自然と水の綺麗な温泉郷　群馬県・四万温泉

温泉大国として世界に知られている日本。それは、火山が多い国からというだけの理由ではなさそうです。

環境省の「温泉利用状況」令和元年版によれば、全国に源泉総数27,969か所、うち利用源泉数17,193か所（実に61.5％が利用されている温泉になる！）、宿泊施設のある温泉地は2,971か所、宿泊施設数は13,050軒あって、年間延べ宿泊利用人員は126,529,082名でした。

お気づきだと思いますが、そうです！「利用されてこその温泉」なので、利用者の層が厚いほど温泉地が活性化し、人気が集まり、そして段々と人気ある温泉地になってゆくのです。日本にはこういった人気温泉地があちこちに存在しており、色々な温泉文化が各地に作り出されていて「温泉大国」と呼ぶに相応しいわけです。

そんな温泉大国から今回紹介するのは群馬県中之条町に位置する、自然と水のきれいな温泉郷・四万温泉（しまおんせん）です。

国道353号沿い南側から四万温泉郷へ入る手前あたりに「四万の甌穴群」があります。

甌穴（おうけつ）とは河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴で、ポットホールとも、かめ穴とも言うのですが、この四万の甌穴は地元の方々の協力による調査を行い、教育委員会より申請を経て、昭和46年（1971）に群馬県の指定天然記念物になりました。

＜四万の甌穴群＞

四万温泉郷の北部（日向見地区）には1980年から19年の歳月を掛けて建設した、治水と発電を含む多目的な四万川ダムがあります。

ダムの見学（予約制）はもちろん結構ですが、奥四万湖のコバルトブルーで透き通った湖水を眺めるだけでも、十分に行く価値はあると思います（笑）

＜奥四万湖／四万川ダム＞

四万温泉郷には「胃腸・消化器系に良い」とされる飲泉が2か所あります。

＜飲める温泉・塩之湯飲泉所＞

＜ゆずりは飲泉所／ゆずりは杜の足湯＞

温泉郷の五つ地区（温泉口・山口・新湯・ゆずりは・日向見）には三十数軒の旅館・民宿が営まれています。

温泉口地区に在る湯元四萬館が今回の利用宿でした。

＜四萬館の館内一角＞

宿付近の林道や川辺は、散策に最高・最適！

温泉大国・日本には魅力ある温泉地がたくさんあります。また機会を見つけて、自分の五感を駆使して体験し、その魅力を届けられたらと思っております。

「群馬」に興味わいてきた？あなたにおすすめの『群馬』旅行はこちら

Ranking群馬記事ランキング