【トルコ】コスパと効率重視!カッパドキアを路線バスで回る2泊3日スケジュール<前編>

トルコカッパドキア

<TOP画像:ローズバレーにランディング>

今年は、カッパドキアに来る日本人観光客が、爆増しています。それは大多数の皆さんが「気球に乗るため」だけに来られている感じです。

スケジュールは1泊2日や、さらに半日だけなど、驚くほど短い、短すぎる!カッパドキアは広大です。UNESCOの世界遺産として登録している奇岩群は点在していますから、短くても2泊3日は滞在すべきだと思います。

さらに、気球は年間300日は飛べるとはいえ、天候次第ではキャンセルもありえるわけで、短くても2泊はして、気球に乗れるチャンスを増やしましょう!

はるばる日本から8000kmの距離をやって来て、気球だけではもったいない!カッパドキアの誇る、自然が作り出した美しくも奇妙な風景を堪能してほしいと思います。

今回は、カッパドキアの見どころを、2泊3日で効率よく、さらに路線バスなどを使って、コスパ良く回るスケジュールをご案内します。

〜前編〜DAY1:早朝フライトで到着したら、路線バスでTOP OF CAPPADOCIAへ

目次

DAY1:早朝フライトで到着したら、路線バスでTOP OF CAPPADOCIAへ

キノコ岩が点在するギョレメの町
<キノコ岩が点在するギョレメの町>

イスタンブールからカッパドキアのフライトは早朝を選びましょう。早朝フライトはお値段も低め、さらにカッパドキアに到着してからも、半日以上の時間があります。

注意すべきは、イスタンブールとカッパドキアは、それぞれに2つの空港があるということ。市内からの距離が異なりますから、気をつけましょう。

カッパドキアの空港は、「カイセリ空港」または「ネブシェヒル空港」です。

  • カイセリ空港:ギョレメまで車で1時間、フライト本数が多い
  • ネブシェヒル空港:ギョレメまで約30分と近い、フライト本数は少ない

空港からホテルへの移動は、シャトルバスを予約しておくのが最適です。路線バスもありますが、乗り継ぎも必要で時間もシャトルバスの数倍はかかります。料金はシャトルがやや高めでも、片道EUR12程度です。万が一フライトに遅れがあっても、待ってくれますから安心で快適です。

シャトルバスの予約は、ホテルでもできますし、CAPPADOCIA TRIPでも手配を承ります。

シャトルバス予約:CAPPADOCIA TRIP/ LLT Turizm

  • 住所:Goreme Beledesi, Isali-gaferi-avcilar Mah, Ragip Uner Cad, No1, Merkez Nevsehir
  • 電話:+90 535 061 9884
  • MAIL:info@cappadocia-trip.com
  • Instagram:CAPPADOCIA TRIP/ LLT Turizm

午前:ギョレメ到着

カッパドキアは広大で、いくつもの町や村がありますが、宿泊するならば、カッパドキアの中心地ギョレメが最適です。

午後 1. ウチヒサール観光へ

ホテルに到着したら、さっそく観光にでかけます。まずは、TOP OF CAPPADOCIA/トップ オブ カッパドキア、カッパドキアで一番標高の高いウチヒサールの町へ向かい、ウチヒサール城からカッパドキアを眺めます。

ギョレメの中心にある「ギョレメバス」の乗り場から、30分に1本、ウチヒサール経由ネブシェヒル行きの路線バスに乗ります。約10分の距離、料金は30TL程度です。乗車の際に、車掌さんに「ウチヒサール」とお願いしておけば、降りるべきところで知らせてくれます。

ウチヒサールに到着したら、ウチヒサール城を目指します。バスを降りて、左(東)に進み、徒歩15分程度の距離、住宅街を抜けて歩きましょう。

町の中心まで来たら、左(北)に入る脇道がいくつもあります。どの道を選んでもたどり着けるのが、ウチヒサール城です。

午後 2. TOP of Cappadocia ウチヒサール城へ登る!

ウチヒサール城の眺め
<ウチヒサール城の眺め>

ウチヒサールの町自体の標高が高く1300mあり、その中でも一番の高台・ウチヒサール城は、カッパドキアの広大な大地を見渡せる展望スポットでもあります。年中無休で基本は毎日見学に入れます。

ウチヒサール城は、残念ながらミュージアム・パスに含まれておりません。入場料は250TL(2024年)です。

※ミュージアム・パスに関しては、後ほどご紹介します。

Uçhisar Kalesi・ウチヒサール城

  • 住所:Tekelli, 50240 Uçhisar/Nevşehir Merkez/Nevşehir, トルコ
  • 電話:+90 384 219 2005
  • 開館時間:7:00〜20:00
  • 公式サイト:ウチヒサール城

午後 3. ウチヒサールでピデ・ランチ!

ウチヒサールの町には、なぜかピデ屋さんがいっぱいありますが、おすすめは「FIRIN EXPRESS」いくつも店舗を持つ老舗です。

ウチヒサール城の周りには、見晴らしの良いカフェもいっぱいあります。のんびりティータイムも良いですよ。

午後 4. Kocabağ・コジャバーでワイン試飲♪

カッパドキアには有名ワイナリーが2つあります。「TURASAN/トゥラサン」と「KOCBAG/コジャバー」

ウチヒサールにあるコジャバー・ショップ
<ウチヒサールにあるコジャバー・ショップ>

カッパドキアは、水はけの良い土地で、さらにブドウが成長する夏の時期は、日照時間も長く、雨も少ない、ブドウの栽培に適したところです。トルコ独自のワインに適した品種なども栽培されており、特に赤ワインが特に有名です。

キノコ岩ボトルのワインは、お土産としても人気ですよ。コジャバーのお店がウチヒサールにあり、試飲もできます。ワイン好きなら是非!私のお気に入りは・・・ベルギーのワインコンクールで賞を取ったロゼです。

Kocabağ Wines・コジャバー ワインショップ

午後 5. ギョレメへ戻ります

来た時と同じ「ギョレメバス」に乗車して戻ります。毎時ちょうどと、30分にネブシェヒルを出発するバスが、15分過ぎくらいにウチヒサールを通過するので、乗車してギョレメの町へ戻ります。

午後 6. ギョレメを散策しましょう!

ギョレメは小さな町ですが、カッパドキア観光の中心です。ホテルにレストラン、お店も多数あり、散策が楽しいところです。

午後 7. ショッピングタイム

「スルタン・アイ」はアナトリアの至宝です。最近知名度も増えてきましたが、カッパドキアのあるアナトリア高原で産出される宝石がその名も「スルタン・アイ/スルタンの瞳」。

別名は「ズルタナイト」、色の変わる石です。室内で見ると濃いめピンクの色(イエローもあり)なのに、日光のもとでは、グリーンやイエローに変わる珍しい石を使ったアクセサリーも販売されています。

色が変わる宝石「スルタン・アイ」

<色が変わる宝石「スルタン・アイ」>

スルタン・アイは、40年程前にアナトリアで発掘が始まり、天然の原石は1社が独占しているため、天然ものはほぼ市場に出回りません。お店で販売されているのは人工のスルタン・アイです。

でもね!人工ものにも利点がありまして、天然ものよりも色の変化が大きいです。小粒のスルタンアイを使ったアクセサリーならば、数千円から数万円程度の価格で販売されています(2025年現在)

石の大きさでも価格は変わりますが、大きな値段の違いは台座に使う金属の違いです。ゴールドならば高め、シルバーならばお手頃です。

※注意:日本では18金がアクセサリーの主流ですが、トルコでは14金程度が多いです。加工がしやすく、傷がつきにくいためです。

トルコと言えば、トルコ石を思い浮かべますが、トルコで販売されているトルコ石の99%がイラン産です。残念ながら、トルコでトルコ石は産出されないそうです。

「スルタン・アイ」をご紹介しているお店は「ギョレメ・ジュエリー」ギョレメのオートガル(バスターミナル)の一本裏の道にお店があります。ユルギュップに工房を持ち、ヨーロッパのハイブランドの商品も作成しているお店です。

Göreme Jewerly・ギョレメ ジュエリー

  • 住所:İsali gaferli avcılar mahallesi müze caddesi no 12/ d merkez Nevşehir
  • 電話:+90 537 0406618

夕刻:サンセット・ポイントへ

ギョレメの町の中心から、町の東側の小道を登るように上るだけ。どの道を通っても、たどり着けます。中心部からは徒歩で15分くらいです。

ギョレメ・サンセットポイントからの眺め
<ギョレメ・サンセットポイントからの眺め>

サンセット・ポイントと呼ばれていますが、どの時間でも絶景です。数年前から有料になりましたが、10TLくらいです。ホテルやお部屋から気球が見えないのならば、早朝にサンセット・ポイントに登って見るのも良いです。

サンセット・ポイントからローズ・バレー側を眺めれば、気球のテイクオフも見えますよ。

夜:夕食は名物料理「テスティ・ケバブ」

「ケバブ」はトルコを代表する料理ですが、地方ごとに名物ケバブがあります。カッパドキアの冬は極寒、アヴァノスの焼き物が有名。

ギョレメの、名物料理「テスティ・ケバブ」
<ギョレメの、名物料理「テスティ・ケバブ」>

小さな壺焼きのケバブ「テスティ・ケバブ」が名物料理、野菜とお肉のトマト煮込みです。

カッパドキアのトルコ料理のレストランでは、ほとんどのメニューにありますが、昔ながらの製法で作っているのが老舗レストラン「オリエント・レストラン」です。

オリエント・レストランは、お昼頃から営業開始、年末年始は混み合いますが、通常は予約なしで気軽に訪れても大丈夫です。テスティ・ケバブ以外にも、ステーキとワインの種類の多さで評判のレストランです。

Orient Restaurant・オリエント レストラン

まとめ

チャオシン村の脇にある「カウボーイ」のキノコ岩
<チャオシン村の脇にある「カウボーイ」のキノコ岩>

今回は2泊3日スケジュールの<前編>DAY1をご紹介しました。初日から、路線バスを使い、盛りだくさんの内容ですが、パッケージツアーでは味わえない、風景や人々との出会いが待っているはずです。

気に入った場所で、好きなだけ過ごすことができるのも、自分で動く旅だからこそです。

次回<後編>では、DAY2・DAY3とし、さらに路線バスを使い隣町へ移動する、ハイキングが楽しいコースをご紹介します。
また遠距離の見学には、グループツアーに参加するのもありです。おすすめポイントや、注意点をご紹介しますのでお楽しみに!

〜後編〜
DAY2:気球に乗って、王道のキノコ岩めぐりと、ハイキングを楽しみます。
DAY3:遠距離はグループツアーに参加して、効率よく。

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CAPPADOCIA TRIP

世界を渡り、辿り着いたトルコ・カッパドキアで12年を超えました。現在は二足のわらじ。伝統技で作るオヤレースのデザイナー「AYTURK」そして「CAPPADOCIA TRIP」として旅のお手伝いをしています。カッパドキアは田舎ですけど、自然は素晴らしい!人生で一度は見ておくべき場所ですよ。

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