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【ハワイ・カウアイ島】地元民ローカル・スタイルで過ごす週末のすすめ

日本人に人気の旅行先として常に上位にランクインしているハワイ・オアフ島ですが、円安や物価高の影響などで、以前と比べて日本からの観光客が激減してしまっています。
ショッピングや観光に忙しい日本人とは違い、ゆっくりとした休暇を過ごす欧米からの旅行者が増えたせいか、オアフ島のビーチは平日・週末に関わらず、いつも混雑しているこの頃。
そんなオアフ島の喧騒に疲れた"ローカル"と呼ばれる地元民の間では、ネイバーアイランドと呼ばれる州内の他の島でのミニ・バケーションが人気です。オアフ島の西隣にあるカウアイ島で、ローカル流のんびり過ごす週末をご紹介します。
目次
カウアイ島へのアクセス
カウアイ島の玄関口であるリフエ空港へは、ホノルル国際空港から約40分のフライト。日本からの直行便がないので、ホノルル国際空港から国内線に乗り換えが必要です。
1)日本から到着する国際線ターミナルで入国審査 >> 荷物の受け取り >> 通関
2)受け取った荷物を持って、国内線ターミナルへ移動
3)カウアイ島へ向かうエアラインのカウンターでチェックイン >> 荷物を預ける >> セキュリティを通過して搭乗ゲートへ
<カウアイ島の玄関口、リフエ(Lihue)空港>
カウアイ島とは
ハワイ諸島の中で最北端に位置するカウアイ島は、ハワイでは最も古く、4番目に大きい島で「ガーデンアイランド」と呼ばれるに相応しく、数百万年の時を経て形成された渓谷や、熱帯雨林の絶景が楽しめる壮大な自然が特色。
そんなカウアイ島は、アウトドア アクティビティーの宝庫で、カヤックでの川下りやジャングルのハイキング、美しいビーチでのシュノーケリングや、渓谷を滑り降りるジップラインなども楽しめます。
また、オアフ島では味わえないのんびりした雰囲気の小さな町や、片側通行しかできない橋など、ノスタルジックな風景も魅力の島です。
<映画「ジュラシック・パーク」のロケ地にもなったカウアイ島>
カウアイ島の主要エリア
カウアイ島は、ノースショア、イーストサイド、リフエ、サウスショア、ウエスト・サイドの主に5つのエリアに分かれ、それぞれの地域ごとにさまざまなアクティビティや楽しみ方があります。
(1) ノース・カウアイ
カウアイ島の北部にあるノースカウアイは、リフエ空港から車で45~60分程の距離にあります。約1kmもの断崖が続くことで有名なナパリ・コーストでは、海からカヤックやボートで、または空からヘリコプターで雄大な景色を楽しめるオプショナルツアーが人気。
サーフスポットの一つであるハナレイ湾、その近くにある小さなお店やレストランが集まっているハナレイ・タウン、 高級ヴィラやリゾートのあるプリンスヴィルなどもノース・カウアイに含まれます。
<映画「南太平洋」のロケ地としても有名なハナレイ湾>
(2) イーストサイド
リフエ空港から車で15分程、島内の主要エリアへのアクセスも30分程度と、滞在の拠点として便利なイーストサイドは、カウアイ島の中でも最も人口が多く、カパア・タウンを中心にたくさんのホテルやショッピングセンターなどがあり、賑やかなエリア。
海岸沿いにヤシの木が連なることから「ココナッツ・コースト」とも呼ばれていて、シダの洞窟やワイルア川、ビーチパークも多数あり、自然を楽しめるスポットも充実しています。
<カパア・タウンからすぐのビーチ>
(3) リフエ
カウアイ島の玄関口であるリフエ空港や、クルーズの船着場もあるリフエは、カウアイ島の政治経済の中心となるエリア。大型ショッピングセンターや昔から続く個人商店、レストランなどもたくさんあります。
<土曜日にリフエで開かれるファーマーズ・マーケット>
(4) サウスショア
ビーチ沿いに有名ホテルやコンドミニアムが立ち並ぶ、高級リゾートのポイプと、オールド・コロア・タウンと呼ばれる、プランテーション時代の面影の残るコロアという、2つの人気スポットで有名なのがサウスショア。 リゾートエリアにはレストランやショッピングセンターが併設されているので、滞在型のバケーションを楽しみたい方にはおすすめのエリアです。
<ポイプ・ビーチ・パーク>
(5) ウエストサイド
自然豊かな観光地として知られているウエストサイドには。ワイメア渓谷や、キャプテン・クックが初めてハワイに上陸したとして有名なワイメア・タウン、映画『リロ&スティッチ』の舞台となったハナぺぺなど、のんびりとした雰囲気を味わえる町があります。
2. 週末滞在モデルコース
観光やツアー参加などではない、ローカル流のんびり週末滞在2泊3日のモデルコースをご紹介します。
1日目:リフエからノースショア
10時を過ぎるとレンタカーのカウンターが混雑し始めるので、ホノルル空港からは早朝のフライトでのカウアイ島入りをおすすめします。
- ホノルル空港を出発(フライト時間約35分)〜リフエ空港到着>>荷物ピックアップ後、シャトルバスでレンタカーカウンターへ
- レンタカーの手続きを終えて、いざ出発!
- グローブ・ファーム・マーケット(Grove Farm Market)
毎週土曜日の午前9時から開催されるファーマーズ・マーケットは、リフエ空港から車で約10分。ここでのおすすめは、島内でも3カ所でしか買えないという、カウアイ島産の珍しいパイナップル「シュガーローフ・パイナップル」。
普通のパイナップルと比べて、色が白く、とても甘く柔らかいので、芯の部分まで食べられます。カットされたものも売っているので、是非お試しあれ。
<シュガーローフ・パイナップル>
Grove Farm Market
- 住所:4411 Kikowaena St., Lihue, HI 96746
- 電話番号:+1 (808) 245-3678
- 営業時間:土曜 9:30〜
- 公式サイト: Grove Farm Market
カウアイ・ベーカリー (Kauai Bakery)
ベストマラサダ1位に選ばれたこともあるというマラサダで有名なこのお店では、コーヒー、カフェラテ、チャイなどのドリンクと一緒にブレイクタイムはいかが?
Kauai Bakery
- 住所:3-2600 Kaumualii Hwy STE 1526, Lihue, HI 96766
- 電話番号:+1 (808) 320-3434
- 営業時間:火〜木曜 6:00~13:00 金・土曜 6:00〜14:00
- 公式サイト:Kauai Bakery
カウアイ・ジュース・カンパニー(Kauai Juice Co)
イーストサイドの中心、カパアタウンにあるこのお店。オーガニックフルーツや野菜を使用した、コールドプレスジュースと、アサイ・ボウルやヘルシーなデリメニューのテイクアウトを持って、ノースショアへGO。
Kauai Juice Co. Kapaa
- 住所:4-1384 Kuhio Hwy, Kapaʻa, HI 96746
- 電話番号:+1 (808) 631-3893
- 営業時間:8:00〜17:30
- 定休日:無し
- 公式サイト:Kauai Juice Co. Kapaa
ノースショア
カパア・タウンからハナレイ湾までは海岸線沿いを走ること40分ほどで到着。ハナレイ桟橋の見えるビーチで、テイクアウトのランチを食べたら、本を読んだり、お昼寝をしたりして、ゆっくりとした午後を過ごすのがローカル・スタイル。
<ハナレイ桟橋のすぐ傍にあるブラック・ポット・ビーチパーク>
2日目:サウスショアでビーチを満喫
イーストサイドから、サウスショアまでは車で1時間ほどのドライブ。ビーチのすぐそばにパーキングが併設されていますが、週末は特に混み合うので、午前中の早めの時間から出掛けるのがポイントです。
ポイプ・ビーチ・パーク
全米ベストビーチにも選ばれたポイプ・ビーチでは、モンクシールやウミガメ、シュノーケルで魚を見ることもできます。トイレやシャワーも併設されているので、1日過ごすにも安心のビーチです。
<ポイプ・ビーチでお昼寝中のモンク・シール>
プカドッグ (Puka Dog)
ランチにはハワイアン・スタイル・ホットドッグのお店でプカドッグを。ハワイアン・スィート・ブレッドの真ん中に開けられた穴(ハワイ語でPuka)の中に、詰められたソーセージに、マンゴー、パイナップル、リリコイなどのフルーティなレリッシュとソースのかかったホットドックは、一度食べたら忘れられない味。搾りたてのフレッシュ・レモネードと一緒にどうぞ。
<プカドッグ ポイプ・ビーチ・パーク店>
Puka Dog Poipu Beach Park
- 住所:2100 Hoone Rd, Koloa, HI 96756
- 電話番号:+1 (808) 742-6044
- 営業時間:10:00〜19:30
- 定休日:無し
- 公式サイト:Puka Dog Poipu Beach Park
葉村サイミン(Hamura Saimin)
夕方までビーチでゆっくり過ごしたら、帰りにリフエにあるサイミンの老舗でディナー。独特の麺と薄味のスープが特徴の、ハワイのソウルフードともいえるサイミン専門のこのお店は、ローカルのお客さんで常に賑わっています。
<レギュラー・サイミン>
Hamura Saimin
- 住所:2956 Kress St, Lihue, HI 96766
- 電話:+1 (808) 245-3271
- 営業時間:10:00〜21:30
- 定休日:無し
- 公式サイト:Hamura Saimin
3日目:オアフ島へ
早朝にホテルをチェックアウトしたら、空港でレンタカー返却後、オアフ島へ。レンタカー会社のカウンターは朝5時からオープンしていて、フライトは午前6時台からスタートするので、オアフ島に戻ったらそのまま出勤というのもローカルあるあるです。
<カパアの朝焼け>
まとめ
オアフ島ではなかなか味わえない壮大な自然や、ノスタルジックな雰囲気が魅力のカウアイ島の魅力を5つの各エリア別にご紹介してみました。モデルコースを参考に、ぜひ次回のハワイ滞在では、ローカル・スタイルのゆっくり、のんびり過ごす週末を計画してみてください。
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Saeko
- 短大卒業後、外資系企業での営業職を経験し、2001年ハワイへ留学。マーケティングの学位を取得後、卒業と同時に結婚、出産、そして離婚。紆余曲折ありましたが、すっかり大人になった一人娘と人生をエンジョイ中。セールス、マーケティング関連の仕事をする傍ら、フリーランスのWEBライターとしてハワイの情報を発信する記事を投稿しています。
趣味は読書と旅行。旅先のゆったりとしたお風呂で半身浴をしながらの読書が至福の時。美味しいものを食べること、スパでリラックス・マッサージ、美術館巡りなど、五感を満たすことが大好き。