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美味しいトルコの歩き方 ~これであなたもトルコ通!グルメ編~
メルハバ!!(トルコ語でこんにちは) 旅行会社でトルコを担当して14年、トルコ大好きな私がトルコの旅の楽しみ方をお伝えします。
トルコは親日の国としても有名で、トルコ産の乾燥イチジクやパスタ、マグロなど私たちの身近なところでも接していますね。
さて、旅の楽しみの一つでもある「食」。ツアーの限られた時間でも楽しんでいただける、トルコの楽しみ方をお伝えします。
トルコ料理といえば世界三大料理のひとつとして有名ですが、その要因としてバラエティに富んだ内容が挙げられます。ここでは有名なトルコ料理から、意外と知られていないB級グルメまでお伝えしたいと思います。
目次
<トルコのヨーロッパ部分とアジア部分を隔てる「ボスフォラス海峡」>
【初級編】ツアーでも出てくる有名なアレ
トルコグルメ初級編1. トルコを代表する料理「ケバブ」
言わずと知れたトルコを代表する料理「ケバブ」。最近では日本でも有名になってきましたね。
ケバブといっても "ツボに入っているもの" や "切り落として食べるもの" などいろいろ。
日本でもよく見かける牛のかたまりをそぎ落として食べるのは「ドネルケバブ」と呼ばれるもので、トルコでもよく見かけます。そのまま食べてもよし、パンにはさんでもよし、人気のケバブです。
パンにはさんだ「ケバブサンド」はこんな感じです。
ツアーでは壺(つぼ)で煮込んだ「壺ケバブ」も「ドネルケバブ」もよく出てきますよ。
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濃い味付けなので、それに合うのが「アイラン」と呼ばれるヨーグルトジュース。トルコでよく飲まれている紅茶「チャイ」も合いますが、アイランも試してみてください。
日本で売られているヨーグルトジュースは甘いものが多いですが、トルコのヨーグルトジュースは酸っぱい!でもこれがまた合うんです。最初はしょっぱいヨーグルトの味にびっくりしますが、お口直しでさっぱりとした味が後を引くんです。たいていのお店で「アイランプリーズ」と言えば出してくれると思います。
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実はヨーグルト発祥の地はトルコなんです。
トルコグルメ初級編2. トルコ版ピザ「ピデ」
<yozik / PIXTA(ピクスタ)>
「ピデ」とはいわゆるピザのこと。ピザといえばイタリアじゃないの?と思いますが、実はピザはトルコが発祥という説もあります。
少し厚い生地に存在感のある牛肉とチーズ、エスニックなソースがまた食欲をそそります。
ツアーでも食べる機会があると思いますし、お手洗い休憩のときに売店を覗いても売っていると思いますので、おやつにでもいかがでしょうか。
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【中級編】自由行動中に試してみよう
トルコグルメ中級編1. サバサンド
ガイドブックに必ずと言っていいほど出てくるサバサンド。シンプルに、フランスパンに焼いたサバを挟んで、玉ねぎやレタスを挟んで食べます。
どこでも食べられるものではなくて、ボスフォラス海峡クルーズで乗船するガラタ橋(金角湾にかかる橋)近くでのみ販売されています。
小さな船の上の鉄板でサバが焼かれており、近くに行けば美味しそうに焼かれたサバの匂いが・・・。その方向に向かえば出会えるはずです!観光客よりも地元の人の方が多いので現地での人気ぶりも伺えます。
日本円で200円程度で食べられますのでリーズナブル。こんな食べ方があったんだ、こんなにパンと相性がいいんだ、ときっと思うはず!
そしてこれに合う飲み物が「漬物ジュース」。ピクルスを漬けている汁を飲んでいるかのような感じで、一口目は「しょっぱい!!」となりますがこれも不思議と癖になります。地元の方に混じってこれを食べているとき、「あぁー、トルコに馴染んでる」と感じることでしょう。
トルコグルメ中級編2. トルコ版日本酒「ラク酒」
<Soner KöseによるPixabayからの画像>
トルコ版日本酒である「ラク(RAKI)酒」。アルコール度数40度くらいある強いお酒で、ホテルにあるバーやホテル周辺の居酒屋で飲むことができます。
原材料は干しブドウで、あるものを入れると透明だったラクが濁り酒のように色が変わります。さて、なんでしょう!?
正解は「水」です。 わかっていても、おぉーと声が出てしまうくらいに鮮やかに色が変わるのでおもしろいですよ。
【上級編】これであなたもトルコ人!?夜の街に繰り出してみよう
これからは上級編。ホテルの立地にもよりますが、イスタンブールの中心地「タクシム広場」の近くにある「イスティクラル通り」を歩いてみてください。若者の街で、ブティックや飲食店がひしめく目抜き通りです。日本でいえば渋谷や原宿といったところでしょうか。
トルコグルメ上級編1. 濡れバーガー
濡れバーガーはその名の通り、ハンバーガーのバンズがしっとりしたハンバーガーのことです。
100円程度で購入できますが、時間帯によっては大行列ですので、並ぶのは必至。チーズや牛肉がはさんであって味はしっかり、食感はしっとりです。
イスタンブールっ子になった気分で、食べ歩きするのが醍醐味です。
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トルコグルメ上級編2. 羊のスープ「イシュケンベ」
私たちにとってあまり馴染のない羊料理。羊の臓物スープをご紹介します。
羊の臓物スープはトルコ語で「イシュケンベ」と呼ばれ、クリーミーでとんこつスープのような味わい。ニンニクとレモン、好みで塩コショウを入れて食べます。
匂いは独特でかなり癖がありますが、滋養強壮にはもってこい。中には脳みそが入っていることも。トルコの方はお酒を飲んだあとの〆や、二日酔い、元気のないときに食べるようです。
相場はだいたい500円~1,000円くらい。 ガイドさんにその話をすると、決まって笑顔で「もう立派なトルコ人だね~」と返されます。 イシュケンベを食べられるお店はたくさんありますので、ラクとともにぜひチャレンジしてみてください。
トルコはまだまだ美味しいものがいっぱい!
<ケバブのお店>
以上がトルコ担当者おすすめグルメです。上記すべてを食べたらあなたもトルコ通!
まだまだ美味しいものはいっぱいあります!地元の人に聞きながら、美味しいものを見つけたらまたご紹介します!次回もお楽しみに!!
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うっちー
- 旅行会社勤務。中東・ヨーロッパ担当です。