屋久島は何泊がおすすめ? 必要日数や訪れるべきスポットを紹介!

屋久島

屋久島に行ってみたいものの、何泊くらいのスケジュールで旅行計画を立てればよいか迷っているという方もいるのではないでしょうか。

屋久島を旅行する際は、移動にかかる時間や体験したいアクティビティなどを考慮して、余裕をもった予定を立てることがおすすめです。この記事では、屋久島旅行の目的ごとの必要日数や、屋久島で人気のスポットについて解説します。屋久島旅行を楽しみたい方はぜひ参考にしてください。

目次

<1. 屋久島は何泊する人が多い?>

<2. 屋久島は日帰り可能?>

<3. 屋久島は何泊がおすすめ?>

<4. 屋久島は長期滞在も可能?>

<5. 屋久杉で訪れるべきスポット>

1. 屋久島は何泊する人が多い?

屋久島への旅行では2泊または3泊する人が多く、ツアーも2泊3日や3泊4日などの予定が組まれていることが一般的です。

2泊や3泊がおすすめな理由として、屋久島に行くためには鹿児島から船で2時間から4時間ほどかかることが挙げられます。また、屋久島で特に有名なスポットである縄文杉を見たい場合は、島に着いてから片道5時間ほどの移動が必要です。

そのため、2泊か3泊のスケジュールで旅行計画を立てると、余裕をもって屋久島での滞在を満喫できます。

2. 屋久島は日帰り可能?

屋久島での滞在時間は短くなってしまうものの、日帰り旅行も可能です。日帰りで屋久島に行きたい場合は、船よりも移動時間を短縮できる飛行機の利用が適しています。鹿児島空港から屋久島空港への直行便に乗れば、移動にかかる時間は片道40分ほどです。早朝の便に乗ってできるだけ早めに屋久島に着き、夕方の便で戻れば日帰りできます。

屋久島空港への直行便は大阪国際空港や福岡空港からも出ていますが、便数は1日1便のみでお昼ごろに出発するため、日帰りには向いていません。また、日帰りの場合は屋久島で体験できるアクティビティが限られてしまう点にも注意しましょう。

3. 屋久島は何泊がおすすめ?

ここでは、屋久島に行く目的別におすすめの泊数の目安を紹介します。

縄文杉を目指すトレッキング

縄文杉トレッキングルート

縄文杉を目指すトレッキングには、往復で10時間ほどの時間がかかります。そのため、トレッキングの前日は屋久島に到着して1泊したあと、2日目の朝早くから活動するのがおすすめです。縄文杉へのトレッキング以外にも楽しみたいアクティビティがある場合や、体力にあまり自信がない場合には2泊や3泊以上のスケジュールが適しています。

縄文杉を目指すトレッキングでは、はじめにタクシーかシャトルバスで荒川登山口まで向かいましょう。その後、片道11キロメートルのコースを歩いていくと縄文杉にたどり着けます。道の中盤あたりからは坂が少しきつくなるため、トレッキングに適した服装やシューズなどを用意しておくことが大切です。豊かな自然を楽しみつつ、途中で休憩をとりながら縄文杉を目指しましょう。

ヤクスギランドを巡る

ヤクスギランド

ヤクスギランドは、標高1,000メートルから1,300メートルの場所に広がる自然休養林です。縄文杉のある場所と環境が似ており、縄文杉までのトレッキングには自信がないけれど雰囲気を味わってみたいという方にもおすすめします。

ヤクスギランドには5つのコースがあり、一番短い「ふれあいの径」コースなら入口から出口まで約30分、2番目に短い「いにしえの森」コースなら所要時間は50分です。そのため、1泊や2泊など比較的短いスケジュールの中でも屋久島の森林を歩けます。

より本格的に登山道を楽しみたい方には、80分や150分、210分などの長いコースがおすすめです。各コースの途中には川を渡るつり橋やさまざまな杉があります。体力や他のアクティビティに使いたい時間などに合わせて、好きなコースを選びましょう。

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カヤックツアーに参加

屋久島カヤックツアー

屋久島では、流れが穏やかな安房川(あんぼうがわ)などで楽しめるカヤックツアーが開催されています。カヤックツアーに参加したい場合はできれば1泊以上、ほかのアクティビティと合わせて体験したい場合は2泊以上のスケジュールがおすすめです。カヤックツアー自体にかかる時間は3時間ほどのため、これだけを目的にするなら日帰りでも参加できます。

1泊以上の旅行で早朝からカヤックツアーに参加できる場合は、屋久島の自然の中で朝食やアウトドアランチが楽しめるプランがおすすめです。カヤックに乗って水遊びや水辺の景色を眺めるだけでなく、開放的な気分でお食事もできます。ライフジャケットやパドル、沢用シューズなどの装備はレンタルが可能です。

SUPやシュノーケリングを楽しむ

屋久島シュノーケリング(ウミガメ)

SUPやシュノーケリングなどのアクティビティをゆったりと楽しみたい場合も、2泊以上のスケジュールが適しています。屋久島では、安房川や、屋久島の北部にある一湊(いっそう)海水浴場などでSUPやシュノーケリングができます。屋久島空港から一湊海水浴場まではレンタカーやタクシー、路線バスなどで行くことができ、所要時間は30分から50分程度です。

一湊海水浴場は海の透明度が高く、色とりどりの魚やサンゴ礁が見られるため人気があります。また、季節によってはウミガメが泳ぐ姿も見られるでしょう。SUPボードやシュノーケル、ライフジャケットなどは現地でレンタルが可能です。濡れてもいい服や水着、ラッシュガード、タオルなどは自分で用意しましょう。

4. 屋久島は長期滞在も可能?

屋久島には一般的なホテルや旅館だけでなく、ゲストハウスやシェアハウスといった長期滞在が可能な施設もあります。6泊以上などの連泊ができ、屋久島の自然に囲まれた暮らしを味わうことが可能です。島内を移動する際は、レンタサイクルやレンタカーを活用しましょう。

長期滞在向けの宿泊施設の中には、自炊できる設備が整っている場所もあります。屋久島の飲食店での食事だけでなく、スーパーで地元の食材を調達して自分で料理してみることも楽しみ方の一つです。また、Wi-Fiやコワーキングスペースを備えた長期滞在向けの施設なら、旅行先で仕事をするワーケーションも快適に実施できます。

5. 屋久杉で訪れたいスポット

ここでは、屋久島でおすすめのスポットを紹介します。さまざまな見どころがあるため、どこにいくかあらかじめ決めた上で泊数を検討するのもよいでしょう。

縄文杉

縄文杉

縄文杉は、数ある屋久杉の中でも最も大きいもので、樹齢は2,000年以上と推定されています。標高1,328メートルの山林に生える縄文杉は、現在は根が傷むのを防ぐために設置された大株歩道沿いの展望デッキから見ることが可能です。

縄文杉の近くまで通じているトレッキングコースは片道5時間から6時間ほどかかるため、余裕をもってスケジュールを立てましょう。

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ウィルソン株

ウィルソン株

ウィルソン株は、縄文杉に続くトレッキングコースの途中にある高さ4メートル、周囲13.8メートルの大きな切り株です。植物学者であるウィルソン博士が世界に紹介したことで、ウィルソン株と呼ばれるようになりました。

ウィルソン株の中は空洞で約10畳もの広さがあり、中に入ることができます。切り株の中から空を見上げるようにすると空洞がハート形に見えるため、写真撮影スポットとして観光客から人気です。

ヤクスギランド

ヤクスギランド

ヤクスギランドでは、長さが異なる5つのコースを歩きながら、数多くの屋久杉を鑑賞できます。ヤクスギランド内で見られる主な屋久杉は、幹にあるこぶが仏様の顔のように見えるために名付けられたとされる「仏陀杉」や、大小2本の屋久杉が根際で支え合うように立っている「母子杉」など様々です。

入口付近にある売店の1階では、屋久杉を使った工芸品などが販売されています。2階には休憩スペースがあり、森林の風景をゆったりと楽しめるところも魅力です。

千尋の滝

千尋の滝

千尋の滝(せんぴろのたき)は、屋久島の安房から車で23分ほど移動したモッチョム岳のふもとにある滝です。巨大な花崗岩の一枚岩にできたV字谷を落差約60メートルで流れ落ちる滝で、壮大な風景が見られます。最寄りのバス停は鯛ノ川バス停ですが、徒歩で60分ほどかかるため、レンタカーなどで行くことがおすすめです。

千尋の滝を作る鯛之川の下流では、龍神の滝やトローキの滝といったほかの滝も見られます。龍神の滝は原生林を切り裂くように流れる落差30メートルほどの滝です。トローキの滝は海に直接落ちる珍しい滝で、上に架かる赤い橋や周囲の樹々の緑も合わせた色彩豊かな眺めが楽しめます。これらの他、屋久島一の規模を誇り、日本の滝百選にも選ばれた大川の滝(おおこのたき)も見どころです。

白谷雲水峡

白谷雲水峡

白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)は、映画もののけ姫のモデルになったともいわれる白谷川流域の自然休養林です。渓流や多様な苔に覆われた幻想的な森の雰囲気が味わえます。

白谷雲水峡には1時間ほどで歩ける「弥生杉コース」、3時間ほどで歩ける「奉行杉コース」、4時間ほどで歩ける「太鼓岩コース」という3つの道があります。春に太鼓岩から眺められる山桜は絶景です。白谷雲水峡には、車で安房から約45分、宮之浦から約25分でアクセスできます。また、1日7便あるバスで行くことも可能です。

平内海中温泉

平内海中温泉

平内海中温泉(ひらうちかいちゅうおんせん)は、1日2回の干潮となるタイミングの前後2時間だけ入れる珍しい温泉です。宮之浦港からバスに乗って1時間ほどで行けます。もともとあった磯のくぼみを利用して浴槽が作られました。昼間は海、夕方は星空を眺めながら温泉に浸かれます。ただし、平内海中温泉には脱衣所がなく、水着の着用は不可のため、湯浴み着やバスタオルを巻いて入浴するようにしましょう。

屋久島には他にも、白谷雲水峡からの帰り道にある完全貸し切りの「ゆのこのゆ」や、24時間入れる野天風呂の「湯泊温泉(ゆどまりおんせん)」などがあります。

お伝えしてきたように、屋久島にはたくさんの見どころがあるため、2泊から3泊以上がおすすめです。今回ご紹介した内容を参考に何泊で旅行するかなど計画を立て、ぜひ屋久島旅行を楽しんでください。

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