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【ウルグアイ】世界遺産の街コロニア 花のお宿とラ・プラタ川に臨む人気のレストラン
こんにちは。原田慶子です。
目次
- 物価の高いウルグアイだからこそ工夫したい宿と食事
- 花のお宿「Posada de la Flor(ポサダ・デ・ラ・フロール)」
- ラ・プラタ川に臨むおしゃれなレストラン「ボヘミア・ビストロ」
- 地元コロニア産の白ワインで乾杯
- イチオシはウルグアイ名物のミラネサ!
物価の高いウルグアイだからこそ工夫したい宿と食事
世界遺産の街コロニア・デル・サクラメント(以下:コロニア)を訪れたら、やはり旧市街に泊まりたいと思うのは当然のこと。古い屋敷や邸宅が数多く残るコロニアには、歴史的建造物を利用したホテルがたくさんあり、どれを選ぼうか迷ってしまいます。
とはいえウルグアイは物価が高いので、宿泊費はできるだけ抑えて、浮いた分で観光や美味しい食事を楽しみたいと思うのも自然なことではないでしょうか。
ということで、今回は両方の願いを叶えるおすすめ宿と観光客に人気のレストランをご紹介します。
花のお宿「Posada de la Flor(ポサダ・デ・ラ・フロール)」
今回私が選んだPosada de la Flor(ポサダ・デ・ラ・フロール)は、世界遺産エリアにある可愛らしいプチホテル。公式サイトに表示されている金額は1泊100ドルを超えますが、世界的なホテル予約サイトなどを利用すると、30~40%オフで宿泊できます(季節による)。
"ポサダ・デ・ラ・フロール"の看板が掲げられた入り口、女子ウケしそうな珊瑚色の壁が印象的ですね。ポサダとはスペイン語で「宿屋」、フロールは「花」という意味です。
客室は小さな噴水のある中庭を囲むように配置されています。ジャスミンの花が満開で、辺りにはとても良い香りが漂っていました。
ホテルは2階建てで、屋上には川を一望するテラスもあります。貸自転車のサービスもあるので、ちょっと遠出したい人には嬉しいですね。
私が宿泊した「Rosa(バラ)」という名の部屋。シンプルな造りで、必要なものは一通りそろっています。ただし一番奥の部屋だったせいか、Wi-Fiの電波が弱かったのが残念。室内のWi-Fiに接続してネットサーフィンを楽しもうと思っている人は、予約時に確認しておいたほうがいいかもしれません。
宿泊代には朝食も含まれています。コーヒーとパン、小さなケーキ類を中心にしたウルグアイでは一般的なメニュー。ジュースや加糖ヨーグルトもあり、甘党には嬉しいかぎり。もちろんトーストなど甘くないパンもあるので、ご安心ください。
旧市街にあるお手頃価格のポサダ・デ・ラ・フロールを起点に、世界遺産の街を存分に楽しんでくださいね。
Posada de la Flor(ポサダ・デ・ラ・フロール)
- 住所:Ituzaingó 268 Colonia del Sacramento
- 公式サイト:Posada de la Flor(ポサダ・デ・ラ・フロール)
ラ・プラタ川に臨むおしゃれなレストラン「ボヘミア・ビストロ」
宿泊先に荷物を置いたら、さっそくランチタイムと参りましょう。レストランBohemia Bistro(ボヘミア・ビストロ)は、前回ご紹介した世界遺産コロニアの名所、城壁門から歩いてすぐにあるおしゃれなビストロ。ラ・プラタ川に臨むテラス席が人気のお店です。
真っ赤なブーゲンビリアとピンクがかった白い花が目印のボヘミア・ビストロ。入り口は小さいけれど、中は明るく広々としています。
「テラス席が空いていますよ、どうぞこちらへ」と通された先には、広大なラ・プラタ川と、その上をスルスルと進むBuquebus(ブケブス)の姿が。ブケブスはウルグアイのコロニアまたはモンテビデオと、アルゼンチンのブエノスアイレス間に就航しているフェリーです。コロニア―ブエノスアイレスはわずか約1時間。週末はブエノスアイレスからコロニアを訪れる日帰り観光客で街が賑わいます。
地元コロニア産の白ワインで乾杯
とても暑い日だったので、冷えた白ワインを所望したところ、「よろしければ地元のワインはいかがでしょう?」と勧められたのが、El Legado(エル・レガード)社のヴィオニエ。ラベルの表側に文字はなく、ボトルの裏側から見て初めて生産者やブドウの品種が分かるという個性的なボトルです。ヴィオニエはフランス・北ローヌ地方が原産の白ブドウで、香りの強さが特徴。気候が温暖で日照時間の長いウルグアイに適した品種とか。
世界遺産コロニアから北西へ約84kmの場所にあるエル・レガードのワイナリーでは、ワイナリーツアーのほか広大なブドウ畑を一望できる宿泊施設もあるそう。ウルグアイはワインの産地としても有名ですし、機会があればワイナリーも訪れてみたいものですね。
>>El Legado(エル・レガード)の公式サイトはこちら
イチオシはウルグアイ名物のミラネサ!
テラス席からの眺め。贅沢な時間が流れていきます。
ボヘミア・ビストロ名物のMilanesa con provoleta de Colonia(ミラネサ、コロニア産プロボローネチーズ添え)。イタリア・ミラノが発祥のミラネサ(ミラノ風カツレツ)は、ウルグアイやアルゼンチン、パラグアイなどイタリア移民の多い国々で国民食として親しまれている定番料理。薄切りにした牛肉にパン粉をまぶして揚げたもので、サクサクとした食感がたまりません。
プロボレタはセミハードタイプのプロボローネチーズを加熱したもので、ウルグアイではよく前菜として登場します。加熱されたプロボレタは中がトロリ、トマトソースやバジルソースともよく絡み合い、とても美味しい一品でした。
身がふっくらとして柔らかな、Corvina Asada(コルビーナ=ニベ科の魚のソテー)。ウルグアイに来てから肉類ばっかりだったので、たまに新鮮な魚料理を頂くとその美味しさもひとしお。リンゴを使ったソースも口当たりが良く、先ほどのヴィオニエとの相性も抜群でした。
Torta de Chocolate(チョコレートタルト)は濃厚な口当たりで、チョコレート好きにはたまらない美味しさ。甘さ控えめの生クリームと一緒に頂きましょう。
締めのカプチーノには水辺のレストランらしく、白鳥が描かれていました。
素晴らしい景色と快適でフレンドリーなサービス、そして美味しい料理という3拍子揃ったレストラン、ボヘミア・ビストロ。お値段はちょっと高めですが、ウルグアイ以外の国で発行されたクレジットカードで支払えば22%の付加価値税が還付されるので、この特典を利用しない手はありません。
世界遺産の街コロニアで、美味しい料理をお得に味わってくださいね。
Bohemia Bistro/ボヘミア・ビストロ
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原田慶子
- ペルー・リマ在住ライター。ペルーの観光情報からエコやグルメの話題などを幅広く執筆。ペルーに関する情報誌等の取材協力。