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旅人を惹きつけるルーマニアの素晴らしさ

サッカー好きの方ならルーマニアは「ドラキュラ伯爵の故郷」として耳にしたことがあるかもしれません。日本ではあまり馴染みがなく「ルーマニアってどこにあるの?」と思う方も多いのではないでしょうか。
ヨーロッパの東に位置し、日本ではまだ知られていないことが多い国ですが、古都や世界遺産、美しい自然、人々の温かな暮らしが息づく場所です。
今回はそんな知る人ぞ知る、ヨーロッパの隠れたルーマニアの魅力をご紹介していきます。
目次
歴史が今もしっかり見える!古都と世界遺産
日本から飛行機でおよそ14時間。中欧と東欧の間に位置するルーマニアは、日本ではまだ観光地として馴染みはありません。しかし実は、ヨーロッパの歴史を肌で感じられるスポットが数多く残されている国なのです。
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ルーマニアと聞くと「ドラキュラ伯爵」を思い浮かべる方が多い背景には、中世から続く古城や要塞都市の存在があります。
中でも有名なのが、世界遺産にも登録されているトランシルヴァニア地方の要塞教会。まるでタイムスリップしたかのような街並みは、今でも人々の生活に息づいています。
中世の面影をそのまま残す建物は訪れる人々を魅了します。実際に歩いてみると、まるで物語の舞台に迷い込んだような気分になるでしょう。
ガイドブックに載っている有名な観光地だけでなく、小さな村や町に残る伝統的な家屋や教会も現地の方からおすすめされるスポット。歴史が単なる「過去」ではなく、今も生活の一部として息づいているのがルーマニアの大きな魅力なのです。
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ブカレストの旧市街に位置する Carturești Carusel は、若者を中心に話題のホットスポットで、観光客にも大人気の書店です。歴史ある建物をリノベーションした店内は、螺旋階段や木のぬくもりあふれるインテリアが美しく、どこを切り取っても写真映え抜群。
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訪れた瞬間から、まるで物語の世界に迷い込んだかのような感覚を味わえます。店内には1階から3階まで書籍がぎっしりと並ぶだけでなく、デザイン雑貨や文房具、地元アーティストの作品も揃い、見ているだけでワクワクする空間です。
ルーマニアの現代カルチャーやアートを体感できる場所としても注目されており、旅行者にとってはちょっとしたカルチャーショックも楽しめます。
カフェスペースも併設されており、気に入った本を手にコーヒーやスイーツを味わいながらゆったり過ごせます。週末にはワークショップやトークイベントも行われ、地元の若者たちが集う交流の場にもなっています。旅行中に地元の文化やトレンドを感じたい方にはぴったりのスポットです。
アクセスも便利で、旧市街の観光と合わせて立ち寄ることができます。観光の合間に一息つくもよし、じっくりお気に入りの本を探すもよし。ブカレストを訪れたなら、Carturești Caruselでルーマニアの歴史たっぷりの中にある新しい文化の融合を実際に体験してみてください。
Carturești Carusel
- 所在地:Strada Lipscani 55, București 030033 ルーマニア
- 電話:+40728828922
- 公式サイト:Carturești Carusel
ルーマニア独自の伝統文化と人々の暮らし
ルーマニアの人口はおよそ1,900万人。大多数はルーマニア人ですが、ハンガリー系やロマ民族など少数民族も暮らしており、多彩な文化が共存しています。都市部では近代的な暮らしが広がる一方、地方では古くから伝わる農村文化が今も色濃く残っています。
木造の家、色鮮やかな民族衣装、手作りの陶器や刺繍などは、観光客にとっても大きな魅力です。お土産屋さんでは多くの手作り巾着や布が売られており、旅行客の私たちでも実際に手に取って記念として購入することができます。
ルーマニアはヨーロッパの中でも比較的物価が安く、旅行者にとってもありがたい国です。首都ブカレストでもレストランでの食事は1,000〜2,000円程度で楽しめ、地方都市や村ではさらに安く、自家製パンやチーズ、スープなどが数百円で味わえます。
物価が高いイメージがあるヨーロッパでは嬉しいことにスーパーでの日用品や交通費も日本より抑えめで、長期滞在やバックパッカー旅行にも向いています。
物価の安さと豊かな文化が共存しているのも、ルーマニアならではの魅力です。どこか幾つかの国を回りながら物価の違いを比べてみるのも面白いでしょう。
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治安面については旅行者にとって安心できるポイントがあります。都市部ではスリや軽犯罪には注意が必要ですが、観光地や主要交通機関は比較的安全です。
公共交通機関も安全に使えます。街から少し足を伸ばして地方や村へ行ってみると、生まれながらに地元に住んでいる方が多く、治安が安定しており、地域の人々は親切で温かく接してくれることが多いです。
日本の感覚と同じように、貴重品の管理や交通ルールへの注意を心がければ、安心して旅を満喫できる国と言えるでしょう。
ルーマニアではルーマニア語が公用語ですが、都市部や観光地では英語も通じます。地方では英語が通じないこともあるので、簡単なルーマニア語のフレーズやGoogle翻訳などアプリをインストールしておくと安心ですね。
美食とワインで味わうルーマニア
ルーマニア旅行で欠かせないのが、現地の美食とワイン文化です。ルーマニア料理は、東欧や中欧、バルカン半島の影響を受けた家庭的な味わいが特徴で、旅先でほっとする温かさを感じられます。
伝統的な料理には、肉や野菜をたっぷり使ったシチュー「チョルバ」や、豚肉とキャベツを発酵させた「サルマーレ(ロールキャベツ)」、手作りのチーズやパンを添えると、一層豊かな味わいになります。
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ルーマニアはワイン生産も盛んで、特にトランシルヴァニア地方やモルダヴィア地方のワインは高品質。赤ワイン、白ワイン、ロゼまで種類豊富で、地元のレストランやワイナリーで試飲するのも旅の楽しみのひとつです。
伝統的なワインセラーでは、地元の人々が代々守ってきた製法で作るワインを体験でき、文化と歴史を一緒に味わうことができます。
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ルーマニアの首都ブカレストでぜひ訪れていただきたいのが地元民にも観光客にも人気のレストラン Caru' cu Bere。現地の友人に「本当に美味しいから行ってみて!」とすすめられて足を運んだところ、その期待を裏切らないお味と独特の体験が待っていました。
店内は19世紀の雰囲気を色濃く残した伝統的な装飾で、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気。ここではルーマニアの家庭料理を本格的に楽しむことができ、特に「サルマーレ(ロールキャベツ)」や地元のビールとの相性は抜群です。料理はボリュームもあり、現地の人々が日常的に通う理由も納得の味。
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このレストランの魅力は食事だけではありません。一定の時間になると店内で民族ダンスが披露され、伝統衣装に身を包んだダンサーたちがステップを踏む様子は圧巻です。
ダンスを見ながら食事を楽しめる「ダンスタイム」は、ルーマニア文化を五感で体験できる特別な時間。観光客だけでなく、地元の人々も訪れる理由がよく分かります。
ブカレストで本場のルーマニア料理を味わいたいなら、Caru' cu Bereは外せないスポットです。美味しい料理とワイン、そして民族ダンスまで楽しめる、旅の思い出にぴったりのレストランです。
Caru' cu Bere
- 所在地:Strada Stavropoleos 5, București 030081, Romania
- 電話:+40726282373
- 営業時間:10:00~24:00
- 公式サイト:Caru' cu Bere
まとめ
日本ではあまり馴染みのないルーマニアの伝統文化や美食の魅力は伝わったでしょうか?古城や世界遺産、素朴な村の暮らし、そして現地の美味しい料理やワインを通して、非日常を体験できるヨーロッパの隠れたルーマニアをぜひ味わってみてくださいね。
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さつき
- 旅行好き24歳さつきです。中東の魅力や珍しい国の魅力を皆様にお届けできたらなと思います!




























