【イタリア】世界遺産ドロミテに行って良かった7つのこと

誕生日旅行でミラノからドロミテ(ドロミーティ)旅行へ行ってきました。ドロミテといえば、2009年に世界遺産に登録された、冬はウインタースポーツ、夏は避暑地として人気が高い北イタリアの大自然が広がる山岳地帯。

初ドロミテの私には知識がなかったので、イタリア人夫による完全プロデュースの旅行となったのですが、都会好きの私でも大好きになるエリアとなりました。行って良かったポイントをまとめましたので、雄大な景色が広がるドロミテへAndiamo♪

目次

1. 美しい湖を見たい

ドロミテといえば美しい湖というイメージだったので、湖巡りをリクエストしました。

エメラルドグリーンの湖面を見ながら、湖の周りをハイキングできるのもうれしいです。

Lake Braies

まずは大本命のブラーイエス湖。湖上に浮かぶボートが象徴的で、ツーリストもたくさんいます。この日午前中は曇りでどんより、午後から晴れてお目当てのエメラルドグリーンの湖面になりました。湖畔を1周すると1時間というので、ハイキングもしてみました。

平坦な道だけではなくアップダウンもありますが、その分景色もいいです。途中、森へとつながる道があり、そこを30分ほど歩くと大自然広がる牧場に到着し、その牧歌的な風景に癒されました。

<ボートが浮かぶこの景色が見たかったのです。犬連れも多く、犬が水浴びする姿もかわいかったです>

Lake Braies
<繁忙期でツーリストが増えるので2024年は7月10〜9月10日まで交通が規制されるそうです>

Malga Foresta
<湖から徒歩30分ほどのMalga Forestaの景色。空気が美味しく感じられます>

Lago di Misurina

続いて訪れたのは"ドロミテの真珠"と称されるミズリーナ湖。山々とのコントラストが美しく、絶景が広がります。ドロミテの湖は氷河が溶けて流れ込んだものなので、本当に湖水が美しいです。こちらも湖の周りは遊歩道で整備され歩いて散策できるのですが、到着したのが18時頃だったこともあって断念。散策は次の楽しみに取っておきます。

Lago di Misurina
<山岳と湖のコントラスト。6月中旬ながら寒い日が多いので山に雪が積もっています>

Lago di Dobbiaco

翌日やって来た、ドッビャーコ湖。1時間ほど湖の周りを散策したり、レイクビューのカフェで休憩したりゆったりとした時間を過ごしました。ツーリストも少なくてとても落ち着いた雰囲気です。

白鳥ファミリー
<子だくさんの白鳥ファミリー。この後、優雅に整列して湖を泳いでいました>

2.ホテルでリラックスしたい

今回はイタリア人夫がリピートしているホテルにステイしました。夫曰く決め手はお料理の美味しさ!とのことだったので訪れるのを楽しみにしていました。セストという町にあり、イタリア人テニスプレイヤーのシナーの出身地近くでもあるので、町の至る場所にサイン入りポスターが貼られていたのも印象的でした。

ホテルは、アットホームな雰囲気が心地よくて、宿泊者のほとんどがリピータになるのも納得。サウナにジム、食事、入浴などホテル時間も楽しめました。

ドロミテが見える
<ドロミテビューのお部屋。初日は曇りで山が見えませんでしたが、晴れたら山がお目見え>

部屋
<山小屋風のインテリアがとても落ち着きます>

リュックとステック
<全部屋にリュックとスティックが用意されているのは、さすがドロミテですね>

食事
<朝・夕食、おやつ付きのプラン。毎日クリエイティブな夜ごはんが食べれて大満足>

サウナ
<サウナは水着不着用ということで、ハードルが上がりますがサウナ好きとしては見逃せない>

Alpe wellness Hotel St. Veit

  • 住所:Via Europa, 16, 39030 Sesto BZ
  • チェックイン時間: 14:00
  • チェックアウト時間: 11:00
  • 公式サイト:Alpe wellness Hotel St. Veit

3.トレッキングをしたい

ドロミテに何をしに行くかといえば、やっぱりトレッキングでしょうか。形から入る派なので山ウエアは用意しましたが、そこまでハードな登山はムリだな。ということで今回は、数あるトレッキングコースの中でもウォーミングアップ的な軽めな山に挑戦。

ドロミテ特有のドロマイト(苦灰石)の白い道をガツガツと歩きます。途中、年配のご夫婦やちびっ子をおぶった家族、犬たちが元気に追い越して行きます。その風景を見て、ドロミテにいる人は元気なんだなと確信し、何歳になっても元気にココに戻ってきたい!という目標ができました。

トレッキング
<コースは整備されていて、大自然に包まれながら歩くのは気持ちがいいですね>

トレッキング
<標高の高い場所へ行くと、山岳が目の前に大迫力に迫り、まるで異次元です>

4.オーストリアに行きたい

今回宿泊していたエリアがオーストリアの国境まで車で約20分だったので、オーストリアにも足を運んでみました。まず、目指したのはLienz(リーエンツ)という小さなかわいい町。そして大好きなウエハースのメーカーLoacker(ロアカー)の本拠地へ。ショップ、カフェ、博物館が一体となっていて、Loacker好きとしては大興奮でした。ちなみにLoackerのロゴの山はドロミーティ山群とシリアール山だそうです。

Lienz
<カラフルな建物が並ぶLienz街並み>

Loackerの本拠地
<Loackerの本拠地。オリジナルキャラがいるって知っていましたか?>

ショップ
<ショップでいろいろ買ってみました。お気に入りは抹茶味のウエハース>

パフェ
<併設のカフェではパフェ風のものをいただきました。ウエハースが良いアクセントに>

Loacker

  • 住所:Panzendorf 196, 9919 オーストリア
  • 営業時間:9:00~18:00
  • 定休日:不定休
  • 公式サイト:Loacker

5.ハーブコスメの庭園へ行ってみたい

1912年創立の100%オーガニックコスメブランド、Bergila。そのプロダクトを生産しているガーデン&森、ショップがあると聞いて行ってみました。ガーデンには様々なハーブが植えられ、伝統的な製法でエッセンシャルオイルが抽出されているそう。ハーブ瓶が至る場所にあり、香り当てクイズを楽しめる仕掛けも。ブランドの想いに触れ、ついついショップで色々買っちゃいますね。

ハーブの庭園とハーブ瓶
<ハーブの庭園とハーブ瓶。観光バスも横付けし、ツーリストも多数>

アロマオイル
<ショップにはたくさんアロマオイルが並んでいて、迷いましたが、使いやすいロールオンを購入>

Bergila

  • 住所:Piazza Weiher, 8, 39030 Lago di Issengo BZ
  • 営業時間:9:00~12:30 13:00〜18:30
  • 定休日:日曜
  • 公式サイト:Bergila

6.周辺の街を散策したい

ドロミテって自然だけなんだろな、と思っていたら周辺にはかわいい街があって街歩きが楽しめるとは嬉しい誤算でした。ドロミテのエリアはドイツ語圏なのですが、売っている商品もドイツ寄りなのかミラノでは見かけないものが多くて、とても新鮮。

Cortina d'Ampezzo

コルティナ・ダンペッツォは高級リゾートエリアで、街中にはハイブランドのショップ(繁忙期の夏と冬だけオープン)が軒を連ねていて、まるでスイスのサンモリッツのような雰囲気です。コルティナといえば、1956年に冬季五輪が開催された場所でもあり、2026年の冬季五輪もミラノと共同開催されます。

コルソイタリア
<そうそうたるハイブランドが並ぶコルソイタリア>

San Candido

ドロミテの山群の中にある小さな街、サン・カンディド。ここはおみやげ屋さんやレストランがあって旅行者にとってちょうどいい規模感です。私が気に入ったのは3フロア構成になったミニデパート。キッチン用品からキッズアイテムまで、ミラノでは見かけないラインナップでテンションが上がりました。

Kaufhaus Schäfer
<ミニデパート的存在のKaufhaus Schäfer。地下はスーパーになっていて便利>

Bolzano

ミラノから車で約3時間のドロミテの入り口的存在の街、ボルツァーノ。ランドマークのドゥオモはまるで、ウィーンのシュテファン大聖堂のような外観なことに驚きました。それは、かつてオーストリア領土だったこともあり、オーストリア文化の影響が色濃く残っているそうです。

ヴァルター広場と大聖堂のドゥオモ
<独特な建物群にときめきます>

ヴァルター広場と大聖堂のドゥオモ
<ヴァルター広場と大聖堂のドゥオモ>

7.おみやげを買いたい

旅行の楽しみといえば、おみやげ購入。スーパーやお店では、普段ミラノでは見かけないものも多くておみやげ探しに気合いが入ります。日本には持ち込めませんが、このエリア特製の生ハムのスモーク的なスペックやサラミも美味しいので、ホテルなどで食べるのもおすすめです。

スーパーで購入
<スーパーで購入したドライアップルやクナイプのボディソープ>

フロッシュ製品
<日本で愛用していたフロッシュ製品に出会えたので買ってみました>

オーガニックコスメTEAM DR JOSEPHのコスメやディフューザー、ハーブティ
<オーガニックコスメTEAM DR JOSEPHのコスメやディフューザー、ハーブティ>

最後に

ゴミは落ちていないし、トイレはキレイだし、ここは本当にイタリアなの!?と、初めてのドロミテは驚くことばかりでした。そして、ドイツ語圏ということもあり、イタリア語とドイツ語で地名が異なるのもおもしろいですね。豊かな自然を満喫する他にも魅力がたくさんあって大満足。何年かおきにドロミテに行って心身の健康をキープしたいな、と新たなる目標ができる旅となりました。

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真のミラネーゼになるべく、2021年よりミラノに移住した雑誌の編集・ライター。王室&貴族とテルメが大好き。

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