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【青森】奥入瀬渓流の観光はレンタサイクルがおすすめ!ただし電動で。。。
こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)は青森県、いえ東北の、いえいえ日本を代表する観光地です。
四季折々の素晴らしい風景を堪能できるとあって全国から個人・ツアーを問わずたくさんの観光客が訪れます。
特に新緑の春と紅葉の秋は奥入瀬渓流沿いだけでなく、周辺も大混雑します。
ピークシーズンだから仕方ないと諦めるのはもったいない。だって最高の季節の奥入瀬なのだから。
ではどうすればピークシーズンの奥入瀬を満喫できるのか?
それがこの記事でお伝えしたいことです。
2023年10月29日に奥入瀬渓流へとやってきました。僕なりの体験を記事にしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
奥入瀬渓流インフォメーション
奥入瀬渓流はミシュラン・グリーンガイドで二つ星に選ばれた観光名所。約14km続く渓流は、どこを歩いても絶景の連続!バスや車でビュースポットを巡るのも良いですが、時間と体力が許せばぜひ歩いて散策することをお勧めします。
自然で作られた緑のトンネルや遊歩道を散策すれば、澄みきった森の空気や、木漏れ日にきらめく水面、表情豊かな清流、葉や苔の可愛らしさなど、自然が織りなす美しさを余すことなく堪能できます。(※青森県観光情報サイトから引用)
場所
奥入瀬渓流は青森県十和田市の十和田八幡平国立公園に位置しています。
奥入瀬渓流の見どころ
「石ヶ戸~雲井の滝」の間「雲井の流れ~銚子大滝」の間です。
駐車場
子ノ口に20台、銚子大滝に5~6台、石ヶ戸休憩所に30~40台、奥入瀬湧水館・渓流館に80台の駐車場があります。どちらの駐車場も無料です。
トイレ
子ノ口、銚子大滝、石ヶ戸休憩所、黄瀬、奥入瀬湧水館および奥入瀬渓流館の5ヶ所にあります。
食事をとれるところ
子ノ口、石ヶ戸休憩所、奥入瀬湧水館および奥入瀬渓流館で食事休憩が可能です。
奥入瀬渓流の情報収集
奥入瀬渓流のベストシーズン
- 奥入瀬渓流の新緑の見頃は5月中旬~6月中旬頃
- 奥入瀬渓流の紅葉の見頃は10月中旬~10月下旬頃
奥入瀬渓流の楽しみ方
奥入瀬は国道102号線に沿って渓流が流れています。渓流は十和田湖・子ノ口(ねのくち)を起源として焼山まで約14kmに渡って流れています。
車だと...
車でも簡単に行くことができるのですが、問題は駐車場。奥入瀬渓流に沿って走らせるといくつか駐車場はあるものの台数が限られています。ですから、シーズン中は多くの観光客が押し寄せるので駐車スペースがなく、そのまま素通りしてしまうしかないのが現状です。
※渓流沿いの駐車スペース以外には絶対に駐停車しないようにしましょう。渋滞や事故の原因になります。
【注意】2023年は10月23日~10月29日まで奥入瀬渓流沿いの国道102号線でマイカー規制が行われました。マイカー規制期間中はシャトルバスが増便されていました。将来、年間を通して交通規制が行われるそうです。詳細は奥入瀬渓流エコツーリズムの公式サイトをご覧ください。
ハイキング(徒歩)だと...
それならばハイキング(徒歩)をしようとなるのですが、いかんせん片道約14kmの行程。往復だと約28km!
路線バスを利用すれば片道のハイキングも可能ですが、路線バスの便がピークシーズン以外それほど多くないため、計画的に進まないと乗り遅れることもあり、あまり現実的でないのも事実。
ということで...
候補に挙がってくるのがレンタサイクル。渓流沿いに道路が整備されているので、レンタサイクルだとスイスイ走れるので便利。ちょっと気に入った場所で自転車を止め、写真撮影ができます。
奥入瀬渓流では最強の乗り物になります。特にマイカー規制期間中はレンタサイクルが便利です(自転車は通行規制がありません)。それではレンタサイクルの利用方法を紹介します。
※遊歩道への自転車の乗り入れは禁止です。
レンタサイクルの利用方法
利用可能範囲
奥入瀬渓流は、十和田湖畔の子ノ口が頂上(標高約400m)になり奥入瀬湧水館のある焼山地区(標高約200m)まで14kmの区間の利用が可能。奥入瀬湧水館から十和田湖畔子ノ口までは基本的に登りになりますが、奥入瀬の景色を十分に楽しみたいという方は、ゆっくりと登りながらご利用されることをおすすめします。
★写真を撮るのが好きな人は、下流から上流へと進むのがおすすめ。下から撮った方が光の関係で綺麗に写ります。
貸出期間
4月上旬頃~11月上旬頃まで
営業時間
9:00~16:30まで
※貸出は午前中に終了します。(午後からは借りることができません)
レンタサイクルの貸出場所・返却場所
奥入瀬湧水館、石ヶ戸(いしげど)休憩所、子ノ口(ねのくち)の3ヶ所(上記地図の赤丸印のところ)です。それぞれ貸出と返却を行っています。
車で来た場合、車を駐車する必要があります。奥入瀬渓流館は80台、石ヶ戸休憩所は30~40台、子ノ口は20台の駐車場が併設されています(駐車料金はいずれも無料)。
利用時間と利用料金
利用時間は4時間単位となります。
利用料金はe-Bikeが3,000円、電動アシスト自転車が2,000円、シティサイクルが1,000円です。延長料金は30分毎に300円(電動アシスト自転車、シティサイクル共通)です。
※e-Bikeは奥入瀬湧水館のみの貸し出しとなります。
※利用対象者は身長140cm以上の方限定となります。
予約方法
WEB予約限定ですが、予約は簡単です。こちらの公式サイトにアクセスして、貸し出し場所を選んでそのままガイダンス通りに進めるだけ。ササっと予約完了です。予約時に必要な項目は、代表者名、携帯番号、利用開始時間、メールアドレスです。
※春や秋のピークシーズンは込み合いますので、予定が決まったらレンタサイクルの予約も早めに行いましょう。
キャンセルについて
悪天候などを理由にキャンセルする場合は、利用予定時刻の1時間前までに電話(奥入瀬湧水館 TEL:0176-74-1212)連絡が必要です。キャンセル料はかかりません。
注意事項
- 全車にTSマーク傷害・損害賠償保険が付帯されています
- 自転車の盗難および鍵の紛失は施錠していた場合、施錠していなかった場合に関わらず免責金の負担が必要です
- 乗り捨ては可能ですが、利用受付時に申告が必要です。途中からの変更は追加料金がかかります
- 事故には気をつけましょう
- 道路交通法を守りましょう
おすすめの自転車は?
電動アシスト自転車です!
理由は下流から上流へ走る方が景色が綺麗だからです。となると、坂道に強い電動アシスト自転車になります。
それでは行ってみよう!
2023年10月29日 天気:小雨
【9:23出発】奥入瀬湧水館
自転車は予定が決まってから、航空機、レンタカー、宿と同時に予約しました。WEBで予約ができるのでとても便利です。
当日ですが...。ご覧の通り雨模様。しばらく止む様子もなく、雨合羽を着て、意を決して自転車を借ります。受付で料金を払い、使用方法や注意事項を聞いて出発します。借りたのはもちろん電動アシスト自転車です!
自転車ですが、奥入瀬湧水館から子ノ口までの片道で借りようと当初は思いましたが、車を奥入瀬湧水館に置きましたので戻ってくる必要があります。子ノ口から奥入瀬湧水館までは路線バスが運行していますが、待ち時間を考えると自転車で戻った方が早いと判断し(下り坂ですし)、奥入瀬湧水館で借りて返すことにしました。
【9:32】紫明渓(しめいけい)
車道の横には遊歩道が設置されています。自転車は遊歩道を走れませんので、自転車を置いて遊歩道を歩きます。
ちょうど、紅葉の見頃を迎えていましたので、最高の奥入瀬に来ることができました。念願の紅葉の奥入瀬です。
上ばかりではなく、地面も見てみましょう。落ち葉のコントラストが美しい。
無心でシャッターを押し続けていました。
【10:10】三乱の流れ(さみだれのながれ)
車道はこんな感じです。落ち葉がたくさん落ちているのと、地面が濡れていますので、慎重に運転します。
【10:17】石ヶ戸休憩所(いしげどきゅうけいじょ)に到着。ここまで約5.7kmです。自転車で54分かかりました。徒歩だと1時間55分です。
【10:25】石ヶ戸の瀬(いしげどのせ)
道路脇に滝が流れています。
【10:35】馬門岩(まかどいわ)
【10:40】阿修羅の流れ(あしゅらのながれ)
いくつもの滝が流れています。
【10:47】飛金の流れ(とびがねのながれ)
【10:52】千筋の滝(せんすじのたき)
【10:56】雲井の滝(くもいのたき)
【10:58】白布の滝(しらぬののたき)
【11:00】白銀の滝(しろがねのたき)
【11:08】玉簾の滝(たますだれのたき)
【11:19到着】銚子大滝(ちょうしおおたき)
銚子大滝は奥入瀬を代表する大きな滝です。
銚子大滝で折り返します。
- 奥入瀬湧水館から石ヶ戸休憩所まで約5.7km・54分
- 石ヶ戸休憩所から銚子大滝まで約7.3km・62分
- 奥入瀬湧水館から銚子大滝まで約13km・1時間56分
※ただし行きは自転車を降りて、写真を撮っての繰り返しだったので2時間近くかかりました。
【11:25出発⇒12:03着】それでは奥入瀬湧水館まで帰ります。帰りは楽々下り坂です。ほぼノンストップで走りましたので30分弱で帰ってこれました。
電動アシスト自転車で奥入瀬を周遊してみての感想
【良い点】
- 奥入瀬湧水館から子ノ口まで標高差は200m。急な坂はあまりありませんが、じわじわと上り坂が続きますので、シティサイクルではきついと思います。でも、電動アシスト自転車を使えば楽々進むことができます
- 道路は渓流沿いに通っていますので、車では味わえない、空間を味わうことができます。五感で奥入瀬渓流を体感することができます
- 電動アシスト自転車を使えば、見どころと見どころの間を一気に進むことができますので、時間を節約することができます。また、気づかず通り過ぎてしまった見どころを戻って見ることもできます
- 車だと点と点しか奥入瀬渓流を見ることができません。電動アシスト自転車を使うと、この見どころはこんなところを通ってこの姿が形成されたんだということが見ながら進むことができます
【悪い点】
- 雨が降ったら傘をさせないので雨合羽を着て行くか、キャンセルするかを選ばないといけません
- 天候に関わらず、事故や転倒に気を付けないといけません
- 走っていると見どころを見過ごしてしまうことがあります
- シャッターチャンスは自転車を降りないといけません。(自転車にまたがって撮影は危険です)
★★★ぜひ電動アシスト自転車を使って安全に奥入瀬渓流を体感してくださいね!★★★
※当記事は2023年10月下旬に訪問した時のものです。
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。