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【体感】日本最南端・波照間島への航路はどれだけ揺れるの?

記事投稿日:2020/07/22最終更新日:2020/07/22

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【目次】

日本最南端は沖縄県の波照間島

日本最南端は沖縄県の波照間島(はてるまじま)です。

波照間島へは船でしか行くことができません。船は高速船と貨客船の2種類あります。いずれも有限会社安栄観光(あんえいかんこう)が運航しています。

【高速船】
・運航スケジュール:石垣港(離島ターミナル)から1日4往復(7月・8月)3往復(7月・8月以外)
・所要時間:約60~90分(直行の場合)
・安栄観光HP(高速船):http://www.aneikankou.co.jp/water_routes/detail/hateruma

【貨客船】
・運航スケジュール:石垣港(離島ターミナルの東側の乗り場)から週3~4便
・所要時間:約2時間
・安栄観光HP(貨客船):http://www.aneikankou.co.jp/pages/carferry

なお、波照間島には空港がありますが、現在、定期便は飛んでいません。

※運航スケジュールはいずれも2019年12月現在

波照間島航路の高速船の運航率は?

高速船も貨客船も安栄観光が運航しています。

よく「波照間島航路は欠航率が高い」と聞きますが、それは本当なのでしょうか?

安栄観光のHPを見ると2016年4月からこれまでの全運航便の運航状況一覧を見ることができます。

その運航状況一覧を見て、僕なりにまとめてみました。

波照間島航路の2019年度の運航状況

波照間島航路の2019年度(2019年4月から2020年3月まで)の運航状況を調べてみました。

※注意:下記運航数は往復で計算しています。往路が欠航したら復路も欠航するからです。

【2019年4月】

運航は90往復。運航は81往復、欠航は9往復。欠航率は10%です。

全便運航したのは22日、全便欠航したのは0日でした。

【2019年5月】

運航は93往復。運航は91往復、欠航は2往復。欠航率は2%です。

全便運航したのは29日、全便欠航したのは0日でした。

【2019年6月】

運航は90往復。運航は85往復、欠航は5往復。欠航率は6%です。

全便運航したのは25日、全便欠航したのは0日でした。

※4~6月期は1日3往復の運航でした。

【2019年7月】

運航は124往復。運航は89往復、欠航は35往復。欠航率は28%です。

全便運航したのは16日、全便欠航したのは2日でした。

【2019年8月】

運航は124往復。運航は98往復、欠航は26往復。欠航率は21%です。

全便運航したのは24日、全便したのは欠航5日でした。

※7~8月期は1日4往復の運航でした。

【2019年9月】

運航は90往復。運航は64往復、欠航は26往復。欠航率は29%です。

全便運航したのは17日、全便欠航6日でした。

【2019年10月】

運航は93往復。運航は82往復、欠航は11往復。欠航率は12%です。

全便運航したのは24日、全便欠航したのは2日でした。

【2019年11月】

運航は90往復。運航は60往復、欠航は30往復。欠航率は33%です。

全便運航したのは13日、全便欠航したのは5日でした。

【2019年12月】

運航は93往復。運航は70往復、欠航は23往復。欠航率は25%です。

全便運航したのは17日、全便欠航したのは4日でした。

【2020年1月】

運航は93往復。運航は85往復、欠航は8往復。欠航率は9%です。

全便運航したのは23日、全便欠航したのは0日でした。

【2020年2月】

運航は87往復。運航は74往復、欠航は13往復。欠航率は15%です。

全便運航したのは19日、全便欠航したのは1日でした。

【2020年3月】

運航は93往復。運航は87往復、欠航は6往復。欠航率は6%です。

全便運航したのは26日、全便欠航したのは0日でした。

※9~3月期は1日3往復の運航でした。

1年間の運航状況を調べてみて気がついたこと

波照間島航路の2019年度(2019年4月〜2020年3月まで)1年間の運航状況を調べてみて気がついたことがあります。

冬場の波照間島航路は欠航率が高いと聞いたことがありますが、こうやって書きだしてみると、決して冬場の欠航率が高くはないということがわかります。

調べていてもっと欠航率が高いかなと思いましたが、欠航率が20%を超えているのは1年間で5ヶ月だけだし、また1ヶ月のうち、全便が欠航しなかったのが5ヶ月もありました。

もちろん台風の時期は2~3日間、欠航しますが、その時は、離島航路は全便欠航しています。

調べていくと、波照間島航路より、西表島上原航路や鳩間島航路の方の欠航率が高いことに判明しました。

※逆に西表島大原航路は運航率が高いです。

【乗船レポート】往路:石垣島⇒波照間島

それでは実際に2019年12月15日に乗船した時のレポートをお伝えしましょう!

★乗船日は2019年12月15日です。1便目(この日は1日3便)の8時発に乗船しました。

出発はユーグレナ石垣島港離島ターミナルからです。

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ユーグレナ石垣港離島ターミナルの内部です。

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世界チャンピオンの具志堅用高さんは石垣島のご出身です。

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12月の石垣島の日の出は7時30分頃です。

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波照間島への航路は、大型船「ぱいじま2」と小型高速船によって運航されています。

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こちらが8時発の大型船「ぱいじま2(284トン・旅客264名)」の船体です。

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双胴船です。とても優美な船体です。

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それでは出港! 石垣港内をゆっくりと進みます。

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アジアから来航したと思われる大型客船が港外に停泊していました。

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港外に出たので、一気にスピードアップ...。でもないですね。少し速い大型船という感じです。なお、乗船中は、基本的に立ち上がれませんし、シートベルトを締めなければいけません。大型船だからなのか、それほど揺れません。快適でした。

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zzz...。

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気がついたら波照間島へ着いていました(笑)

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【乗船レポート】復路:波照間島⇒(西表島大原港経由)⇒石垣島

★乗船日は2019年12月15日です。2便目(この日は1日3便)の13時25分発に乗船しました。

波照間島の観光を終え、波照間港に戻ってきました。

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波照間旅客ターミナル内の様子です。

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波照間港での高速船出航場所の案内板です。1便目に乗船した「ぱいじま2」と2便目の小型高速船は出航場所が異なりますので、注意が必要です。

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それでは出航時間になりましたので、桟橋へ向かいます。特にアナウンスはありませんので、乗り遅れに注意が必要です。

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これが当日乗船した「第98あんえい号【2便目は日により船舶が異なります】(旅客定員99名・最高速力34ノット)」の船体です。往路に乗船した「ぱいじま2」と大きさが全然違います。

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2便目は西表島大原港経由になります。西表島へ行く人がいなければ石垣島へ直行となります。この日は西表島へ行く人がいましたので、西表島大原港経由になりました。

それでは出航!

港内を出て外洋でエンジンがうなりを上げ、一気に加速します。この先は動画でご覧いただきましょう!

左側の窓側に座りました。潮の流れが右から左へ流れているのが分かります。なので、波も右から左へ斜めに抜けていっていました。

往路に乗船した「ぱいじま2」より海面が近いです。ものすごい波しぶきです。波を砕きながら運航しているのか、ドスンドスンと鈍い音が船内に響きます。

船内の様子です。動画では分かりにくいですが、右側の窓の向こうから大きな波が押し寄せていました。

前方に西表島が見えています。これだけ揺れるのは島影やサンゴ礁の区域ではなく、まともに外洋を突っ走っているからでしょう。

船内の様子です。決して僕がカメラを揺らしているのではなく、これだけ轟音とともに揺れているのです。

僕は飛行機でも船舶でも揺れるのには慣れていますが、船酔いされる方はかなりきつい航路だと思います。天気は晴れていますし、風もそれほどきつくありませんでしたので、普段からこれくらい揺れるという覚悟が必要です。

★西表島大原港から石垣港までの航路はそれほど揺れませんでした。西表島の島影を運航していたからだと思います。

「第98あんえい号【2便目は日により船舶が異なります】」の船内の様子です。こちらは前方客室となります。

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「第98あんえい号【2便目は日により船舶が異なります】」の船内の様子です。こちらは後方客室になります。前方客室と座席が異なります。

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波照間島航路の高速船は2種類の船舶で運航

時刻表を見る限り、1便目と3便目(7月・8月は4便目)は「ぱいじま2」による運航です。

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中便(2便目・7月・8月は2便目3便目)は小型高速船による運航です。

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ハッキリ言って、船体の大きさが違います。また「ぱいじま2」は双胴船ですので、揺れを吸収することができます。それに比べ、小型高速船は長細い船体なので、波が高いと、かなり揺れます。なので、欠航するのは小型高速船が圧倒的に多いです。また小型高速船は最高速度34ノットです。1ノットは1時間に1海里(1.852km)進む速さなので、34ノットだと時速約63kmになります。地上で時速63kmは一般道を少し速く走る車の速度ですが、海上では、とんでもない速さになります。動画を見てお分かりの通り、かなりのスピードに感じます。波や潮の流れをまともに受けるのでそれだけ揺れることになるのだと思います。

波照間島へ行きたいが船に弱いという人は、「ぱいじま2」を選んで乗船することをオススメします。

ある意味、小型高速船は予測不可能の絶叫マシンだと思っていただければ良いかな思います(笑)

僕はとても楽しかったです! 

●波照間島へ行かれる人は船を選んで行くことも重要です!

●波照間島以外では、西表島上原航路、鳩間島航路も同様に注意が必要です。

波照間島航路の高速船に乗船する際に気をつけること

【乗船前】

●船酔いの薬は乗船の30分前までに服用しましょう

●乗船前は満腹にしないこと。また空腹もよくありません

●乗船前に必ずトイレを済ませておきましょう

●さらにビニール袋を数枚用意しておきましょう(できれば飛行機の機内でもらえるもの)

【乗船後】

●シートベルトは必ず締めましょう

●荷物は膝の上か、足元でしっかり固定しましょう

●座席についたら救命胴衣の設置場所を確認しておきましょう

●座席についたらトイレの場所も確認しておきましょう

【運航中】

●近くを見つめず、遠くを見るようにしましょう

●おしゃべりはやめた方がいいと思います。多分、舌を噛みます

●腰やお尻の悪い人は要注意です。座席から投げ飛ばされないように注意しましょう

●上下にめちゃくちゃ揺れるので、本やスマートフォンは読めない(見ることができない)です

【参考】

>>安栄観光公式ホームページHP

>>安栄観光の保有船舶案内

>>ぱいじま2の詳細

>>第98あんえい号の詳細

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