【青森】一生に一度は訪れたい紅葉の絶景スポット「蔦沼」

蔦沼 青森県

<TOP画像/写真提供:青森県観光情報サイト>

こんにちは!たびこふれライターの中尾です。

青森県の紅葉スポットは奥入瀬渓流や白神山地が挙げられます。僕個人的には青森駅や青森空港からレンタカーがあれば気軽に行ける「蔦沼(つたぬま)」をおすすめしたいと思います。

最近は旅行雑誌などに「一度は訪れたい絶景スポット」として紹介されていますのでご存知の方も多いと思います。朝日を浴びて燃えるような紅葉を見ることができる早朝も人気ですが、天候や時間によって風景が変化しますので、いつ行っても見応えがあります。それでは行ってみましょう!

※蔦沼の紅葉の見ごろは例年10月中旬から下旬頃です

目次

蔦沼

蔦沼(つたぬま)の起点となるのは蔦温泉(つたおんせん)です。蔦温泉周辺のブナの森には、蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、菅沼、瓢箪沼、赤沼と呼ばれる大小7つの沼があり、合わせて「蔦七沼(つたななぬま)」と呼ばれています。蔦七沼の中で一番大きい沼が蔦沼です。

蔦七沼のうち、赤沼を除く6つの沼をめぐる散策路「沼めぐりの小路」が整備されていて、全長2.9km、約90分で沼をまわるコースがあります。

蔦沼案内図

蔦沼は周囲1km、面積6haあります。沼の左手奥にそびえる山が標高1,298mの赤倉岳です。山頂下で起きた火山活動により大量の土砂がこの付近まで押し寄せ、蔦沼をはじめ多くの沼が造られたそうです。沼の中には、コイ、イワナなどの魚類が生息しているほか、カタシャジクモやヒメミズニラなどの水草を見ることができます。

蔦沼

>>青森県観光情報公式サイトはこちら
>>青森県観光情報サイト内の特集「蔦沼・蔦七沼で贅沢な自然を満喫する旅」はこちら

蔦沼への行き方

蔦沼へのアクセス:青森駅や青森空港から車で約1時間30分です。蔦温泉旅館(住所:青森県十和田市奥瀬字蔦野湯1/TEL:0176-74-2311)をナビゲーションにセットしてください。

青森駅からJRバスが運行しています。所要時間は約2時間。ただし、11月上旬~4月下旬まで冬季運休となります。

>>JRバス東北 公式サイトはこちら

紅葉シーズン中の注意点

紅葉期の蔦沼では、来訪者の集中による周辺道路の混雑や路上駐車の発生、自然環境の負担などの課題を抱えています。十和田市では近年、下記のような規制を実施していますのでご注意ください。

【参考】2023年(令和5年)実施の規制

  • 規制期間:2023年10月20日(金)~2023年10月31日(火)
  • 【早朝5:00~7:30】事前予約および協力金(入場料+駐車料)の支払いが必要
    蔦沼への入場を事前予約制とし、入場者数を制限。事前予約はWEBまたは電話。予約開始日は8月6日10:00でした。
    事前予約と共に渋滞対策・環境保全協力金が必要。例えば、大人2人・自動車1台で行くと、デッキ入場料2,000円×2名+自動車駐車場2,000円×1台となり、6,000円の支払いが必要でした。
    ※事前予約は早々に制限数に達し、満席になっていました。直前の予約は難しいと思います
    ※バイクの駐車場利用は1,000円でした
  • 【日中7:30~16:00】協力金(駐車料)の支払いが必要
    自動車1台2,000円、バイク1台1,000円、バス1台10,000円でした。
    ※駐車料の支払いは現金のみ。蔦温泉旅館駐車場入口にて徴収されます

>>十和田市「令和5年度 蔦沼周辺における事前予約制及び協力金に関するお知らせ」はこちら

蔦沼への散策路

蔦温泉旅館の駐車場に着いたのは15時頃。係員に駐車料2,000円を支払って駐車します。早朝から午前中は混雑していますが、この時間帯は落ち着いています。駐車場待ちもなくスムーズに入場することができました。

★蔦温泉旅館の駐車場から蔦沼まで片道500m、徒歩10分程度です。
※トイレは駐車場にしかありませんので済ませてから行きましょう

沼めぐりの入口です。

沼めぐり入口

森の中から熊さんが出てくることもあるので気をつけましょう。それにしても分かりやすい看板ですね...。

クマ出没注意看板

環境省の蔦野鳥の森休憩所です。紅葉シーズンの早朝(5:00~7:30)の入場はここから事前予約制(入場料必要)となります。

森休憩所

蔦野鳥の森休憩所の内部。資料や映像などでこの付近の解説を行っています。

森休憩所

さぁ沼めぐりの小路を歩きましょう。散策路は整備されているので老若男女どなたでも散策を楽しむことができます。

階段

僕は沼めぐりはせず、蔦温泉旅館の駐車場から蔦沼を往復しました。片道500m、10分程度のお散歩です。

道中

ぐるぐる巻きの木などがあり、視覚的にも楽しめる場所です。

ぐるぐる巻きの木

途中にも道しるべがありますので迷うことはありません。

道しるべ

途中にも小さな沼が点在しています。

沼

こちらへ進むと鏡沼へ向かいます。(沼めぐりの小路を時計の逆回り)この先は運動靴があった方がいいと思います。

蔦沼

木はブナです。日本の落葉広葉樹林を代表する樹木でもあります。

ブナ

紅葉した樹木もとても美しいです。

樹木

まもなく蔦沼に着きます。

道しるべ

正面に蔦沼が見えてきました。

蔦沼

天気が雨まじりの曇り空だったのですが、散策する人も少なく、しばらく絶景を一人占めして楽しむことができました。

蔦沼

天気は良くありませんが、あまりにも美しくて言葉が出てきません。紅葉時期もドンピシャでした!

蔦沼と紅葉

蔦沼と紅葉

蔦沼と紅葉

蔦沼

蔦沼

紅葉時期でも天候が悪い午後遅めの時間帯は穴場かもしれません。予約も要りませんし(駐車場は有料)おすすめです。

蔦沼

紅葉時期の早朝の蔦沼 <写真提供:青森県観光情報サイト>

紅葉

紅葉

新緑時期の蔦沼 <写真提供:青森県観光情報サイト>

新緑時期

蔦温泉旅館

蔦沼(つたぬま)の起点となるのは蔦温泉です。蔦温泉は、蔦温泉旅館の一軒宿。僕はかなり前に一度宿泊したことがありますが、足元からボコボコと湧き出てくる「源泉湧き流し」の湯が今でもとても印象に残っています。できれば投宿したいものですが、日帰り入浴もやっていますので、ぜひ「源泉湧き流し」を体験してみてくださいね。

蔦温泉旅館

  • 住所:青森県十和田市奥瀬字蔦野湯1
  • TEL:0176-74-2311(7:00~22:00)
  • 公式サイト:蔦温泉旅館

駐車場から見た蔦温泉旅館の外観。正面が本館、本館の右側の三角屋根が大浴場、左側のモダンな建物が西館です。客室もリニューアルされ離れも完成し、東北随一の高級旅館に生まれ変わったみたいです。僕が泊まった時は鄙びた温泉宿だったのですが...。

蔦温泉旅館

そして最高級クラスの離れです。

蔦温泉旅館

蔦温泉旅館の浴場のひとつ「久安の湯(きゅうあんのゆ)」です。源泉が足元の板のすき間からボコボコと湧き出てきます。大地の息吹を感じる温泉です。

久安の湯
<写真提供:青森県観光情報サイト>

周辺の湖沼と紅葉名所

城ヶ倉大橋

城ヶ倉大橋(じょうがくらおおはし)は全長360m、アーチ支間長255mの日本一の上路式アーチ橋です。車を降りて橋の上からの眺めは圧巻です。特に紅葉時期は観光スポットとして多くの観光客が訪れます。

城ヶ倉大橋

城ヶ倉大橋

城ヶ倉大橋

地獄沼

地獄沼(じごくぬま)はかつての爆裂火口跡に近くから湧き出る温泉水がたまってできた沼です。付近には火山活動のなごりの噴気口がいくつかあり、硫黄を多く含んだガスや温泉が噴出しています。沼の中は魚が生息できない強酸性で、90℃の熱湯が湧き出しており、沼に立ち入ることはできません。もうもうと立ち込める湯気と硫黄臭は、まさに地獄さながら。草や木が生えない荒涼とした景色が広がっています。

地獄沼

晴れていたらこんな風景です。<写真提供:青森県観光情報サイト>

晴れているときの地獄沼

睡蓮沼

睡蓮沼(すいれんぬま)は睡蓮科のエゾヒツジグサが自生していることから睡蓮沼と呼ばれており、八甲田山麓の高層湿原にある沼で、北八甲田の峰々が水面に映るすばらしい景観が眺めることができるスポットとして知られています。

睡蓮沼

晴れていたらこんな風景です。<写真提供:青森県観光情報サイト>

晴れているときの睡蓮沼

※当記事は、2023年10月28日に訪問した時のものです
※記事内の説明文は、一部「青森県観光情報公式サイト」から引用しています。

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中尾勝

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