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【青森】八甲田ロープウェーで紅葉の絶景散歩
こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
青森県の八甲田山。春は新緑、夏は高山植物、秋は紅葉、冬は樹氷と、春夏秋冬それぞれ素晴らしい絶景を見せてくれる観光地です。
その八甲田には、八甲田ロープウェーを利用すれば誰でも簡単に1,324mの山頂公園駅まで行くことができます。山頂公園駅を基点に、無冠雪期は高山植物の宝庫になる八甲田ゴードラインをハイキングすることができます。高山植物が終わり、冬の足音が聞こえてくる直前には、全山が真っ赤に染まる紅葉を見ることができます。
今回は八甲田ロープウェーを利用して紅葉を見にいきましょう!
目次
八甲田ロープウェー
八甲田ロープウェーは十和田・八幡平国立公園の北部に位置し、人口約31万人の青森市から車で奥入瀬渓流・十和田湖方面に向かい、40分ほどでロープウェー山麓駅に到着いたします。ロープウェーは昭和43年10月に開業し、冬から春にかけては雄大な山岳スキー、雪解けとともに数多くの高山植物が咲き乱れ、山頂公園駅を基点とした自然遊歩道(八甲田ゴードライン)を利用して、高層湿原と高山植物ウォッチングが30分から60分ほどで手軽に楽しめます。(八甲田ロープウェー公式サイトより引用)
基本情報
- 所在地(山麓駅):青森県青森市荒川寒水沢1-12
- 営業時間:3月~11月上旬 始発9:00~終発16:20、11月中旬~2月 始発9:00~終発15:40
- 運転間隔:15分~20分ごと
- 所要時間:約10分
- 料金(普通券):大人(中学生以上)片道1,250円 往復2,000円、小人(小学生)片道450円 往復700円、小学校入学前 無料
- アクセス:
【路線バス】青森駅から乗車し、八甲田ロープウェー駅前で下車、片道1,290円、所要時間:夏季 約60分、冬季 約80分 ※夏季と冬季では運行経路が異なります ※詳細はJRバス東北のサイトをご確認ください
【マイカー・レンタカー】青森市から約21km/弘前市から約40km/八戸市から約77kmまたは約81km/十和田市から約48km ※冬季は閉鎖される道路があります。事前の情報収集が必要です - 紅葉の見ごろ:例年9月中旬から始まり、10月下旬にかけて山をくだってきます ※過去の紅葉の見ごろはこちらをご覧ください(少し古い情報ですが...)
- 公式サイト:八甲田ロープウェー
ロープウェー設備詳細
- 種類:複線交走式普通索道
- 線路傾斜こう長:2,459.70m
- 最大高低差:649.50m
- 最大勾配:25度43分
- 支柱:4基
- 最大運転速度:毎秒5m
- 定員:101人(乗務員1人含む)
八甲田ロープウェーを利用して山麓駅から山頂駅へ
僕はレンタカーを利用して、青森空港から直接八甲田ロープウェー山麓駅へ。山麓駅の駐車場は無料です。
紅葉時期は大混雑しますので、まずはチケットを購入します。
チケットを購入すると、「お客様の乗車順番色」と書かれたシールを渡されます。これは渡された色によって並ぶ順番を意味するものです。僕はオレンジ。30分後の乗車順でした。
紅葉の最盛期は2時間待ちということもありますので、30分待ちは早い方です。そうこう言っていたら乗車するロープウェーが下りてきました。満員ですね...。
乗車時間は約10分。眼下には紅葉のじゅうたんが広がります。僕が乗車した時(2023年10月28日)は山頂駅から中腹まで紅葉は終わっていましたが、山麓駅は最盛期でした。
距離は2,459m、4基の支柱によってロープウェーが運行しています。
複線交走式なので、中間地点で下りロープウェーとすれ違います。
山頂公園駅付近はすでに紅葉が終わっていて、木々も冬支度を始めていました。
まもなく山頂公園駅です。
八甲田ゴードライン30分コースをハイキング
山頂公園駅に到着しました。
山頂公園駅からは遠く青森市内が見渡せます。
八甲田山頂公園の案内図です。この中で八甲田ゴードラインは30分コースと60分コースがあります。
- 30分コース(地図上の赤矢印)のルート:山頂公園駅⇒陸奥湾展望台⇒三山ビューポイント⇒湿原展望台⇒毛無岱(けなしたい)展望所⇒山頂公園駅
- 60分コース(地図上の青矢印)のルート:山頂公園駅⇒陸奥湾展望台⇒三山ビューポイント⇒湿原展望台⇒高山植物展望台⇒田茂萢岳(たもやちだけ)⇒湿原ビューポイント⇒毛無岱(けなしたい)展望所⇒山頂公園駅
30分コース、60分コース以外は本格登山になります。登山装備が必要になりますので、ご注意ください。30分コースは約1km、標高差は約50mです。60分コースは約1.8km、標高差は約100mです。
八甲田をハイキングする時のお約束
- 1. 木道・登山道以外への立ち入り禁止
- 2. 湿原での登山ストック使用自粛
- 3. 湿原でのカメラ三脚の使用自粛
- 4. 湿原やブナ林など特別保護地区における草木・山菜など採取禁止
- 5. 八甲田への外来種の侵入防止
- 6. ゴミの持ち帰りの徹底
僕は八甲田ゴードラインの30分コースをサクッと巡ります。山頂公園駅からは八甲田連峰の主峰・大岳(真ん中のこんもりした山)が見えています。
それではハイキングを開始します。道は整備されていますので道迷いはありません。
時計回りに周回します。遊歩道と表示がありましたが、最低でも運動靴は必要です。山頂公園駅から湿原ビューポイントまでは下り坂です。
三山ビューポイント付近です。このあたりだけ、道は少しぬかるんでいますので足をとられないように注意してください。
田茂萢湿原(たもやちしつげん)が見えてきました。
一部だけですが、このような悪路があります。
湿原展望台への分岐点です。30分コースもこの分岐点で左へ進みましょう。
湿原展望台です。ここから田茂萢湿原を見渡すことができます。
田茂萢湿原と後方は田茂萢岳(1,324m)です。
風が強く雲の流れが早かったのですが、主峰・大岳は見え隠れしていました。
30分コースは再び山頂公園駅に向け戻ります。帰りはなだらかな上り坂です。
こちら側の道は整備されていますので、安心して歩けます。
冬場はこのあたりの木々は樹氷になるそうです。
はい、八甲田ロープウェ―山頂公園駅に到着です。
長靴のレンタルもやっています。
ゴードラインのガイドも行っているみたいです。
山頂公園駅の階上には屋上展望デッキがありますが、今は閉鎖中です。
山頂公園駅には売店と休憩所があります。
八甲田ロープウェーを利用して山頂駅から山麓駅へ
山頂で約1時間滞在して再びロープウェーを利用して山麓駅へ向かいます。
山麓駅付近の紅葉は素晴らしいの一言です。
まさに紅葉の空中散歩でした。
山麓駅周辺の紅葉
山麓駅周辺は紅葉の見ごろでしたので、素晴らしい紅葉を見ることができました。
※当記事は2023年10月28日に利用した時のものです。
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。