【実録】日本最南端の波照間島を観光!観光時間は...3時間(笑)!

目次

日本最南端は沖縄県八重山郡竹富町の波照間島(はてるまじま)

僕は前の年(2018年)、日本最西端の与那国島(よなぐにじま)に行きました。

記事はこちら⇒【実録】日本最西端の与那国島を観光!滞在時間は...2時間(笑)!

与那国島に行ったことで、未訪問が最東端・最南端・最北端となりました。
※民間人が行ける範囲のところです。

最南端である波照間島も与那国島と同様、沖縄県の石垣島から行くことができます。

今回、石垣島訪問の際、昨年に続き、船でしか行くことができない最南端の波照間島へチャレンジしてみました。

それでは最南端の波照間島に果たして行くことができたのでしょうか!?

なお、波照間島は石垣島から南西約60kmに浮かぶ島。「果てのウルマ(珊瑚礁)の島」が語源だそうです。

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波照間島へのアクセス

波照間島へは船でしか行くことができません。船は高速船と貨客船の2種類となります。

高速船は石垣港(離島ターミナル)から1日4便(夏季)3便(冬季)の運航。所要時間は約60~90分(直行の場合)。※2019年12月現在

★安栄観光HP(高速船)はこちら:http://www.aneikankou.co.jp/water_routes/detail/hateruma

貨客船は石垣港(離島ターミナルの東側の乗り場)から週3~4便の運航。所要時間は約2時間。※2019年12月現在

★安栄観光HP(貨客船)はこちら:http://www.aneikankou.co.jp/pages/carferry

僕は石垣港から高速船で波照間島を目指しました。

なお、波照間島には空港がありますが、現在、定期便は飛んでいません。

なお、12月の波照間島への高速船は欠航率が約50%なので、渡れるかどうかは神のみぞ知るといったところでしょうか。

波照間島】

僕が波照間島まで利用した便

僕が石垣島へ訪島したのが2019年12月。12月の波照間航路は1日3便。

●石垣島発 波照間島行 ★8:00発 11:50発 14:30発

●波照間島発 石垣島行 10:00発 ★13:25発 16:20発

※2019年12月の時刻表より。

僕が利用したのは、★付の太字の石垣島8:00発、波照間島13:25発の便です。

波照間島9:35着だったので滞在時間は3時間50分ですが、実質の観光時間は10時から13時までの3時間(笑)!

波照間島16:20発にしてゆっくり観光すれば...と指摘を受けそうですが、前述の通り、波照間航路は特に欠航率が高いので、日帰りで行くには危険を伴うと考え、中便(昼間便)を利用することにしました。

当日、石垣港離島ターミナルにて

乗船券は当日、石垣島離島ターミナルの安栄観光のカウンターで購入しました。日帰りなので往復分を購入すると往復割引が適用されるのでお得です。訪問日が決まっていれば事前に公式HPから購入しておくとさらにWEB割が適用されます。

※他には安栄観光が往復の乗船券とレンタサイクルやバス観光をセットしたプランを販売しています。

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離島ターミナル内部です。8時発の便ですが、この時間帯から離島へ渡る観光客でにぎわっていました。

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世界チャンピオン・具志堅用高さんの銅像から朝日が!石垣島の朝は7時30分頃に日の出を迎えます。

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波照間島への航路は大型船「ぱいじま2」と小型高速船「あんえい98号」によって運航されています。

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こちらが8時発の大型船「ぱいじま2」の船体です。双胴船ですね。

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優美な船体です。

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船内の写真を撮るのを忘れました...(汗)。

こちらでご確認ください。

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石垣港内をゆっくりと進みます。アジアから来航したと思われる大型客船が港外に停泊していました。

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港外に出たので一気にスピードアップ...。でもないですね。少し速い大型船という感じです。なお、乗船中は、立ち上がれません。シートベルを締めなければいけません。大型船だからなのか、それほど揺れません。快適でした。

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zzz...。寝ていたらいつのまにか波照間島に到着しました。9時35分着。所要時間95分でした。

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日本最南端の島・波照間島に上陸

今回は乗船券を購入しただけなので、レンタカーなど何も事前に手配していませんでした。それほど大きな島でもないし、平坦な島なので(そう見えた)、レンタサイクルで十分だろうということで、島で待ち受けるおじさんの車に乗せられてレンタサイクル屋の受付へ。原付バイク、電動自転車、フツーの自転車があったのですが、僕は一番最後に受付をしたので、フツーの自転車をあてがわれました(笑)。
受付を済ませ、おじさんに島内地図をもらい、「自転車で1周どれくらいかかる(所要時間)?」と尋ねたところ、あなた次第とのこと...。それでは島内を観光しましょう!

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いきなり後悔(笑)

写真ではわかりにくいのですが、レンタサイクルを借りた集落から海岸線へ行くには坂を下ることになります。ということで、海岸線から集落へ行くときは坂を上がることになります。これが結構大変。せめて電動自転車を借りるべきでした...。

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ニシ浜

ニシ浜のニシは東西南北の西ではありません。この地域ではニシは北を指します。ややこしい...。

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いや~。青がきれい。波照間ブルーとも表現される通り、青が幾重にも重なって見えます。正面には西表島(いりおもてじま)が見えます。

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砂浜に下りてきました。冬季なので誰も泳いでいません。ビーチを独り占め!

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青い空、青い海。究極の癒し空間ですね。泳げないと言っても日差しは強烈。日焼け止めは必須です。

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右手は波照間港です。港の隣にこれだけ素晴らしい海岸があるのです。

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木陰ではなく、このような岩陰に座ってのんびりしたいものです。

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底名溜池展望台

海岸線に建つ砲台のような展望台です。西側から波照間一周道路(島の外周道路)を通って行くと曲がるポイントを間違えやすいので注意が必要です。牧場(と言っても分かりにくいけど)のところを曲がりましょう。曲がってから舗装されていない道を5分ほど進むと着きます。

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まだ展望台が見えたらすぐに右折。そのまま真っ直ぐ進むと展望台に行けず、また戻ることになります...。僕が身をもって体験しました(笑)。

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展望台。左側に階段があります。

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何も遮るものがありませんので、南海岸が一望できます。こちらは東側。

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こちらは南側。この先には何もありません。大海原が広がります。

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底名溜池展望台からペムチ浜に向かいましょう!

人が必死こいて自転車を走らせているとヤギの姿が。道路に座っていましたが、車はほとんど通らないので、のんびり過ごしていました。

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標識はこのようなもの。意外と少ないので自分のスマートフォンのナビを使った方がいいかも。

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このまままっすぐ進むと海に突きあたりそう。

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突きあたりに自転車を停め、そのまま歩いて行くと絶海が!誰もいないのでこの景色を独り占めです。

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ニシ浜のような砂浜もあればこのような絶壁もあり...。すごい。

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正面に見えるビーチがペムチ浜です。日本最南端のビーチです。

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ペムチ浜

自転車を置き、木々の間を通ります。とても不思議な空間です。

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海が見えてきました。

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美しい!ペムチ浜の西側です。

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ペムチ浜の東側です。あの先に日本最南端の碑があります。

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日本最南端の有人ビーチです。

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日本最南端の碑

さらに自転車を進めます。

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日本最南端の碑への入口です。

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駐車場横に休憩スペースがあります。後方は星空観測タワーです。

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波照間之碑の入口です。

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日本最南端の碑です。

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後方にも碑があります。

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ここにも日本最南端之碑と書かれたモニュメントがあります。

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この碑の裏側には日本国旗がはめ込まれていました。

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そのモニュメントが指す先にさらにこのような石碑があります。

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ここにも日本最南端と書かれた碑がありました。

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星空観測タワー

日本最南端の碑からすぐのところにある星空観測タワーに向かいましょう。このあたりでバテ気味です...。

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見えているのですが、なかなか着かない。。。

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はい、こちらが星空観測タワーです。冬場は南十字星を見ることができるそうです。

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絵になる道

こ~んな道を走ります。

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そして左にカーブすると。

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波照間空港の滑走路が見えてきました。

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波照間空港

波照間空港は現在定期便は運航していませんが、空港にはスタッフが待機しているみたいです。

空港は島の東端にあります。

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滑走路は800mと短く、小型機しか就航できませんが、船の欠航率を考えると、航空機の定期便就航を期待したいです。

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波照間空港のターミナル。このターミナルは2015年に完成したばかり。早く定期便の就航が望まれますね。

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波照間空港から島1周を諦め、島内中心部へ

人の背丈より高いさとうきび畑。

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よく見るとあちこちにヤギがいます。のんびり過ごしています。

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ヤギと目が合ってしまった...(笑)。お食事中、スミマセン。

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波照間島灯台

島の中央に灯台があります。約60mの小高い丘に建っています。

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白亜の灯台です。通常は海のそばに灯台ってあるものですが、波照間島では島の中央部の高台にあります。

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波照間島の中心部

町や村というより集落ですね。

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南国らしくガジュマルの木もあります。

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竹富島と同じく石垣とオレンジの屋根。

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シーサーも置いていました。

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NTTの変電所です。スマートフォンも問題なく繋がります。

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波照間幼稚園は新校舎を建築中でした。

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波照間幼稚園の隣にあるはてるま保育所です。とての綺麗な建物です。

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こちらは波照間小学校と波照間中学校です。

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壁には卒業生の寄せ書きが描かれていました。

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島内には公衆トイレが少ないので注意が必要。僕が見たところ、ニシ浜とこの中心地の2ヶ所しかなかったと思います。

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島内中心地の公園。右側には島内唯一?のガソリンスタンドがあります。

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波照間島の民家です。

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石積みの壁とガジュマルの木。他の離島と少しイメージが違います。

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島内唯一?の波照間診療所。

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波照間島にはいくつかの民宿があります。こちらは中心部にある星空荘です。

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長田御獄です。撮影したら珍しくピンボケになってしまいました(怖)。

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波照間島にも角に石敢當がありました。

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シーサーもいました。こちらは集落センターの上。

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民家。

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門柱。

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屋根。

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屋根。

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日本最南端の酒造所です。泡盛「泡波」は幻の銘酒とよばれ島内でもなかなか手に入りません。運送費高いからなのか、東京だと1本数万円の値が付くそうです。

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泡波を探してみようと思いましたが、そろそろタイムリミットです。

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さて、集落から中心部を突っ切って自転車を返却しにいきましょう。

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レンタサイクル屋さん。あれ、バイクもまだあるじゃん!

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レンタサイクル屋は島の西側集落にあるので、港まで送ってもらいました。

波照間島港

波照間船客ターミナルの外観です。こちらは海側から。

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シーサーもいます。

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こちらは町側からの外観。

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日本最南端の有人国境離島のモニュメント。

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波照間船客ターミナルの内部。両端に売店があります。奥にそば屋があります。

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こちらは民芸品の売店です。

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それでは出発時間になりましたので、桟橋へ向かいます。特にアナウンスはありませんので、乗り遅れに注意が必要です。

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波照間島港では、朝夕の「ぱいじま2」の乗船・降船場所と昼便の「あんえい98号」との乗船・降船場所とは少し位置が異なりますので、注意が必要です。

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これが「あんえい98号」の船体です。「ぱいじま2」と大きさが全然違います。

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波照間島で注意するべきこと

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  • 船舶の欠航率が高い!
  • 船が揺れる!
  • 自転車での周回はきつい!
  • バイクであっても1周するのであれば朝便で行き、夕方便で帰らないとできない!
  • 海岸線と内陸部と60mの高低差がある!
  • 売店が集落にしかない!
  • 食堂も集落にしかない!
  • 自動販売機も外周道路沿いにはない!
  • トイレがほとんどない!
  • 日差しが強い!
  • ペムチ浜では泳げない!

でも・・・、海は綺麗!空が青い(多分星も綺麗)!観光地化していない!

最高の島です!

※当記事は2019年12月訪問した時のものです。訪問の際は、事前に確認して行きましょう!

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