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飛行機のキャンセル料はいつから? いくらかかる?
旅行や出張で飛行機を予約したものの、なんらかの事情で行けなくなってしまった場合、キャンセル料のことが心配になる方も多いはず。
そこで今回は、キャンセル料はいつから発生するのか、どのくらいの金額になるのかなど、飛行機のキャンセル料について詳しく説明します。
目次
2. 飛行機のキャンセル料(払戻手数料・取消手数料)はいくら?
1. 飛行機のキャンセル料はいつから?
航空券購入後、いつキャンセル料が発生するか、どれくらいキャンセル料が発生するかは、ANA、JALなど航空会社によって異なります。
また、ANA、JALともに、キャンセルは出発日前日、搭乗日当日の出発時刻前、出発時刻後いつでも可能です。
1.1 ANAの場合
飛行機のキャンセル料というのは、支払った航空券の代金を返金してもらうための手数料「払戻手数料」と、運賃別に定められている手数料「取消手数料」の2つに分類されます。
ANAの場合、払戻手数料のみ、航空券購入後すぐに発生します。
取消手数料は、航空券によって、「搭乗日55日前」から発生するケースと、航空券購入後すぐに発生するケースがあります。
また、取消手数料は解約日が出発日に近づくにつれて高くなっていきます。
詳細については、以下の公式サイトをご確認ください。
>>航空券の払戻手数料・取消手数料について[国内線](ANA公式サイト)
1.2 JALの場合
JALの場合、「払戻手数料」は廃止されており、「取消手数料」のみとシンプルになっています。運賃の種類によっては航空券購入後すぐに発生します。
JALも、基本的には解約日が搭乗日に近いほど取消手数料は高くなります。
詳細については、以下の公式サイトをご確認ください。
2. 飛行機のキャンセル料(払戻手数料・取消手数料)はいくら?
では、実際に飛行機をキャンセルした場合、どのくらいのキャンセル料(払戻手数料・取消手数料)が発生するのでしょうか。ここではANAの払戻手数料・取消手数料、JALの取消手数料について説明します。
2.1 ANAの払戻手数料・取消手数料
購入した航空券をキャンセルする際、払戻手数料が航空券1枚(1区画)につき440円がかかります。
ただし、「個人包括旅行運賃」「プレミアムBiz」「Biz」については、払戻手数料はかかりません。
取消手数料は航空券の種類によっても異なりますが、おおよそ以下の通りです。
- 航空券購入後~搭乗日55日前:取消手数料は不要
- 搭乗日54日前~搭乗日45日前:運賃の約30%相当額
- 搭乗日44日前~搭乗日28日前:運賃の約40%相当額
- 搭乗日27日前~搭乗日14日前:運賃の約50%相当額
- 搭乗日13日前~出発時刻前:運賃の約60%相当額
- 出発時刻以降:運賃額100%(旅客施設使用料のみの返却)
2.2 JALの取消手数料
取消手数料は運賃ごとに異なります。主な運賃ごとの取消手数料は以下の通りです。
- フレックス:出発前は無料、出発後は税抜運賃額の約20%相当額
- セイバー:出発前は税抜運賃額の約5%相当額、出発後は税抜き運賃額の100%
- スペシャルセイバー:出発55日以上前は税抜運賃額の約5%相当額、出発54日前から出発前は税抜運賃額の約50%相当額、出発後は税抜運賃額の100%
3. 飛行機をキャンセルした場合の払い戻しはどこでする?
では、実際に飛行機をキャンセルする場合、どこで(キャンセル料を引いた分の)払い戻しが受けられるのでしょうか。
ここではANAとJALの場合について説明します。
3.1 ANAの場合
航空券の購入場所によっても異なり、ANAウェブサイト、ANA予約・案内センターで購入した場合、ANAウェブサイト、ANA国内線予約・案内センターでの手続きとなります。
ANA国内線空港カウンターで購入した場合は、ANA国内線予約・案内センターかANA国内線空港カウンターでの手続きとなります。
クレジットカードならカード会社を通じた払い戻しとなる他、現金であれば指定口座への振り込みや、ANA国内線空港カウンターでの現金払いなどがあります。
旅行会社や旅行サイトで購入した航空券のキャンセルは、購入した旅行会社や旅行サイトに直接に行います。
3.2 JALの場合
電話、JALのWebサイト、国内線カウンター(市内・空港)で手続きが可能です。
クレジットカードならカード会社を通じた払い戻しとなり、e JALポイントはe JALポイント口座への払い戻し、コンビニ、ATM、インターネット振り込みを利用した現金払いの場合、銀行口座への振り込み、もしくはその場での払い戻しとなります。
JAL旅行券などそのほかの方法で支払いをした場合、Webサイトでの手続きができないといったことがあります。
4. 飛行機のキャンセル料の払い戻し有効期間はいつまで
飛行機をキャンセルした場合、キャンセル料の払い戻しには期限があります。
4.1 ANAの場合
払い戻しの有効期間は、航空券の有効期限満了日の翌日から起算して30日以内です。
4.2 JALの場合
払い戻しの有効期間は、航空券の有効期間内および有効期間満了日の翌日から起算して30日以内となります。
航空券購入後、早めにキャンセルすることで、キャンセル料を安く抑えられる可能性があります。上記を参考にして手続きをしましょう。
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