空港の保安検査場での流れ! スムーズに通過するために準備すべきこと

空港の保安検査場での流れ

飛行機を乗る際に必ず受けなくてはいけない「保安検査」。飛行機が初めての人や、乗る機会が少ない人にとっては緊張する瞬間ではないでしょうか。

特に2019年9月からは保安検査が強化されるようになったこともあり、これまでよりも時間がかかってしまうケースも出てきました。

そこで今回は、空港の保安検査場での流れと、スムーズに通過するために事前にできる準備のポイントを詳しく解説していきます。

目次

<1. 保安検査場とは?>

<2. 保安検査場はどこにある? いつまでに通ればよい?>

<3. 保安検査場を通る際の流れ>

<4. 保安検査場をスムーズに通過するために準備しておくべきこと>

1. 保安検査場とは?

航空会社のカウンターでチェックインを済ませると、次に向かうのが「保安検査場」です。これは、搭乗者全員のボディチェックと機内に持ち込む荷物の検査を行うための場所で、飛行機の安全運行を守るために法律によって定められています。

飛行機は最も安全な乗り物だと言われていますが、その安全を守るためには機内に危険物を持ち込ませないことが不可欠です。

例えば、爆発や発火のおそれのあるものはもちろん、燃えやすいもの、有毒物質、刃物などのように凶器になり得るものはすべて危険物とみなされ、航空法によって機内への持ち込みが禁止されています。

保安検査場はこうした危険物が機内に持ち込まれることを防ぐための大切な砦とも言える場所なのです。なお、2019年9月には国土交通省航空局の指示によって、保安検査がこれまで以上に強化されるようになりました。

これは、航空機へのテロ対策の一環として決定したことで、具体的な変更点としては以下の3つが挙げられます。

1.1 上着の脱衣が必須に

国際線だけでなく、国内線においてもすべての乗客のコートやジャケット、パーカーなどの上着が検査の対象となりました。検査場では一旦上着を脱いでトレーに乗せて、X線検査を受けます。

1.2 靴検査の強化

靴の中に凶器や爆発物などを隠されることを防ぐために、くるぶしを覆う丈のブーツや、バスケットシューズ、厚底の靴、金属の装飾が多くついた靴などのすべてが検査対象になりました。

1.3 爆発物などの検査の強化

ナイフやハサミなどの凶器となる可能性のあるものや、爆発物の検査については、これまで検査員が搭乗者の体に触れて検査を行なっていましたが、装置を使った検査も行われるようになりました。

2. 保安検査場はどこにある? いつまでに通ればよい?

保安検査場の場所は空港によって異なりますが、一般的には手荷物を預けるカウンター脇にあることが多いようです。また、保管検査の締め切り時間は航空会社によって異なりますが、出発時刻の20~30分前までというケースが一般的です。

ただし、保安検査を受けるまでには空港に到着してから、チェックインを済ませ、荷物の預け入れなどさまざまな手続きが必要なため、繁忙期などで空港が混雑している時には、思った以上に時間がかかってしまうこともあります。

大型空港の場合には移動に時間がかかることもあるため、十分に余裕をもって保安検査場へ向かうことが大切でしょう。

3. 保安検査場を通る際の流れ

初めて飛行機を利用する人にとっては、保安検査は緊張してしまうものです。保安検査場での流れをあらかじめ把握しておくことで、安心して当日を迎えられるようにしておきましょう。

3.1 eチケットなど搭乗券を持って入場

保安検査場では搭乗券の提示が必要です。直前で慌てることがないように、列に並ぶ前に準備をしておきましょう。

3.2 コートなどのアウターをトレーに入れる

2019年9月に保安検査が強化されたことで、すべての搭乗者の上着が検査の対象になりました。コートやジャケット、パーカーなどのアウターは事前に脱いでトレーに入れて保安検査の順番を待ちましょう。

3.3 液体物をトレーに入れる

液体物を持っている場合には、バッグなどから出してアウターとは別のトレーに入れます。国際線では100ml以下の容器に入れて、1リットル以下の透明のプラスチック袋に入れることが定められています。

3.4 財布・スマホ・アクセサリーなどの貴金属をトレーに入れる

財布、スマホ、身につけているアクセサリーなどはすべて外し、トレーに入れます。

3.5 その他の手荷物をX線検査装置用トレーに入れる

上記以外の手荷物も、別のトレーに入れてX線検査を受けます。

3.6 金属探知器・ボディスキャナーのゲートを通る

ナイフやハサミといった凶器となる得るものや、爆発物などを隠し持っていないかを確認するために、貴金属探知機やボディスキャナーの検査を受けます。

3.7 問題があれば追加検査・荷物を預けるか破棄

手荷物チェックやボディチェックなどで問題が見つかった場合には、さらに詳しく調べるために追加検査を受けることもあります。また、手荷物の中に危険物とみなされるものが入っていた場合には没収されたり、破棄を求められたりするケースもあるので注意しましょう。

3.8 問題がなければ搭乗

すべての検査が完了したら、忘れ物がないかを確認した上で搭乗ゲートに移動します。パスポートや搭乗券などを受け取るのも忘れずに。

4. 保安検査場をスムーズに通過するために準備しておくべきこと

保安検査場をスムーズに通過するためには、以下のポイントに気をつけて準備をすすめましょう。

4.1 機内持ち込みができないものを事前に調べる

航空会社や渡航先によって機内に持ち込める荷物の規定は異なります。ホームページなどを参考にして事前にしっかり確認をしておきましょう。また、日本の保安検査では問題がなくても、渡航先についてからNGになってしまうものもあるため、注意が必要です。

4.2 機内に持ち込む手荷物は最小限に

保安検査での時間を短縮するためには、機内に持ち込む荷物を最小限にするのが最も有効な方法とも言えるかもしれません。

4.3 電子機器・液体物を機内に持ち込む場合はバッグから出しておく

電子機器や液体物は、不要な追求を避けるためにも事前にバッグから取り出してトレーに乗せておきましょう。

4.4 ポケット内の鍵なども貴金属用のトレーに出しておく

ポケット内に自動車や家の鍵などが入っているとボディチェックで引っかかってしまうことがあります。必ず貴金属専用のトレーに出しておきましょう。

4.5 大きな装飾の付いた靴・大きなバックルのベルトは身につけない

飛行機に乗る際には、服装にも気を配りましょう。大きな装飾のついた靴や、バックルの大きなベルトなどは避けるのが無難です。


2019年9月にその内容が強化された保安検査場ですが、上記で紹介した内容を参考にして、スムーズに通過しましょう。

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