジックな雰囲気が漂う小樽の街。その象徴といえるのが「小樽運河」です。完成したのは大正12年(1923年)。緩やかにカーブする運河沿いに歴史ある石造りの倉庫群が連なる姿は、眺めているだけでタイムスリップしたかのような情緒を感じさせます。

なかでも圧巻なのは夕暮れ時。日没とともに運河沿いのガス灯にぽっと火が灯り、石造り倉庫がライトアップされる時間帯は、日中の賑わいから一転してエモーショナルな雰囲気に。水面にゆらゆらと反射する光を眺めながら散策すれば、カップルや友人同士の距離も一層縮まるでしょう。

札幌駅からJR快速で最速約32分という近さなので、天候を見て急に思い立っても大丈夫。半日コースならお昼頃に札幌を出発しても余裕を持って回れます。運河周辺には小樽観光のメインストリートとされる堺町通りが徒歩5分圏内にあり、小樽硝子やスイーツの店も点在しています。日中の買い物と、夕暮れから夜にかけての運河散策をセットにすれば、小樽観光を存分に堪能できます。

すすきの

COCONO SUSUKINO

すすきのといえば北海道随一の繁華街。「夜の街」「飲み屋街」というイメージがあるかもしれませんが、近年は昼夜通して楽しめる複合施設が増え、その姿が変わってきています。

2023年11月に誕生した「COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)」は、すすきのの新しいランドマーク。「札幌の街に『あそびば』を~昼も眠らない街ススキノへ~」をコンセプトに、飲食店やお土産ショップ、アミューズメント施設が集結し、従来のナイトオンリーなイメージを払拭しています。地下鉄「すすきの駅」直結で、地下2階+地上18階建て。グルメ&フードホール、シネコン、屋外テラスに加え、上層階にはライフスタイルホテル「SAPPORO STREAM HOTEL」も併設、観光や滞在の拠点として利用できます。

もちろん夜の活気も健在で、若者の間には「シメパフェ(夜パフェ)」が定着。お酒や食事を楽しんだ後、新鮮な乳製品やフルーツを使った甘いパフェで1日を締めくくるという札幌発祥のユニークな食カルチャーです。すすきの周辺には深夜まで営業しているパフェ専門店もあり、素材や見た目にこだわった芸術品のようなパフェを味わえます。

北海道ならではのアクティビティが楽しめるスポット

北海道の自然のスケール感は、全身を使って受け止めてこそ体感できます。ここでは北海道ならではのダイナミックなアクティビティスポットを2つ紹介します。

ニセコのスキーやラフティング

ニセコのスキー場

世界中のウィンタースポーツ愛好家から「パウダースノーの聖地」として絶賛されるニセコ。冬のスキーやスノーボードでは雲の上を滑っているかのような浮遊感を味わえます。国内外からスキーヤーやスノーボーダーが集まるため、ゲレンデ周辺のヴィラやカフェには洗練された冬リゾートの雰囲気が漂い、その場に身を置いてスポーツに汗を流すだけで気分が上がります。

とはいえ、ニセコの魅力は冬だけにとどまりません。グリーンシーズンに見せるもうひとつの顔が、清流・尻別川を舞台にした「ラフティング」です。

4月下旬~5月上旬には激流を突き進むスリリングなツアーに参加。友人グループで大型ゴムボートに乗り込み、パドルを合わせて急流を下るスリルを体験できます。夏にはパドルを置いて川で泳いだり、天然の岩場からジャンプできるポイントも。夏のニセコはBBQができるコテージなどの宿泊施設も充実しているため、サークル仲間や仲の良いグループで計画を立てて出かけるのにもぴったりです。

知床のホエールウォッチング

野生のシャチ

世界自然遺産に登録されている知床は、手つかずの大自然が今なお残るエリア。ぜひ体験してみてほしいのが、クルーズ船での「ホエールウォッチング」です。羅臼町(らうすちょう)側から出航して船から鯨を眺めるのは、自然のスケールの大きさを肌で感じられる特別なアクティビティです。

4月下旬~7月上旬にはシャチが、6月中旬~10月中旬には体長最大18メートルにもなるマッコウクジラが姿を現します。静かな海原に突如響く力強いブロー(潮吹き)の音、巨大な尾びれを高く持ち上げてゆっくりと潜水していく姿は、まさに圧巻。運が良ければ、数十頭のイルカの群れが船と並走してジャンプを繰り返す映画のワンシーンのような光景にも遭遇できるかもしれません。

ホエールウォッチングは、海の向こうにそびえる荘厳な知床連山を眺められるのも魅力です。さらに遠く国境の島・国後島(くなしりとう)を望むことができるのも、羅臼からのクルーズ船ならでは。出航から寄港まで約2時間半のすべてが貴重な体験となるはずです。

北海道の島で一生の思い出を!

礼文(れぶん)島と利尻(りしり)島は、北海道の北の果てに浮かぶ島。本島からフェリーに揺られて海を渡るというプロセスそのものが、子どもの頃を思い出させるような冒険心をくすぐります。日本の最果て感を味わえる2つの島を紹介します。

礼文島

礼文島スコトン岬

日本最北の離島である「礼文島」は、別名「花の浮島」とも呼ばれる自然の宝庫。本州では2,000m級の山頂でしか見られない花々が島の平地に近い場所で大群落を作る、地球上でも珍しい生態系を持つ島です。なかでも5月下旬から6月中旬に咲く淡いクリーム色の「レブンアツモリソウ」と、6月下旬から8月にかけて咲く「レブンウスユキソウ」は、いずれも礼文島限定でしか見られない希少な花です。

島に渡ったらぜひ挑んでほしいのが、島の険しい崖や美しい海岸線を自分の足で歩くトレッキングです。たとえば「桃岩展望台コース」は比較的挑戦しやすく、ダイナミックな絶景を楽しめるルート。見どころはその名のとおり巨大な桃の形をした「桃岩」で、その場所へと歩みを進めるごとにダイナミックな断崖絶壁と真っ青な海も視界いっぱいに広がります。

さらに、フェリーが発着する香深(かふか)港から路線バスに乗り換えて約50~60分北上した場所にある「スコトン岬」からの眺望も格別。ここは島の北端に位置する岬のひとつで、遮るものが何もない岬の先端から荒々しい大海原を眺めると、日本列島の果てに立ったという実感が湧いてきます。岬の近くには宿泊施設もあり、ここに泊まれば晴れた夜、波の音だけを聴きながら満天の星空を見上げる貴重な時間を過ごせます。

利尻島

利尻島

礼文島の東側に位置し、海の上にぽっかりと浮かぶ円錐形の山の姿に目を引かれるのが「利尻島」です。島の中央にそびえ立つ「利尻山」は、その美しさから「利尻富士」とも呼ばれ、実はあの「白い恋人」のパッケージに描かれた山のモデルとしても有名です。島全体がひとつの火山でできており、上陸するとどこからでもその雄大なシルエットが目に入ります。

この島では、周囲約60kmの島をぐるりと巡るサイクリングを体験できます。潮の香りを感じながら走るサイクリングの途中で立ち寄りたいスポットといえば、まずは「オタトマリ沼」。風がない穏やかな日には透明度の高い美しい沼に逆さ富士が映り込む、利尻島最大の湖沼です。沼周囲には約1キロメートルの遊歩道が整備されており、自転車を停めて気軽に散策もできます。

利尻富士と礼文島を一望できる「夕日ヶ丘展望台」も、外せない場所のひとつ。その名のとおり、オレンジ色に染まる利尻山と海を見渡せる、利尻島で最も美しいサンセットスポットです。6月下旬から7月中旬にはエゾカンゾウの花々が咲き乱れ、秋には展望台へ続く坂道の周辺のススキが黄金色に染まります。

若者の北海道観光で気を付けたいポイント

最後に、若者が北海道を観光する際に心に留めておきたい注意点を紹介します。広大な北の大地だからこその落とし穴を把握して、トラブルを回避しましょう。

まず気を付けたいのが、気候に合わせた服装選び。夏は爽快な反面、朝晩の冷え込みが想像以上です。特に知床や離島などの自然エリアは、場所によっては夜間に10度台まで気温が下がることもあるため、薄手のマウンテンパーカーなど羽織れる防寒着が必須です。

一方、冬の観光は「氷点下の屋外」と「暖房が効いた暖かい室内」の寒暖差への対策が必須。厚着をしすぎると室内で汗をかき、それが冷えにつながるため、脱ぎ着しやすい前開きのダウンコートにインナーを重ね着して調節しましょう。足元は冷気を通さない防水性の高いスノーブーツを用意しておくと、慣れない雪上でもアクティブに動けます。

また、ドライブ旅行で警戒すべきなのが、スピード違反と移動距離の錯覚です。道内の道路は信号が少なく真っ直ぐなため、体感スピードが麻痺しがち。取り締まりが厳しいだけでなく、エゾシカなど野生動物の飛び出しリスクもあるため、安全運転を徹底してください。

観光地間の移動では「隣の街まで」が数時間かかることも珍しくありません。予定を詰め込みすぎず、余裕を持った計画を心がけるのが、北海道の旅を最後まで楽しむコツです。

若者向けのスポットを見つけて、北海道観光を楽しもう!

ここまで若者におすすめしたい北海道の魅力をたっぷりと紹介してきました。自分の好奇心や旅のスタイルにぴったり合う、魅力的なスポットは見つかったでしょうか?

話題のスポットで刺激を受け、定番といわれる観光地で感動を味わい、そのロケーションでしかできない体験に胸を躍らせる――北海道にはそんなエネルギッシュな場所がまだまだたくさんあります。しっかりとした準備と余裕のある計画を立てたら、今しかできない体験を全力で楽しむ気持ちで、一生の思い出になる最高の旅に出かけてみてください。

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