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霞ヶ浦の観光ガイド~遊覧船かられんこんまで!霞ヶ浦の魅力を紹介~

記事投稿日:2022/03/04最終更新日:2022/07/22

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霞ヶ浦

茨城県南東部に位置する「霞ヶ浦(かすみがうら)」は、日本で2番目の大きさを誇る湖。

巨大な白い帆を広げて湖面を走る帆引き船(ほびきせん)や、強力なパワーが宿るといわれる東国三社巡り、れんこんをはじめとする土地ならではのグルメなど、霞ヶ浦は周辺エリアも含めて見どころがいっぱい。

霞ヶ浦観光を120%満喫するために、霞ヶ浦の多彩な魅力をたっぷりとご紹介します。

目次

<1. 観光で行く霞ヶ浦の魅力とは>

<2. 霞ヶ浦で東国三社巡り>

<3. 霞ヶ浦の観光船・帆引き船>

<4. れんこんの直売店や収穫体験>

<5. 散策を楽しむなら「霞ケ浦総合公園」>

<6. 霞ヶ浦のグルメスポット>

<7. 合わせて行きたい! 北浦・外浪逆浦のおすすめ観光スポット>

1. 観光で行く霞ヶ浦の魅力とは

「霞ヶ浦」とは、茨城県南東部に広がる湖のこと。西浦、北浦、北利根川、鰐川(わにがわ)、外浪逆浦(そとなさかうら)、常陸川(ひたちがわ)の総称で、日本国内にある湖としては滋賀県の琵琶湖に次いで2番目の大きさを誇ります。

観光という文脈では、湖そのものではなく湖畔エリアも含めてしばしば「霞ヶ浦」と呼ばれます。

東京からのアクセスは、東京駅からJR常磐線特急で土浦駅まで約50分。JR土浦駅東口から霞ヶ浦まで徒歩10分ほど。東京から日帰りできる距離でありながら自然が身近に感じられ、心身ともにリフレッシュできるのが霞ヶ浦の魅力です。

流域面積が茨城県全体の3分の1におよぶ霞ヶ浦は、野鳥や水生動物の宝庫として有名。冬には多くの渡り鳥がやってくるほか、ワカサギ、コイ、ハゼなどの釣り場としても人気を集めています。

遊覧船などのクルージングや、心安らぐ自然風景はもちろんのこと、古社めぐりなどの歴史探訪やグルメも楽しめ、スローな休日を過ごすのにぴったりです。

2. 霞ヶ浦で東国三社巡り

霞ヶ浦観光で外せないのが、東国三社巡り。「東国三社」とは茨城県にある「鹿島神宮(かしまじんぐう)」「息栖神社(いきすじんじゃ)」および千葉県にある「香取神宮」の3つの神社の総称です。

江戸時代には、小旅行気分で江戸から川伝いに船で三社を参拝することが人気のレジャーとなっていました。お伊勢参りの仕上げとしても親しまれ、江戸時代には、関東以北の人々が三重県の伊勢神宮に参拝した後、帰る途中で東国三社にお参りする風習がありました。

3つの神社を線で結ぶと直角二等辺三角形ができ、そのトライアングル内には強力なパワーが存在しているという噂も。古くから親しまれてきたパワースポットを巡って、ご利益をいただきましょう。

2.1 鹿島神宮

鹿島神宮
<出典元:写真AC

茨城県鹿嶋市(かしまし)にある鹿島神宮は、関東・東北に約600社ある鹿島神社の総本社。紀元前660年の創建といわれ、かつての常陸国(ひたちのくに)において最も格式が高いとされた一宮(いちのみや)にあたる、関東地方最古かつ最大の由緒ある神社です。

明治以前から「神宮」の呼称を許されていたのはこの鹿島神宮と伊勢神宮、香取神宮の3社のみということからも、その格式の高さがうかがえます。

鹿島神宮の御祭神は、『古事記』と『日本書紀』に登場する武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)。神武東征において、武甕槌大神が自らの剣を与えて神武天皇を助けたことに感謝し、神武天皇が武甕槌大神を祀ったのが鹿島神宮のはじまりとされています。

武甕槌大神は、日本神話最強の勝利の神様ともいわれ、かつては源頼朝や徳川家康も参拝したとか。勝負運を高めてくれるので、何か新しいことを始めるときにお参りするのにぴったりの神様です。

東京ドーム15個分の広大な敷地内には、数々の国宝や国の重要文化財があり、1634年に水戸藩初代藩主・徳川頼房が奉納した朱色の楼門は、「日本三大楼門」のひとつに数えられています。

かつて地震を起こすと信じられていた大ナマズの頭を押さえ、地震からこの地を守っているといわれる「要石(かなめいし)」も見どころ。水戸藩2代藩主・徳川光圀が、石の深さを探ろうと1週間をかけて掘っても、1夜にして掘った穴が埋まるため諦めたという言い伝えがあり、「鹿島の七不思議」のひとつに数えられています。

鹿島神宮について詳しくは「【茨城】鹿島神宮は東国最強のパワースポット!歴史・見どころ・ご利益・御朱印を徹底取材」のページも御覧ください。

  • 住所:茨城県鹿嶋市宮中 2306-1
  • 開門時間:参拝自由
  • 定休日: なし
  • HP:鹿島神宮

2.2 息栖神社

息栖神社
<出典元:写真AC

茨城県神栖市にある息栖神社(いきすじんじゃ)は、知る人ぞ知るパワースポットを有する神社。息栖神社には、武神の乗り物であった天乃鳥船神(あめのとりふねのかみ)が祀られており、「神宮」の名を冠した壮大なスケールの2社に比べると、控えめで親しみやすい趣があります。

そんな息栖神社の隠れたパワースポットが、「日本三霊泉」のひとつに数えられる「忍潮井(おしおい)」と呼ばれる井戸。利根川沿いの一の鳥居の両脇に2つの四角い井戸があり、その中に「男瓶(おがめ)」と「女瓶(めがめ)」と呼ばれる瓶があります。100年以上ものあいだ清水を湧き出し続けてきたといわれ、男瓶の水を女性が、女瓶の水を男性が飲むとその2人は結ばれるとか。

今は忍潮井から直接湧き水を飲むことはできませんが、井戸の水が澄んでいるときにしか見られない瓶を拝むことができれば、幸運が訪れるといわれています。

  • 住所:茨城県神栖市息栖2882
  • 開門時間:参拝自由
  • 定休日: なし
  • HP:息栖神社

2.3 香取神宮

香取神宮
<出典元:写真AC

千葉県香取市にある香取神宮は、鹿島神宮同様、「神宮」の称号をもつ神社。かつての下総国(しもうさのくに)の一宮で、全国に約400社のある香取神社の総本社です。

香取神宮のご祭神は、古代から武術の神として信仰を集めてきた経津主大神(ふつぬしのおおかみ)。出雲の国譲り神話で、鹿島神宮のご祭神である武甕槌大神とともに出雲に赴き、大国主神(おおくにぬしのかみ)から国を譲られました。

総門をくぐって参道を進むと見えてくるのが、香取神宮のシンボル的存在の楼門。鮮やかな朱色と上下階のバランスの美しさが印象的で、国の重要文化財にも指定されています。

楼門とは打って変わって、桧皮葺の屋根に黒塗りの本殿・中殿・拝殿が連なる権現造の社殿は「神宮」の名にふさわしい重厚感たっぷり。現在の本殿は、1700年に徳川5代将軍・綱吉によって造営されたもので、楼門同様、国の重要文化財に指定されています。

鹿島神宮にあったように、実はここ香取神宮にも要石があります。両者は対になっており、凸形をした香取神宮の要石はナマズの尾を、凹形をした鹿島神宮の要石はナマズの頭を抑えていると言い伝えられています。2つの要石は地中でつながっているという説もあり、目の前にすると神秘的な雰囲気を感じることでしょう。

  • 住所:千葉県香取市香取1697-1
  • 受付時間:8:30~17:00
  • 定休日: なし
  • HP:香取神宮

3. 霞ヶ浦の観光船・帆引き船

霞ヶ浦 引き船
<出典元:写真AC

日本第2位の面積を誇る湖だけに、霞ヶ浦を観光するならクルーズも欠かせません。日程が合えば、ぜひ霞ヶ浦の風物詩となっている帆引き船(ほびきせん)の随伴船から、その勇壮な姿を間近で楽しんではいかがでしょうか。

3.1 観光遊覧船 ラクスマリーナ「ホワイトアイリス号」

観光遊覧船 ラクスマリーナ「ホワイトアイリス号」は、霞ヶ浦の沖合をクルーズする86人乗りの遊覧船。通常のクルーズは土浦港を出港し、旧予科練沖やかすみがうら市沖を経て土浦港へと戻ってくる30分間のコースで、料金は大人1,570円、子ども780円です。

船上からは、筑波山や阿武隈山脈をはじめ、空気の澄んだ日には、遠く日光連山の男体山や富士山の姿も拝むことができます。10~4月頃は、土浦港に戻る際にカモメの群れが追いかけてくるため、エサやりも楽しめますよ。

3.2 かすみがうら市交流センター 観光帆引き船

霞ヶ浦の風物詩となっている帆引き船を間近で見たいなら、観光帆引き船を見学できる随伴船に乗ってみましょう。

1880年に考案された帆引き船は、風の力を利用して少人数で漁をするための船。1967年にトロール船に取って替わられ、一時は姿を消しましたが、1971年に観光用に復活を遂げました。高さ9m、幅16mの巨大な白い帆を広げ、霞ヶ浦を走るその姿は勇壮そのもの。

帆引き船を間近で見られる随伴船は、かすみがうら市交流センターで受け付けを行い、歩崎桟橋から出航。漁をしている帆引き船をさまざまな角度から眺められ、霞ヶ浦の歴史や風土を肌で感じることができます。

ただし、観光帆引き船の操業は7月下旬~11月下旬の日曜日のみ。料金は大人2,000円、子ども1,000円で、随伴船に乗るには電話またはインターネットからの事前予約が必要です。

4. れんこんの直売店や収穫体験

れんこん
<出典元:写真AC

霞ヶ浦といえば、れんこんも有名。茨城県は日本一のれんこん生産量を誇り、なかでも豊富な水と肥沃な土壌に恵まれた霞ヶ浦は、れんこん作りにぴったりなんです。

霞ヶ浦には、名物のれんこんを購入できる場所がたくさんあります。JAが経営する土浦市の「サンフレッシュはすの里」のほか、農園の直売所も多数あり、甘くてシャキシャキとした歯ごたえのある、新鮮なれんこんを地元価格で手に入れることができますよ。

また、農園のなかには収穫の見学や収穫体験ができるところもあります。霞ヶ浦周辺のれんこんの収穫時期は7月~翌年3月ごろ。時期によってはれんこん掘り体験ができるツアーも開催されているので、チェックしてみてください。

5. 散策を楽しむなら「霞ケ浦総合公園」

霞ケ浦総合公園
<出典元:写真AC

思い思いに散策を楽しむなら、霞ヶ浦湖畔に広がる霞ヶ浦総合公園にも足を運んでみましょう。46haの園内には、スポーツ施設や自然観察施設、日帰り入浴施設、レストハウスなどが備わっており、自然とふれ合いながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

シンボルとなっている高さ25mのオランダ型風車は、茨城県土浦市の市制50周年を記念して建てられたもの。塔の中段には周囲の風景を360度見渡せる展望台が設けられており、園内や霞ヶ浦を望む開放的な景色が待っています。

花の名所としても知られる霞ヶ浦総合公園では、季節の花々も見逃せません。春は梅や桜にツツジ、夏はスイレンや紫陽花、秋は彼岸花やキンモクセイと、バリエーションは多種多様。冬に開花する花はありませんが、かわりに夜は幻想的なイルミネーションに彩られます。もみじの木もあるので、秋は紅葉も楽しめますよ。

園内にあるネイチャーセンターでは、雷魚、フナ、ウナギ、ドジョウといった霞ヶ浦に棲む魚や世界の魚を展示。周辺は野鳥の宝庫だけに、ネイチャーセンターの2階には望遠鏡で自由に野鳥を観察できる野鳥観察コーナーもあります。

「レストハウス水郷」は、自然豊かな公園の景色を眺めながら食事が楽しめるスポット。ステーキやとんかつ、カレーやラーメンといったメニューがそろっており、天気がよく暖かい日は、開放的なテラス席での食事もおすすめです。

  • 住所:茨城県土浦市大岩田145
  • 受付時間:常時開放
  • 定休日: なし
  • HP:霞ヶ浦総合公園

6. 霞ヶ浦のグルメスポット

旅の楽しみといえばやっぱりグルメ。霞ヶ浦を訪れたら地元の肉や魚、野菜などをふんだんに使った、ここならではの食に舌鼓を打ちましょう。霞ヶ浦で獲れるナマズや鯉を使ったバーガーなど、一風変わったローカルグルメもありますよ。

6.1 かすみキッチン

茨城県かすみがうら市、かすみがうら市交流センター内にある「かすみキッチン」は、「地産地消×ヘルシー」をコンセプトに、市の食材を活かしたメニューを提供するレストラン。

店舗の内装には、廃校になった佐賀小学校や牛渡小学校などで使われていた備品を再利用しており、ナチュラルテイストの明るい雰囲気の店内にノスタルジックな趣を添えています。

メニューは、れんこんを食べて育った「蓮根豚」を使ったハンバーグやとんかつなどのほか、常陸牛の牛すじカレー、地野菜をたっぷり使ったピザ、期間限定のシラウオ丼など、地元の食材の魅力が発見できるものばかり。ケーキやパフェなどのデザートメニューもあるので、ちょっとした休憩にも使えます。

夜も営業していますが、ディナーは予約制でコースのみとなっているため、ディナーに利用する際は必ず事前に予約をしてくださいね。

  • 住所:茨城県かすみがうら市坂4784番地先
  • 営業時間:公式サイトをご確認ください
  • 定休日:月曜日、火曜日(月曜日、火曜日が祝日の場合、翌日定休日)
  • HP:かすみキッチン

6.2 観光物産館こいこい 土方バーガー

茨城県行方市(なめがたし)にある「行方市観光物産館こいこい」は、「道の駅たまつくり」に併設されている直売所。「行方主義」にこだわり、霞ヶ浦のナマズや鯉などの加工品や、地元の農家の野菜や漬物などを販売しています。

注目なのが、フードコートで食べられるご当地バーガー「土方バーガー」。霞ヶ浦で獲れるナマズのすり身肉を使った「なめパックン」、鯉をベースとした「鯉パックン」「豚パックン」「鴨パックン」など、ユニークなラインナップがそろっているんです。

ナマズや鯉のバーガーなんてあまり聞いたことがありませんが、ナマズはしっとりとした食感で白身魚のようなお味。鯉も臭みがなく、とても食べやすく仕上がっています。珍しいナマズや鯉のバーガー、ご当地グルメ好きなら一度は試してみたいですね。

6.3 めし宴処 うお作

「めし宴処 うお作」は、茨城県かすみがうら市にある魚屋の3代目が営む食事処。

その名から想像できる通り、新鮮な魚介類を使った料理が自慢で、ランチにはさしみ定食やまぐろ丼、とろほっけ焼き定食など、地場の魚料理や肉料理、丼ものなどがお手頃価格で楽しめます。

魚はもちろんのこと、地元産のコシヒカリを使用しガスで炊くなど、こだわりのご飯もおいしいと評判。厳選した地酒もそろっているため、夜は居酒屋感覚で楽しむのもいいでしょう。

カウンター席や小上がり席、個室のお座敷席など、さまざまなタイプの席があり、人数や目的に合わせて利用できるのも嬉しいポイントです。

  • 住所:茨城県かすみがうら市宍倉1781-2
  • 営業時間:11:30~13:30、17:00~21:00
  • 定休日:月曜日
  • HP:めし宴処 うお作

7. 合わせて行きたい! 北浦・外浪逆浦のおすすめ観光スポット

東国三社巡りをする人は、ぜひ北浦・外浪逆浦周辺にも足を運んでみましょう。とりわけ北浦湖岸にある「白鳥の里」は、冬になると多くの白鳥が集まってくる注目のスポットです。

7.1 北浦大橋

北浦大橋
<出典元:写真AC

北浦大橋は、霞ヶ浦を構成する湖のひとつである北浦にかかる橋。総工費は103億円、完成まで19年もかかって1995年に完成しました。

茨城県鹿嶋市と行方市を結ぶ橋の全長は1295.8m。淡水湖にかかる橋としては琵琶湖大橋に次いで国内第2位の長さを誇っています。

愛称は、国内外からの公募によって選ばれた「サン・ブリッジ」。その名称には「茨城で太陽のような存在になってほしいから」という想いが込められているそうです。優美な5連のアーチが印象的で、特に夕暮れどきの景観の美しさは格別です。

  • 住所:茨城県潮来市洲崎3899

7.2 白鳥の里

白鳥の里
<出典元:写真AC

茨城県潮来市(いたこし)の北浦湖岸にある「白鳥の里」は、冬になるとたくさんの白鳥たちが集まるスポット。ここに初めて白鳥が飛来したのは1981年のことで、現在では100羽以上が飛来する年もあるといいます。

渡り鳥のオオハクチョウのほか、コブハクチョウやカモ、ユリカモメなどもやってくるため、無数の水鳥が集う様子から、近年はSNS映えスポットとしても人気を集めるように。11月下旬から3月上旬のあいだに霞ヶ浦を訪れるなら、ぜひ足を運んでみたいスポットです。

お米やパンなどのエサを持参すれば、鳥たちに取り囲まれるドキドキの体験が待っています。鳥に囲まれるのが怖いという人は、週末に、ほかの人がエサをやっている様子を見るのもおすすめです。

関東屈指のパワースポットや全国的にも珍しい帆引き船など、ここだけの魅力が詰まった霞ヶ浦。霞ヶ浦を観光する際には、ぜひ上記を参考に思い出深いひとときを過ごしてください。

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