こんな人におすすめ!ハワイツアーのメリットとデメリットを徹底解説!

近年、個人で飛行機やホテルを手配してハワイへ出かける方法が一般的になっています。しかし一方で、各旅行会社では工夫を凝らした、個性豊かなツアー商品も提供しています。また、インターネットでは、時期によっては格安のツアーに出合えることも。この記事では、ハワイ旅行をツアーで行うメリット・デメリットを徹底比較。またハワイへ行けるようになったとき、旅行のプランを立てるときの参考にしてみてくださいね。

※編集部註:当記事は2020年2月以前の情報を元に、再構成しています。また2020年9月現在、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、旅行会社、航空会社などの対応や状況が変わる可能性があります。また、日本外務省、ハワイ州観光局の最新情報を必ずご確認いただき、自己隔離期間や事前検査プログラムの概要、現地での行動ルールを把握するようご注意ください。

>>>参考:外務省(外部サイトへ遷移します)

>>>参考:Go Hawaii-ハワイ州観光局公式サイト(外部サイトへ遷移します)

目次

<1. ツアーでハワイ旅行をするメリット>

<2. ツアーでハワイ旅行をするデメリット>

<3. ツアーだとこんな形でハワイ旅行を楽しめるかも?>

<4. ハワイ旅行をツアーか個人にするかは人数や滞在期間を確認>

1. ツアーでハワイ旅行をするメリット

ハワイ--ツアー-01
<写真はイメージです。Photo by Pixabay(CC 0)

もし、あなた(または一緒に出かける方)が、「ハワイ旅行は初めてで、ハワイについてもあまり知らないわ」というのであれば、ツアーがオススメ。予算次第では、ホテルのランクを選べたり、観光オプションが付いていたりなど自由度が上がる場合も。この項目では、ツアーでハワイへ行くメリットについて紹介していきましょう。

1.1 ツアーのハワイ旅行は予算が立てやすく手間もかかりにくい

ハワイに限ったことではありませんが、一般的に海外旅行のツアー代金に含まれるのは以下の通りです。

  • 往復の飛行機代金(燃油サーチャージ、空港税を含むケースあり)
  • ホテル代金(税金、リゾートフィー含む)
  • 空港、ホテルの送迎
  • 現地でのサポート(ツアーで向かう施設入場料なども含む)
  • 現地でのトロリー利用代金

多くの場合、ツアー料金には旅行にかかる費用がほぼ含まれています。つまり一度ツアー代金を支払ってしまえば、現地では食事やお土産、チップなど個人的な費用以外はかからないので、旅行予算が立てやすいといえるでしょう。

また、予算を立てることが簡単になるだけでなく、手続きなどの手間も少なくなるのは大きなメリット。個人旅行の場合、飛行機やホテル、送迎などもすべて自分で手配しなくてはなりませんが、これらはほぼ旅行会社が用意してくれます。指定された集合場所に、指定された時間に出かけるだけでいいので、ラクチンですよね。

※編集部註:パスポートやESTAなど海外旅行全般にかかる準備は、個人・ツアーどちらの場合でも自身で行う必要があります

1.2 ツアーなら不慣れな場所でも安全度の高い観光ができる

ハワイ旅行が初めてで、あまり現地について知らない方にツアーがおすすめなのは、不慣れな場所でも安心して観光がしやすくなるからでもあります。多くの旅行会社は、有名店や観光スポットに出かけるオプショナルツアーを用意しています(コースによっては最初から組み込まれている場合も)。また現地の情報に精通しているスタッフに相談すれば、インスタ映えするカフェや評判のレストランといった情報も教えてくれますよ。

またワイキキ観光の場合、多くの旅行会社は自社でトロリーバスを運用しているため、個人では行きづらい場所へもラクラク移動が可能です。 そして安全といわれるハワイもやはり海外。事故や事件に巻き込まれる可能性は0ではありません。もしも現地でトラブルに巻き込まれたり、病気になったりした場合も、現地スタッフがサポートしてくれるから安心です。

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2. ツアーでハワイ旅行をするデメリット

たくさんメリットがあるツアーですが、自由に行動したい、団体旅行が嫌いという人には向かないかもしれません。この項目では、ツアーか個人旅行か迷っているとき、人によってはデメリットに感じられるかもしれないポイントをまとめています。

2.1 ツアーは時間や客室の融通が利かない

ツアーはすべてをお膳立てしてくれるため、「ラク」で「便利」で「安心」ですが、言い換えれば、すべてが決められているということです。複数の人が一緒に行動する形式であるため、個人の都合で予定や時間を変えることはまずできません。

また、ツアーの場合、ホテルのランクや部屋のカテゴリ、位置などはあらかじめ決められています。安いツアーの場合、メイン通りから外れていたり、隣や上下がうるさかったりしても、部屋の変更は難しいようです。飛行機も同様に、希望の座席を選べないため同行者と席が離れる可能性もあります。

もちろん、追加料金を出せばホテルのランクを上げたり座席を指定したりすることも可能ですが、その結果予算オーバーになることも。航空券はできるだけ安くして一緒に行く人と隣同士の席に、ホテルは奮発して良いお部屋を......といった融通を利かせることは難しいと言えます。

2.2 ツアーは団体行動が苦手な人には向かない

最近のツアーは、全日程で団体行動ということはなくなりましたが、それでも送迎やホテルへすぐにチェックインできない場合があるほか、参加者全員で旅行会社のラウンジに連れて行かれるようなこともあります。

そうした意味で、ハワイに着いたらすぐ自由に行動したいという人に、ツアーは向かないかもしれません。ただ、往復の移動を除いて帰国時まで終日自由行動、というツアーもたくさんありますので、どこまでなら許容できるか検討されるのも良いでしょう。

3. ツアーだとこんな形でハワイ旅行を楽しめるかも?

筆者の場合、最近はもっぱら個人手配でハワイへ出かけていますが、それでもいくつかの旅行会社のメルマガやFacebookページなどに登録して、お得なツアーがないかは常にウオッチしています。

この項目では過去数年前に体験したツアーの中で、お得に感じた2つのエピソードを紹介します。これから販売されていくツアーでもこうしたプランがないか、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

3.1 1泊4万円のホテルもツアーなら超オトク価格で!?

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<10万円を切るツアーで泊まった、オーシャンフロントの部屋。撮影:たなかみえ>

数年前のお正月明けに、10万円を切る価格で「ハイアットリージェンシー4泊6日 オーシャンフロント確約」というツアーを見つけて参加しました。もちろん飛行機会社や時間は選べず、往き帰りとも早い時間の出発になりました。

このツアーには空港からの送迎が付いていなかったので、その分の出費はありましたが、個人で申し込めば1泊4万円以上はする部屋でしたし、日数分のワイキキトロリーのチケットが付いていましたから、価格の面では大満足でした。また、申し込みから最終旅程の連絡まで、すべてをWebサイト上で完結できるという点でわずらわしさもありませんでした。

3.2 ホテルのはからいで結婚記念日が素敵な1日に

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<カハラホテルではドルフィンラナイにアップグレード。撮影:たなかみえ>

もう1つは、結婚記念日をカハラホテルで過ごすために、ツアーを利用したときのことです。このツアーではカハラが2泊、シェラトンワイキキが3泊でした。

事前に旅行会社へ結婚記念日であることを伝えておいたところ、部屋指定なしだったものがドルフィンラグーンに面したドルフィンラナイへアップグレードしてもらえました。また、ディナー時にはお祝いのケーキも。空港からホテル、ホテル間の送迎もすべてタクシーの利用でしたから、こちらもかなりおトクで満足のいくツアーでした。

2つのツアーの違いは、旅行会社の大きさです。Web上には名前を知らないたくさんの旅行会社があります。ハイアットリージェンシー宿泊のツアーは、結果的に満足だったのですが、名前の知らない旅行会社だったので(観光庁長官登録旅行業の番号はありましたが)、申し込むときに不安がありました。

その点、カハラのツアーは、実績のある旅行会社の旅行パンフレットに記載されているツアーだったので、安心して申し込めました。

4. ハワイ旅行をツアーか個人にするかは人数や滞在期間を確認

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<空いた時間でファーマーズマーケットを訪ねるのも楽しいですね。撮影:たなかみえ>

ハワイ旅行をツアーにするか個人手配にするかを考えるときは、先ほど紹介したメリット・デメリットと合わせて、一緒に行く人や人数、滞在期間を考慮しましょう。

4.1 家族(子ども連れ)の場合

家族でハワイ旅行、特に小さなお子さん連れの場合、ツアーよりお子さんのペースに合わせて動ける個人旅行がオススメです。キッチン付きのコンドミニアムを選べば離乳食も作れますし、レストランなどで周りに気を遣いながら食事をする、なんていうことも避けられます。

もちろん最近は、コンドミニアム利用のツアーも増えていますから、費用や日程などをよく比較してくださいね。またお子さんが中高生で、祖父母や親戚も一緒にという場合は、ツアーの方が手続きなどがラクになる可能性もあります。

4.2 成人同士・シニアの場合

旅慣れている方や語学が堪能という方以外は、きめ細やかにサポートしてくれるツアーがオススメです(それなりの金額のツアーになりますが)。ハワイ州独自の法律や条例などもあるため、これらについてフォローしてくれるスタッフが必要な場合はツアーが良いでしょう。

また年齢を重ねると、外食が続き胃が疲れてしまうこともあります。その場合は、キッチン付きのコンドミニアムに泊まれるツアーもよいでしょう。予算に余裕があれば、飛行機やホテルを自由に組み合わせられるツアーもオススメです。

4.3 10日間以上の長期滞在や大人数の場合

10日以上となると、残念ながらツアーの種類がぐんと減ってしまいます(※)。また、ツアーでは、大人数で一度に泊れる部屋があまり提供されていないため、個人で広いコンドミニアムや場合によっては一軒家を手配する、というのはいかがでしょうか。広いお家を長く借りて、来られるときに来られる人が集まるといった過ごし方も可能になります。

※編集部註:ツアー日程は今後の情勢により変動する可能性があります

4.4 おひとりさまの場合

旅行会社のツアーでは、ホテル代金が2名1室で1人あたりいくら設定されています。ツアーを利用して1人で参加すると、「一人部屋追加料金」がプラスされます。しかし、ホテルへ送迎してくれたり、トロリーに乗り放題だったり、専用のラウンジが使えたりと、ツアーならではの恩恵を受けられる箇所も多いです。

とは言え、一人旅行を検討される方はおそらく旅慣れていると思われるため、予算、日程、時間の自由がきく個人旅行の方が楽しめるのかもしれません。個人旅行の場合、ディープなハワイの魅力を教えてくれる現地ガイドさんを雇うという手もあります。

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ハワイ旅行においてツアーにするか個人旅行にするかは、滞在日数や目的、年齢、一緒に出かける人などによって変わってきます。ですが、安心感という意味では、出発から帰国まできめ細やかなフォローのあるツアーに軍配があがるのではないでしょうか。 どちらの方法でも、まずはご自身が実現したい旅をイメージして、メリット・デメリットを比較してみてくださいね。どうぞ、ステキなハワイ旅行を!

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たなかみえ

東京生まれの東京育ち、書くことを生業としています。インタビュー、取材でお会いした100人を超える有名、無名の方々に伺ったお話が私の財産です。大好きなハワイの風、匂い、人、場所。読んでくださる皆さんと共有できたらいいな。ハワイ州観光局公認ハワイスペシャル検定上級取得。

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