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肉好き必見!アルゼンチンの美味しいお肉の買い方・食べ方

記事投稿日:2020/12/20最終更新日:2020/12/20

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アルゼンチンといえば、なんといっても牛肉。世界で1位、2位を争う牛肉消費国です。広大な大地で放牧された牛肉の美味しさは、ぜひ一度味わってい欲しいものです。

目次

アルゼンチンと牛肉の関係

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南米アルゼンチン共和国は、日本の7.5倍の国土。人口は4,000万人。広大な大地の割に、人口の少ない国です。

そのアルゼンチン人1人の牛肉の消費量は、なんと年間60Kg

日本人の牛肉の消費量が年間6kgなので、10倍にあたります。これは、世界でも1位、2位を争う牛肉の消費量になっています。

アルゼンチンでは、放牧されている牛の数は、人の数よりも多いという話をよく耳にします。そんなアルゼンチンですから、一番のオススメのグルメは、なんといっても牛肉を使った「アサード」でしょう。

首都ブエノスアイレス周辺を河口とするラプラタ川の流域に広がるパンパ地域。湿り気が多いこの大平原で放牧され、草原を食べて育つ牛の味は、脂身が少なく、赤身の味が濃いことが特徴的。日本とはまた違う味の牛肉です。

アサードはこの牛肉の旨味を最大限に味わうため、味付けは塩のみのバーベキュー料理です。アルゼンチンへの旅行の際は、ぜひアサードをお試しください。

お肉を買う

日本と違うお肉の買い方

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日本で牛肉を買う、または食べる場合に、その肉の部位の名前を意識することはあまりないでしょう。

例えば、スーパーで購入する際は、「牛肉の薄切り」「ステーキ用牛肉」「ローストビーフ用牛肉」

スーパーのプラスチック容器にきれいに並べられた牛肉を見ながら、薄切り肉を手に取り「今日はこのお肉でアスパラの牛肉巻きにしよう」とか、美味しそうな<高級ステーキ肉>と書かれたパッケージに惹かれて「給料日なので奮発して今日はステーキ!」と、キレイに処理されたお肉を購入しているのではないかと思います。(日本に住んでいた頃の私はそうでした!)

アルゼンチンは違います。

肉屋さんでは肉が塊でショーケースに並び、肉の部位の名前も今日そこに並ぶ肉のオススメの食べ方も、どこにも案内はありません。

そして店員さんは「何する?」と無愛想にしか聞いては来ません。

スーパーではかろうじてパックに入っていますが、部位の名前しか書かれておらず、何の料理に向いているかは皆目見当もつきません。

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この肉の部位指定には、アルゼンチンに来たばかりの頃の私は、かなり苦戦しました。スペイン語はもちろん、牛肉の美味しい部位も名前もまったく知らなかったからです。

自宅でお料理する時

お肉は、街のお肉屋さんやスーパーで購入します。どの家庭も顔見知りでお気に入りのお肉屋さんがあります。

毎週のように家族で集まって「アサード」をしているので、"美味しくて安く肉が手に入るお店"はどの家庭も必須。街の人気店になります。土曜日には早くお店に行かないとお肉がなくなってしまう、ということもあります。

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例えば、今日はお家でステーキを作りたい。そんな時は「ビッフェ・デ・チョリソー」か「オッホ・デ・ビッフェ」がオススメです。

日本人が好きな、適度に脂肪を残した部位です。ビッフェ・デ・チョリソーよりオッホ・デ・ビッフェの方がより脂肪が多い部位になります。オッホとは「目」という意味ですが、赤身の部分を上下に覆うように(まるで目のように)脂肪が入っているのでオッホというそうな。

お肉屋さんで対面してお肉を買う時は、もちろんスペイン語での会話が必要です。

「お家で自家製ミラネッサ(イタリア風のカツレツ)を作りたい。」そんな時は、ミラネッサにコレという部位はないので、お肉屋さんに相談します。

「牛肉のミラネッサにしたいんだけど、どこがいいかしら?」
「今あるのは(ここ大事!いつも全ての部位があるわけではないので)クアドリルかコリータが美味しいよ。」
「じゃぁコリータ(ランプ肉)でお願い。薄く切ってください。」

という内容の会話のくだりがあります。

料理に向いている肉部位の選択と、オススメを聞いて選ぶというスペイン語会話力。若干、難易度高めですよね。

私はこの会話ができなかった時、スーパーでパックに既に詰められて、会話することなく買える「挽肉」以外に選択肢はありませんでした。

お肉を食す

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レストラン(パリージャ)でお肉を食す

お肉を食べられる専門のレストランを「パリージャ」と言います。

お肉を注文する時は、もちろん部位で指定します。内臓を集めた盛り合わせ「パリージャ」もあり、初めての場合はこの盛り合わせを頼むと色々食べることができて楽しいかもしれません。「パリージャ」という言葉が多く困惑しますよね。

レストランでお肉を食べる場合も、自分が食べたい部位を「この部位の肉が食べたい!」指定する必要があります。英語もしくはスペイン語です。

そして、肉の焼き加減は注文時に必ず聞かれる項目です。

  • 超レア=ブエルタ イ ブエルタ (Vuelta y Vuelta )
  • レア=ムイ フゴサ(muy jugosa)
  • ミディアムレア=フゴサ(jugosa)
  • ミディアム= ア プント(a punto)
  • ミディアムウェル=コシダ (cocida)
  • ウェルダン =ビエン コシダ (bien cocida)

アルゼンチン人は血の滴るようなお肉を好まない傾向があるので、アプント(ミディアム)を注文する場合が多く、またそのくらいの焼き加減がオススメでもあります。迷った場合は、ぜひアプントで召し上がってみてください。

近年、アルゼンチンの美味しい牛肉は海外に輸出されてしまい、安いレストランの牛肉は、残念ながら舌の肥えた日本人を唸らせることはできません。

レストラン選びは、オススメ情報などを確認した方が安心です。

自宅でアサードパーティー

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アルゼンチンでは、「肉を焼くのは男の仕事」「アサードが上手なことは男性の条件」というくらい、アサード(自宅BBQ)が男性の重要な仕事です。

毎週のように家族で集まってアサードしたり、友人を自宅に招いてのアサードパーティーで、「アサードが上手である」ということは、女性が男性を選ぶ条件としてもとっても重要な項目です。

男の子は小さい頃からお父さんや親戚の男性が焼くアサードを食べて育ち、肉を焼く姿をみて勉強します。どのように火を扱うのか、この部位を焼く時はどのくらい焼くのか、どの順番でサーブするのか、少しずつ教わって育っていくのです。

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アサードの時、女性はテーブルの用意やサラダの準備するくらいで、肉が焼けるまでの2時間程度をおしゃべりやワインを飲みながらくつろいで過ごします。

この時、ハムやチーズ、オリーブの酢漬けなどの盛り合わせの「ピカーダ」を食べて過ごせば完璧。

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お肉に合うオススメのワインは、アルゼンチン産の赤ワイン。

「マルベック」というアルゼンチンが誇る、ブドウの品種で作られたワインがいいでしょう。日本ほどはワインも高くないので、少し高め(1,500円程度)のワインを選びましょう。1,000円以下の種類もたくさんありますが、安いワインは悪酔する可能性があるからです。

ソースは2種類

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基本的にアルゼンチンのアサードは塩だけで焼かれています。コショウをかける場合も少なく、事前に何かにつけ込む等、下処理することもほとんどありません。(チンチュリンなど内臓類は牛乳につける場合も。)

焼き上がったお肉には、チミチュリやクオージョというソースをかけて頂きます。

チミチュリソースは、ソースの素が乾燥した状態で販売されているので、日本へのお土産にもオススメですよ。ハーブなど数種類のものを乾燥させた素をサラダ油(匂いのしない油)とビネガーと水で伸ばして出来上がり。

クリオージョのソースはトマト、ニンニク、玉ねぎ、ピーマン、パプリカを刻んでワインビネガー(酢)オリーブオイル、塩で味付けしたもの。

このソースはチョリパンというソーセージをパンに挟んだアルゼンチンのソールフードとも相性抜群です。

ぜひ、どちらのソースも試してみてくださいね。

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