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現地在住者が選ぶ!〜スーパーで買える手頃なノルウェー土産〜
旅行に行く際、日本人の多くはお土産を誰に何をあげようかと考えるのではないでしょうか。有名な観光地や大きい街ではいわゆる観光者向けのお土産屋さんが目に留まることもありますよね。でも意外とどれも良いお値段だったり、ありきたりだったり...そもそもただでさえ物価の高いノルウェー、せっかく旅行で訪れるのなら人に渡すお土産ではなく自分が楽しむためにお金を使いたい!と思う方も多いのでは?
そこで今回は筆者が毎回日本へ帰国する際に持ち帰るお土産、家族や友人が来てくれた時にオススメしている地元のスーパーで買えるお手頃なお土産をご紹介します。
目次
私が普段利用する最寄りのスーパー
ノルウェーにもいろんなスーパーがあります。ノルウェー全土でよく見かけるスーパー名を私が今思いつく限りいくつか挙げてみると、Kiwi、Rema1000、many、Spar、Coop、Joker、CCmat...。この中で私が普段の日常的な食料品の買い物で使用しているのはCoop系列のCoop Obsというスーパーです。別に特にこだわりがあって使用しているわけではなく、ただ単にここが家の最寄りだからという理由ですが、他のスーパーと比べると面積もかなり広めで品揃えも良いです。当たり前ですが首都のオスロや街中となるともう少し小さめの規模のスーパーが多いです。ちなみに今回は全てこのCoop Obsというスーパーで私がよく買うお土産ですので、もしかすると他のスーパーには全く同じものがない場合もあるかもしれません。
家族や親しい友達へは?
好みをよく知っている家族や親しい友人へのお土産は、基本的に各々の好みに合いそうなものを選ぶのが一般的ですのでそこまで難しくはないかもしれません。私がいつも必ず買っているのは...SørlandのポテトチップスとFreiaのチョコレートです。
こちらがSørlandのポテトチップス。名前の通り南ノルウェー発祥のブランドで味の種類もかなり豊富です。パッケージのデザインや色使いもポップで可愛く、チップス自体はクリスピーで私は食べ出すと本当に止まりません(笑)もう一つTotenflakというわりと食感の似ている私好みのポテトチップスがあるのですが、お土産にはパッケージのデザイン性からSørlandschipsをチョイスしています。
ノルウェーにはFreiaとNydalという大きなチョコレートブランドが2つあります。そしてこちらがFreiaのチョコレートの一つ。写真は砕けたヘーゼルナッツとオレンジ、シーソルトの味ですがその他にもたくさん種類がありそれぞれの好みに合うお気に入りが見つかること間違いなしです!そして何よりもこの板チョコ200gもあり、かなり食べ応えがあります。値段は大体どれも45kr(500円ぐらい)ですがたまにどれでも選び放題4つで100krなどのお買い得セールをしていることもあります。
あとはジャムもオススメです。北欧ならではのベリージャムが喜ばれます。ノルウェーではパンと共に食べるのはもちろん、主食のお肉のサイドに合わせたり、デザートに添えて食べることも多いです。いろんな場面で口にすることが多いだけあって種類もたくさん!写真は日本でいうホロムイイチゴ(英語のクラウドベリー)のジャムです。日本のスーパーではあまり見かけない味ですよね。
お酒好きの友人には?
ノルウェーではワインなどアルコール度数の高いお酒はスーパーには置いていません。(専門店で売っています。)でもビールなどアルコール度数が低めのお酒は普通のスーパーで買うことができます。
私自身ビールをあまり飲まないので味や種類はよくわかりませんが、ビール好きの人にとっては異国のビールの飲み比べができれば楽しいのではないでしょうか。ノルウェービールの王道と言えばやっぱりRingnesというビールですがその他にも目をひくパッケージデザインの地ビールもたくさんあります。預けるスーツケースの重量制限もあるので私は瓶ものより缶を買います。
ビールのおつまみにナッツのお菓子をつけてみてはいかがでしょう。大袋のものから小腹が空いた時に食べられるバッグ持ち運びサイズのナッツもあります。
あとは燻製肉のサラミもお酒に合う面白いお土産になると思います。以下の写真のように真空パックになっているソーセージのような形、サイズでいろんなお肉があるので選ぶのも楽しいです。
<elgというのがノルウェー語でヘラジカです>
中でもなかなか日本では食べる機会のないトナカイやヘラジカのサラミがオススメです!
【編集部註】
海外から日本へサラミやハムなどの肉類を持ち込む場合「輸出国政府機関」発行の検査証明が付いていないものは、日本へ持ち込み禁止となっております(罰則あり)。ご購入の際にはしっかりご確認いただきますようご注意ください。
職場や複数の人向けに配れるお土産は?
日本人なら何人かに配れる、もしくは数のあるお土産が必要な方も多いのではないでしょうか。お土産を配る文化のないノルウェーではなかなか個数の入っているものを探すのは難しいです。その中で私が選んでいるもの、一つ目はこちらのKvikk lunsjというチョコレート。
Kvikk lunsjとは英語でQuick lunch。スキーやハイキングなどのアウトドアに最適なチョコレートです。キットカットのような感じで小袋に入っています。開けたパッケージの裏側にはノルウェー地図と共にスキーができる場所が紹介されています。
2つ目はこちらのNydalのチョコレートミックス!
最初に少し述べたのですがNydalもFreiaと並ぶノルウェーのチョコレート会社で、この大袋には数種類の形や味のチョコレートが混ざっています。量もあるので「みなさんでどうぞ!」のお土産にオススメです。
最後はこちらのRømmebrødという商品。直訳するとRømmeはサワークリーム、Brødはパンです。中身はパンではなくどちらかというとクッキーに近いです。ほんのり甘い昔ながらの伝統的な焼き菓子で当たり障りのない誰もが好きな味と食感だと思います。パッケージもノルウェー国旗色が入っていたり、枚数もあるので複数人用にオススメの一つです。
変り種!試して欲しいノルウェーならではのお土産
チーズなど乳製品の豊富なノルウェー。好き嫌いは別としてノルウェーに訪れる機会があればぜひ一度は試してほしいのがこちらのブラウンチーズ!!
ノルウェー語ではbrunostと言い、これ実はヤギのチーズなのです。ブラウンチーズと言うだけあって茶色い色をしていて味はキャラメルのような風味で甘みがあります。わりとコクもあるので苦手な人もいるかもしれませんが私は大好きです!濃さも何段階かありますが上の写真の赤色パッケージでG35と記載されているのがオリジナルの一番質が良い正式なブランチーズなのだと夫が言っておりました(笑)開けていなければ夏場以外常温保存可能なので小さいサイズを試しに買ってみてはいかがでしょうか。
そして次に紹介したいのが「鯖のトマト缶」。
ノルウェーでよく獲られる魚の代表、サーモン、タラ、サバ!こちらの鯖缶をノルウェー人は朝食やランチでパンの上にのせて食べます。基本のトマト味をベースにチリやサルサ、バジルなど少し味が付いているものもあります。サバ自体もすでに細かく砕かれているものやフィレでそのまま入っているものも選べます。私の友人はパスタの具材として使用しているのを見たことがあります。食べ方も工夫次第で色々あるのではないでしょうか。日本でも鯖は食べますし、思ったよりクセもなく一般的に食べやすいお土産の一つだと思います。
まとめ
以上、現地に住む者視点で選んでみましたノルウェーのお土産。私自身旅行先についてある程度事前にリサーチはしていても、実際限られた時間の中で自分以外へのお土産選びはなかなか難しいと感じることが多々ありました。今回の記事が少しでもノルウェー旅行者のお土産選びのお役に、またノルウェー自体への興味に繋がれば嬉しいです!
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Wedum莉子
- 神戸市出身、現在はノルウェー内陸部の小さな田舎町に在住しています。幼少期に3年間インドネシアで暮らしたこと、学生時代に様々な国へ旅行したことを通して異なる文化、人々の暮らしの違いを自分の目でみることの面白さを日々体感しています。旅行をすること、美味しいものを作り食べること、綺麗な景色の写真を撮ることが好きです。