西オーストラリア州のカフェチェーン店『DOME』の楽しみ方

DOME

カフェ文化の根強いオーストラリア。あのスターバックスを撤退させたと言われるほどコーヒーにこだわりのある人が多いのだとか。

そんななか、チェーン店ながらも地元の人に愛されているカフェ『DOME』の秘密に迫ります!

【目次】

  • コーヒーの本場オーストラリア
  • カフェ『DOME』とは
  • DOMEの魅力
  • まとめ

コーヒーの本場オーストラリア

実はオーストラリアはコーヒーの本場と言っても過言ではありません。

コーヒー

オーストラリア国内でもコーヒー豆の生産がされていますが、そこへのこだわりというよりも製法です。ヨーロッパからの移民が多く、なかでもイタリア人たちが持ち込んだエスプレッソマシンでのコーヒーが発展して、オーストラリア独自のコーヒー文化が根付いたと言われています。

エスプレッソマシン

大きな街に行くと、1つの通りにカフェが隣接していることも珍しくありません。

田舎の小さな町でもコーヒーバンがあったり小さな商店やガソリンスタンドでもコーヒーを提供しているところも多く、1つの町の中でもそれぞれが味で競い合うような感じで消費者に選択肢があります。

コーヒーバン
<田舎町にあるコーヒーバン>

このような感じで、各お店が自慢のコーヒーを淹れることが良しとされている風潮があるので、大手チェーンが参入してきては撤退するということが繰り返されてきています。

冒頭でも言いましたが、あのスターバックスが撤退したのです。人口も観光客も多い東海岸にはありますが、西オーストラリア州にはありません。州都パースに開店したこともありましたが、人気を得ることができずに撤退してしまいました。

カフェ『DOME』とは

そんな大手カフェチェーン店が苦戦を強いられるなかでも、西オーストラリア州で人気なのがDOMEというカフェです。

DOME

DOMEの創始者は1970年代に活躍した元オリンピック選手のフィル・メイ、ビール醸造所で働くパトリア・ジェフェリーズとフィル・セクストンの3人です。

現役選手を引退したフィルが、オーストラリアのカフェのメッカであるメルボルンからコーヒー豆の焙煎機をパースに取り寄せてコーヒー会社を設立。そのコーヒーをパトリアたちの働く醸造所で販売したのをきっかけにDOMEカフェのコンセプトができました。

DOMEの1号店は1991年にオープンしたパースのコテスロ店舗ですが、今では世界6カ国に130店舗以上を構えるようになりました。オーストラリアにはその半数が存在しますが、全て西オーストラリア州にあります。

DOMEの魅力

こんなにも西オーストラリア州民に愛されるDOMEには理由があります!その理由を探ってみましょう。

コーヒーが美味しい

DOMEのコーヒー

やはりコーヒーが美味しくないと人はやって来ません。

バイヤーは世界中を飛び回って最上級の豆を買い付けています。焙煎前には質の悪いものがないか、焙煎後にも色の識別ができる精密機械を使って念入りにチェックして上質なものだけがコーヒーに使われます。

コーヒー豆

もちろんコーヒーを淹れるバリスタは熟練された技術を持ち、一杯を丁寧に淹れられています。

メニューの豊富さ

DOMEメニュー

カフェとは思えないメニューの豊富さも魅力的です。

まず飲み物だけでもこれだけあります。

メニュー

そう。DOMEはコ―ヒーを飲むだけのカフェではないのです!

フードはこちら。

メニュー

これはレギュラーメニューですが、それ以外にも季節限定メニューやお子様メニューもあります。

スコーンにケーキ、サンドイッチ、サラダなどの軽食から、ハンバーガーやピザ、パスタ、魚や肉のソテーなどもあります。

DOMEグルメ

ケーキ類に関してはその日の冷蔵庫の中から選ぶスタイルです。

DOMEショーウィンドウ

また、夜も営業している店舗だとディナーメニューもあり、アルコールの提供もしています。

建物が魅力的

DOME

ヨーロッパの古いコーヒーハウスの雰囲気を大事にしているので、どの店舗に入ってもその要素の感じられるノスタルジックな雰囲気です。

そしてさらに面白いことに、いくつかの店舗では西オーストラリア州の重要文化財である古い建物を再利用しています。古い警察署や病院、教会、学校、工場など現在12店舗が重要文化財の建物です。

外装
<旧小学校を使用したAlbany店舗の外装>

内装
<広々とした内装>

DOME

なかでも最も新しいプロジェクトがこちらの小麦粉の製粉所をカフェにしたものです。

店内

モダンな入口ですが中に入ってみると、なんと製粉所時代に使われていた機械類が内装に取り入れられています。

店内

そしてこの店舗はPremia Mill Hotelと連携しているという新しいスタイルなのです。

DOME
<1階がDOMEカフェ、2階と左の白い建物がホテル>

ホテルの方も製粉所の要素を残しており、各部屋はその要素を活かしたデザインになっているようです。

まとめ

大手チェーンが撤退するなかでも人気を保つ魅力たっぷりのDOME。実は筆者はコーヒーが飲めないのでコーヒーの味の話はできませんが、私は毎回ホットチョコレートを飲みますがコクがあってとても美味しいです。

ホットチョコレート

西オーストラリア州で飲食に困ったらとにかくDOMEへ行ってみましょう!

>>DOMEの公式サイトはこちら

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