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【鹿児島】種子島でロケット打ち上げを見てきた!
こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
「トンミーの会」の関さんに触発され、種子島宇宙センターから打ち上げられるロケットを見ようと、2019年9月から幾度と渡島を計画するものの...。こんなたびこふれ記事『【鹿児島】種子島ロケットの打上げはどこで見る?おすすめスポットやアクセス方法を徹底解説!』も書きましたが...。ロケット打上げはなかなか見ることができないものです。
改めて、過去2年にわたるロケット打上げ見学を整理してみましたので、これから種子島へロケット打上げ見学に行こうと考えている方は参考にしてみてください。
目次
- 2019年9月11日(水)H2Bロケット8号機
- 2020年1月27日(月)H2Aロケット41号機
- 2020年5月21日(木)H2Bロケット9号機 ※H2Bロケット最終号機
- 2020年7月15日(水)H2Aロケット42号機
- 2020年11月29日(日)H2Aロケット43号機
- 2021年10月25日(月)H2Aロケット44号機
- 2021年12月21日(火)H2Aロケット45号機
- 僕の種子島宇宙センターでのロケット打上げ見学の統括
- 種子島宇宙センターからロケット打上げを見る方へのアドバイス
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2019年9月11日(水)H2Bロケット8号機
- ロケット名:H2Bロケット8号機
- 搭載物:宇宙ステーション補給機「こうのとり8号機」
- 打上げ予定日:2019年9月11日(水)
- 打上げ予定時間:6時33分29秒
↓
- 【結果】トラブルの為、打上げ延期
- 【打上げ日】2019年9月25日(水)1時05分05秒
- 【僕は】残念ながら打上げを見ることができませんでした
南種子町より打上げの写真を提供していただきました!
<写真提供:南種子町役場/撮影場所:恵美之江展望公園>
2020年1月27日(月)H2Aロケット41号機
- ロケット名:H2Aロケット41号機
- 搭載物:情報収集衛星光学7号機
- 打上げ予定日:2020年1月27日(月)
- 打上げ予定時間:10時00分〜12時00分
↓
- 【結果1】天候悪化が予想される為、翌日1月28日(火)10時34分〜10時39分に延期
- 【結果2】1月28日の打上げもトラブルの為、打上げ再延期
- 【打上げ日】2020年2月9日(日)10時34分00秒
- 【僕は】残念ながら打上げを見ることができませんでした
南種子町より打上げの写真を提供していただきました!
<写真提供:南種子町役場/撮影場所:恵美之江展望公園>
2020年5月21日(木)H2Bロケット9号機 ※H2Bロケット最終号機
- ロケット名:H2Bロケット9号機
- 搭載物:宇宙ステーション補給機「こうのとり9号機」
- 打上げ予定日:2020年5月21日(木)
- 打上げ予定時間:2時30分頃
↓
- 【結果】予定通り打上げ
- 【打上げ日】2020年5月21日(木)2時31分00秒
- 【僕は】新型コロナウイルスの影響で各見学場所が閉鎖され、来島は控えるように通達されていましたので断念しました
南種子町より打上げの写真を提供していただきました!
<写真提供:南種子町役場/撮影場所:不明>
2020年7月15日(水)H2Aロケット42号機
- ロケット名:H2Aロケット42号機
- 搭載物:アラブ首長国連邦「火星探査機HOPE」
- 打上げ予定日:2020年7月15日(水)
- 打上げ予定時間:5時51分27秒
↓
- 【結果】悪天候が予想される為、打上げ延期
- 【打上げ日】2020年7月20日(月)6時58分14秒
- 【僕は】新型コロナウイルスの影響で各見学場所が閉鎖され、来島は控えるように通達されていましたので断念しました
南種子町より打上げの写真を提供していただきました!
2020年11月29日(日)H2Aロケット43号機
- ロケット名:H2Aロケット43号機
- 搭載物:データ中継衛星1号機・光データ中継衛星
- 打上げ予定日:2020年11月29日(日)
- 打上げ予定時間:16時25分頃
↓
- 【結果】予定通り打上げ
- 【打上げ日】2020年11月29日(日)16時25分
- 【僕は】初めてロケット打上げを見ることができました!
- 【注意】この時は南種子町が管理する4ヶ所の見学場を事前抽選にて見学者を制限していました
見学場所は「恵美之江展望公園(えびのえてんぼうこうえん)」です。
恵美之江展望公園はロケット打上げ場から一番近い見学場所です。
打上げ約1時間前の15時23分は雲が多いものの晴れていました。
打上げ準備完了。
カウントダウン!10.9.8.7.6.5.4...
メインエンジン点火!
リストオフ!
宇宙に向けて上がっていきます!
軌道は太平洋に向けて上がっていきます。
この先、軌道上に厚い雲に覆われていたので見えませんでした...。
ロケットが残した煙。
打上げ後の種子島宇宙センター。
雲の切れ間からロケットが残した煙が流れていました。
ロケット打上げを動画でご覧ください!
次は快晴の時に見てみたいです!
2021年10月25日(月)H2Aロケット44号機
- ロケット名:H2Aロケット44号機
- 搭載物:準天頂衛星初号機後継機
- 打上げ予定日:2021年10月25日(月)
- 打上げ予定時間:11時〜12時
↓
- 【結果】悪天候が予想される為、翌日26日11時00分〜12時00分に延期
- 【打上げ日】2021年10月26日(火)11時19分37秒
- 【僕は】27日まで種子島滞在の手配をしていた為、2回目のロケット打上げを見ることができました!
- 【注意】この時は南種子町が管理する4ヶ所の見学場を事前抽選にて見学者を制限していました
打上げ前日10月25日の20時頃からロケット組立棟(左側)から打上げ射点(右側)への移動を見ることができました。
移動はおよそ500mを約30分かけて行われます。
打上げ射点に到着しました。
打上げ射点に到着したH2Aロケット44号機です。
見学場所は恵美之江展望公園が抽選に外れたので、手前の恵美之湯から見学しました。ここは宿泊施設ですが、ロケット打上げの時のみ敷地が開放されます。駐車場は事前予約制(有料)です。
打上げ当日26日、恵美之湯にて。
ロケット打上げ約1時間前。打上げ準備は完了しています。
カウントダウン!10.9.8.7.6.5.4...
メインエンジン点火!
リフトオフ!
このくらいロケットが打上がると遅れて轟音が伝わってきます。
太平洋に向けて上がっていきます。
今回は快晴だったので、ロケットの航跡がはっきり見えます。
ロケットは真っ直ぐ上がっていきますが、煙は風に流されてこのようになります。飛行機雲より大きなロケットの煙。
もうかなりの高度まで達した後もエンジン音が聞こえていました。
画像がボケてしまっていますが、SRB(固体ロケットブースター)がロケット本体から分離されています。
SRB(固体ロケットブースター)は分離後、太平洋に落ちていきます。もちろん回収業者によって回収されます。
大迫力の打上げでした。
ロケット打上げを動画でご覧ください!
次は夜間の打上げを見てみたいです。
2021年12月21日(火)H2Aロケット45号機
- ロケット名:H2Aロケット45号機
- 搭載物:英国インマルサット社の通信衛星Inmarsat-6 F1
- 打上げ予定日:2021年12月21日(火)
- 打上げ予定時間:23時33分52秒〜翌1時33分26秒
↓
- 【結果1】悪天候が予想される為、翌日22日23時33分52秒〜翌1時33分26秒に延期
- 【延期2】トラブルによる翌23日0時32分に延期
- 【打上げ日】2020年12月23日(木)0時32分
- 【僕は】21日1泊しか種子島滞在の手配をしていなかったため、渡島をキャンセルしロケット打上げを見ることができませんでした
- 【注意】この時は南種子町が管理する4ヶ所の見学場の内、恵美之江展望公園を事前抽選にて見学者を制限していました
南種子町より打上げの写真を提供していただきました!
<写真提供:南種子町役場/撮影場所:宇宙が丘公園>
<写真提供:南種子町役場/恵美之江展望公園>
<写真提供:南種子町役場/撮影場所:恵美之江展望公園>
僕の種子島宇宙センターでのロケット打上げ見学の統括
僕は2019年9月から2021年12月までの間に種子島から7機のロケットが打上がりましたが、見ることができたのは2回のみ。また7機の打上げのうち、予定通りに打上がったのは2回のみ。
- 【予定】2019年9月11日(水)H2Bロケット8号機→【打上】2019年9月25日(水)1時05分05秒 →見ることができなかった
- 【予定】2020年1月27日(月)H2Aロケット41号機→【打上】2020年2月9日(日)10時34分00秒 →見ることができなかった
- 【予定】2020年5月21日(木)H2Bロケット9号機→【打上】2020年5月21日(木)2時31分00秒 →種子島へ渡ることができなかった
- 【予定】2020年7月15日(水)H2Aロケット42号機→【打上】2020年7月20日(月)6時58分14秒 →種子島へ渡ることができなかった
- 【予定】2020年11月29日(日)H2Aロケット43号機→【打上】2020年11月29日(日)16時25分00秒 →見ることができた
- 【予定】2021年10月25日(月)H2Aロケット44号機→【打上】2021年10月26日(火)11時19分37秒 →見ることができた
- 【予定】2021年12月21日(火)H2Aロケット45号機→【打上】2020年12月23日(木)0時32分00秒 →種子島へ渡ることができなかった
※ライター仲間・うわじいさんがYouTube動画を作ってくれました。ぜひこちらもご覧ください。
種子島宇宙センターからロケット打上げを見る方へのアドバイス
- ロケット打上げは、打上げ予定日から前倒しになることはほぼありません
- 悪天候の場合、打上げは1日単位でずれます
- 雨の予報が出れば打上げは延期になる可能性が高いです
- 種子島滞在はロケット打上げ日から最低でも2泊(できれば3泊)取ることをおすすめします
- 常に三菱重工の公式サイトをチェックしましょう
【参考サイト・Twitter】
- 公式サイト:MHI(三菱重工)打上げ輸送サービス
- Twitter:MHI(三菱重工)打上げ輸送サービス
- Twitter:JAXA種子島宇宙センター
- 公式サイト:南種子島町(打上げ見学場所情報)
ロケット打上げ情報が出たら、すぐに種子島までの交通(飛行機、または船)、宿泊、レンタカーを予約しましょう。発表されるとその日中にいっぱいになります。交通と宿泊は何とかなりますが、レンタカーがかなり厳しいです。
※見学者だけでなく、ロケット打上げ関係者も種子島へ渡りますので激しく混み合います。
※ロケット打上げを見学するには日程の余裕と事前の情報収集が大切です。日帰りや1泊のスケジュールでは、打上げが延期になった時、スケジュール変更ができず、種子島へ行くこと自体をキャンセルすることになることもあります。ご注意ください。
★延期になった時は観光要素もたくさんある種子島を観光しましょう! >>種子島観光協会の公式サイト
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。