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【日本百名山】12座目は初心者でも登れる百名山があった!八幡平(岩手県)
こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
今回ご紹介する山は、八幡平(はちまんたい)です。
八幡平は岩手県と秋田県の県境に位置する山名の通りなだらかな山。県境の登山口は山頂近くにあるので楽してウォーキング気分で登れる山です。
おそらく「日本百名山の中で一番楽に登頂できる山」ではないかと思います(個人的感想です。)
春になると「八幡平ドラゴンアイ」を見ることができるため人気急上昇の山でもあります。
それではあっという間に登ってしまう山行の様子をご案内します。
目次
日本百名山12座目 八幡平
八幡平(はちまんたい)の山名は、坂上田村麻呂の残賊の征伐に由来しています。八幡平一帯は牛の背のような、あるいは楯を伏せたような山容で、アスピーテ型地形をなしていて、八幡平湿原の中に清らかに神秘をたたえる八幡沼があります。
登山概要
- 登山日:1回目 2023年7月17日⇒悪天候のため、中止
- 2回目 2023年10月9日⇒登頂
- 天候:曇り⇒霧
- 日本百名山12座目:八幡平(岩手県)
- 標高:1,613m
- 登山ルート:八幡平登山口発着 湖沼・湿原周回コース
- 距離:約4.0km
- 標高差:約130m
- 所要時間:約1時間35分(僕は1時間11分で周回しました)
- 公表されている難易度(無冠雪期):初級者向け
- 僕が登山して感じた難易度(無冠雪期):初級者向け
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登山道の特徴
- 完全に整備されています
- 登山道は石畳か木道がほとんどです
- 濃霧でも至る所に標識が出ていますので、道に迷うことはないと思います
- 急な坂道はありません
- 冠雪期は滑り止めが必要です(八幡平ドラゴンアイを見に行くときは)
登山の際の注意点
- 初級者向けのコースですが、最低限の装備は準備してください
- 登山ルートにはトイレが2ヶ所あります
- 途中、避難小屋がありますが、無人です
- 登山保険に必ず加入し、登山届を提出しましょう
-
登山ルート紹介
1回目アタック(2023年7月17日)は悪天候のため中止しました。
2回目アタック(2023年10月9日)の様子をお伝えします。
八幡平山頂レストハウスです。この前にも駐車場がありますが、混雑しているのでおよそ100m手前の駐車場を利用するとスムーズです。
八幡平山頂レストハウスの裏側にも駐車場がありますが、こちらはバスなどの大型車が中心の駐車場となっています。
八幡平の登山口には岩手県と秋田県の県境があります。道路を横断する時はくれぐれも車に注意を。
【10:45出発】それでは登山を開始しましょう。
しばらくこのような石畳のなだらかな坂道が続きます。
続いて石畳の階段になります。正面に人がいるところを左に曲がると八幡平山頂への近道です。20分くらいで山頂まで行くことができます。僕は周回コースを選択しましたので真っすぐ進みます。
見返峠です。ふと左を見ると駐車場が見えます。右端の高いところが八幡平山頂レストハウスです。
【10:53通過】八幡沼園地公衆トイレです。
遠くに藤七温泉(とうしちおんせん)の彩雲荘が見えました。秘湯としてとても人気が高い温泉宿です。
続いて木道に変わりました。足元に注意が必要です。
八幡沼が見えてきました。木道は右側通行です。木道が設置されているのは自然を守るためです。木道から降りないようにしましょう。
【11:01通過】八幡沼の湖畔に着きました。
残念ながらこの頃から霧が出てきました。霧が出ても木道を進めば道に迷うことはありません。
木道の周囲には池塘(ちとう)が点在しています。
霧の中を歩くのも神秘的ですね。これが登山道なら道迷いに気をつけないといけませんが、木道が設置されているので安心です。
【11:09通過】分岐です。右に曲がると約10分で源太森と呼ばれる展望地に行くことができます。左に曲がると八幡沼の北側を進みます。
僕は源太森には行かず八幡沼畔を進みました。
【11:15通過】八幡沼の近くまで木道が設置されています。ただし、ここは木道が破損していますので注意が必要です。
八幡沼から少し離れると左側に建物が見えてきました。
【11:21通過】陵雲荘(りょううんそう)と呼ばれる無人の避難小屋です。トイレもあります。
無人ですが管理されているので、内部はとても清潔でした。板張りで一部2階建てになっていました。
【11:26通過】ガマ沼の展望台です。ガマ沼は火口跡です。深さは9.1mもあるそうです。
ほとんど何も見えませ~ん!
山頂の様子
【11:32到着】標高1,613mの八幡平山頂に到着しました。山頂は一段高いところに展望台が設置されていました。
山頂を示す三角点にタッチ。
展望台からの眺め...。何も見えませんね。。。
八幡平山頂から右に進むと秋田側の登山口(草ノ湯)へ至ります。左に進むと八幡平山頂レストハウスへ至ります。
さらに分岐があります。右へ進むと蒸ノ湯登山口(約5.5km)へ至ります。八幡平山頂レストハウスへは左へ進みます。
めがね沼が見えてきました。沼の周囲は雪解け後にはお花畑になるのですが、一部の心ない人が立ち入り破壊されたそうです。絶対に立ち入らないようにしましょう。
【11:45通過】2つの火口に水がたまってできた火山湖をめがねにたとえて名前がつけられました。確かにめがねに見えますね。
【11:48通過】鏡沼です。静かに湖水をたたえ、まわりの美しい風景を写す姿を鏡にたとえて名前がつけられました。なお、八幡平ドラゴンアイはこの鏡沼が雪解けとともに龍の眼のように見える現象です。
【11:50通過】不思議な凹地...。なぜできたのかは不明だそうです。
【11:53通過】鏡池・見返峠の分岐まで戻ってきました。僕は時計の反対まわりで周回しました。
YAMAPの地図より。青いラインが通った道です。
10:45に出発し、11:56に戻ってきました。所要時間は1時間11分でした。
八幡平山頂レストハウス
八幡平山頂レストハウスは地上1階、地下2階のフロアで構成されていて、隣は八幡平パークサービスセンターが併設されています。
- 営業時間:9:00~17:00 ※夜間通行止期間は9:00~16:30です。
- 営業期間:八幡平アスピーテライン・八幡平樹海ライン開通期間の4月中旬から11月上旬まで。
【地上1階】
自然環境情報コーナー、休憩コーナー、トイレがあります。
【地下1階】
軽食コーナー、観光情報コーナーがあります。
【地下2階】
物産販売ホールとトイレがあります。
八幡平近郊にはオススメの秘湯があります!
火山の集積地帯である八幡平周辺は湯量が豊富で、趣のある宿が多くあります。
この他にも八幡平温泉郷や安比高原など温泉が点在しています。
八幡平登山のリンク集と注意点まとめ
※僕は山岳天気予報にてんきとくらすを使っています。登山指数がABCと3段階あり、A・Bなら登る、Cなら中止するようにしています。
※僕は登山の際、YAMAP(ヤマップ)を使っています。GPS機能がついているので雪道でも迷いにくいです。おすすめします。
注意点まとめ
- 夏でも天候が崩れると寒くなります。無理な登山はやめましょう。
- 冠雪期はアイゼンなど冬山登山装備が必要です。
- 八幡平ドラゴンアイの見頃は5月中旬から6月中旬と言われていますが、例年雪解けが早く、見頃も早まっているそうです。
- 八幡平ドラゴンアイを見に行くときは滑り止め(チェーンスパイク)を持参し、厚着をして行きましょう。
- 八幡平ドラゴンアイ情報はこちらから(八幡平市観光協会)
- 登山保険に必ず加入し、登山届を提出しましょう。
- 八幡平の山頂登山口へは八幡平アスピーテライン、八幡平樹海ラインを利用します。この道路は冬期間通行止め(11月上旬~4月中旬)になりますのでご注意ください。
※当記事は2023年10月9日に登山した時のものです。
日本百名山シリーズ
- 『日本百名山』とは?現在、百名山に挑戦中の僕が解説します:「日本百名山」を解説した記事です。日本百名山の一覧や資料などを掲載していますので参考になると思います。
- ライター・中尾の『日本百名山』登山レポート:僕が「日本百名山」を登り続ける理由や、これまで登った日本百名山の記事を紹介しています。
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。