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【鬼滅ファンに人気の聖地】東京都最高峰の百名山『雲取山』に新緑登山2024!!
こんにちは!
「三度の飯と山が好き!!」がキャッチフレーズの倉山(くらさん)です。
2024年、瑞々しさ溢れる新緑や木々が芽吹く5月、皆さんは登山に出掛けられましたか?
私は、山梨県の大月周辺や奥多摩などの山々でこの「新緑」を何ヶ所か楽しんで来ました。
その中でも終日景色にとても恵まれた東京都の最高峰、奥多摩の『雲取山』へ気の合う仲間で日帰り登山した様子を紹介します。
ご案内
雲取山は標高2,017mの高さがあり、語呂合わせで「2017年の山」として同年には多くの登山客が訪れました。
また漫画「鬼滅の刃」の人気キャラクター炭治郎や禰豆子の出身地とされ人気を集めた山です。
漫画ファンもこの聖地を訪ねて登ったたそうですが、標高差があることから初心者には厳しい山とされていますので、登山体力を付けてから登ることをおすすめします。
こちらが雲取山の山頂を紹介する看板です。
目次
雲取山ってどこにあるの?どんな山でそこまでどうやって行くの??
雲取山は深田久弥氏著作「日本百名山」に数えられる名峰で、東京都、埼玉県、山梨県の三県にまたがった東京都の最高峰として2,017mを誇る、登山体力が中級者向けの山です。
ちなみに、私が大好きな富士山の標高3,776mと比較すると高さは1,700mほど低くなりますが、登山口の一つ鴨沢ルートからだと標高差は1,500m弱あり富士登山に匹敵する体力を要する
初級者が日帰りするのにはなかなか大変な山と言えます。
一般的には山頂付近の「雲取山荘」や中腹の「七ツ石小屋」、温泉がある「三条の湯山小屋」若しくは、山岳テントを担いで1泊で登山計画をする山なので無理はしないでください。
名前の由来には諸説ある様ですが「雲にも手が届く、雲を手に取るように高い山」とよく聞きます。
山の位置は「秩父多摩甲斐国立公園」の大きな山塊に属していて登山口も数ヶ所ありますが、利用客が多いのはJR奥多摩駅から路線バスで約50分を乗り継ぐ鴨沢登山口ルート、
または、西武秩父駅から路線バスで約80分を乗り継ぐ三峯神社ルートになります。
マイカー利用の場合はそれぞれの登山口に駐車場が有りますが週末は満車になる事が多く、夜明け前からの行動が必要になります。
登山シーズンの週末は路線バスも大変混雑しますので体調を整えてお出掛けください。
今回、歩いた鴨沢ルートをご紹介します
今回、私たちの雲取山登山口までのアクセスはちょっと変わっていました。
登山メンバーの住まいが山梨県、埼玉県、神奈川県と分散しており、メンバーの1人がマイカーで来るとの事で、JR青梅線ではなく西武線でもなくJR中央本線の駅を集合場所としマイカー移動にしてみました。
結果として道路がとても整備されており、スイスイと目的地まで移動でき正解でした。
行程
JR中央本線・鳥沢駅(7:12着)・・・セブンイレブン大月鳥沢店集合(7:30発)==<マイカーにて移動/約34km50分>==R20==県道505==R139==松姫バイパス経由
==小菅村==鴨沢登山口(標高540m)==小袖乗越駐車場(標高740m/8:30頃)登山開始(9:00)・・・七ツ石山・・・小雲取山(昼食) ・・・ 雲取山登頂(13:00頃)
・・・(同じ登山道を下山する)・・・ 小袖乗越駐車場(17:00頃)==<マイカーで移動>==JR中央本線・大月駅前(18:00頃)・・・お疲れさん会!
[総歩行距離 往復で約21Km]
それではルートに沿って写真でご紹介!
小袖乗越駐車場は予想通りの満車状態。道路脇のスペースも所狭しといっぱいでした。
登山マップは左上が現在地のスタート場所で、下の真ん中辺りが山頂です。表示が逆な気がします。
駐車場には立派な公衆トイレが有りますので安心です。
ここが小袖の登山口ですが、標高は約750m山頂まで1,300m弱。さぁ頑張って登ろう!
新緑の中、歩き始めて約20分。何か動く黒い物体を発見。写真の真ん中辺り、何だか分かりますか・・・?
そうです!なんと特別天然記念物「ニホンカモシカ」です。どこの山域でも滅多に会えないのに奇跡です。
鴨沢ルートは良く整備されていて歩きやすい登山道です。清々しい新緑登山はストレスが吹っ飛びます。
ところどころ「平将門」伝説を紹介する看板が見られます。これらの案内も2017年に合わせて整備されました。
標高1,300m付近になると景色も開けてきて、雪化粧した富士山が綺麗に望めました。
南アルプスの名峰にもまだまだ雪が積もっています。
刺激的な木製の吊橋が登場。手摺が無いのでバランスを取りながら、慎重に渡ります。
ヘリコプターが忙しそうに飛び回っていました。まさか遭難者の救助?
ホッ、大丈夫でした。標高1,755m付近の「奥多摩小屋」再建の為の物資運搬のようでした。
五十人平のテント場も復活すれば、再び賑やかな山になりそうですね。
防火帯の稜線をひたすら登ります。小雲取山の斜度が段々きつくなる場所です。
「雲取山避難小屋」が見えれば、山頂まであとひと踏ん張りです。ここも立派な避難小屋ですよ。
標高2,017m雲取山に登頂しました!360度の展望は見事でした。
ずーっと眺めていたくなる山頂からの景色。ここは東京都、埼玉県、山梨県の県境です。
下山開始。登って来た同じ登山道をひたすら下ります。急坂で滑るので慎重に!
鴨沢ルートにある唯一の湧水の水汲み場。冷たくてとても旨かったのでお土産に!
往復21kmの道のりを無事に下山しました。走ると危ないですよ!山は歩いて楽しみましょう(自分に言い聞かせてる笑)。
山の雑談とワンポイントアドバイス
雲取山は、登山体力が中級者向きと紹介しましたが、山頂直下には雲取山荘やテント場もあるので1泊で計画すればゆったり登ることもできますので、登山経験がある方は山旅先として候補に入れてみてはいかがでしょうか。
また、奥多摩小屋も再建されるので楽しみ方も増える山域になると思います。
私は、雲取山への登頂が今回で7度目となりましたが、この山でこんなに素晴らしい眺望を見られるとは思いませんでした。
朝から下山の夕方まで快晴続きで湿度も低く見事に五月晴れの1日となりました。
また、登山道の脇には「ぜんまい、わらび、ふき」が元気に実っていましたが山の掟の1つ、植物は「とって良いのは写真だけ」というものがありますので、目で楽しみました。
しかし「ニホンカモシカ」に出会えたことは貴重で記念的な登山となりましたが、雷鳥に会った時よりも感動を覚えた感じがします。
いよいよ今年も夏山シーズンが始まりますね。気分が高まって来ました。
こんなに素晴らしい登山に時間を掛けながら皆さまも登ってみませんか。
・・・登山の紹介はまだまだ続く。
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倉山(くらさん)
- 2013年富士山が世界文化遺産登録の夏、50歳を迎えるこの年に富士山登頂を人生の思い出にしようと体力作りに近郊の山を歩き始めました。最初は息切れ筋肉痛や転倒など情けない状態でしたが、大自然に抱かれる心地よさに魅了されてしまい今では低山から日本アルプスまで登山なしではいられない生活になりました。仲間でお弁当持ってく歩く山が楽しくて大好きです。単独行でストイックに歩く山も好きです。素晴らしい景色、美味しい空気、そして大自然のありがたさを仲間の皆さまに感じて頂きたいと思う毎日です。目の疲れもストレスも景色を見ると癒されます。体調がとても良くなり食事が美味しくなります。きっと良いことが待っている山歩きを私と一緒に始めてみませんか。