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新幹線のチケット予約はいつからどこでできる?
旅行や出張などで新幹線に乗ることになったとき、自由席を利用するのであれば予約は不要ですが、指定席やグリーン車、グランクラスを利用する場合は予約(指定日時で乗車する車両に対する指定席券の購入)が必要です。
特にゴールデンウィークや夏休み、年末年始など、新幹線が混む期間に指定席を予約したい場合は、早めの予約をしておきたいものです。それでは、新幹線の予約はいつからできるのでしょうか。
この記事では、新幹線の予約はいつからできるのか、そしてどこで、どうやってするのかについて解説します。予約の事前受付というサービスを利用する手もあるので、絶対にチケットを押さえたい日があるという方は、あらかじめよく把握しておきましょう
目次
1. 新幹線のチケット予約はいつからできる?
新幹線の予約はいつからできるのでしょうか。予約の開始日時は、窓口からでもインターネットからでも基本同じですが、事前受付や1年前からの予約ができる商品なども存在しています。
1.1 基本は乗車1ヵ月前の10時から
みどりの窓口や自動券売機、インターネットなどでの新幹線のチケット予約は、乗車を希望する日の1ヵ月前、午前10時から申込み可能です。
JR東日本のページに「ご利用になる列車が、始発駅を発車する日の1カ月前(前月の同じ日)の10時から」と書かれているように、例えば6月1日なら、5月1日の10時からということになります。ただし、例えば3月30日など、前の月に同じ日がない(この例では、2月30日がない)場合は、次の月の1日、この例でいうと3月1日の10時からになります。
ゴールデンウィークや夏休みなどはすぐに席が埋まってしまうこともあるので、早めの予約が安心です。
1.2 7日前からの事前受付や1年前からの予約方法も
えきねっとやスマートEX、エクスプレス予約では、みどりの窓口や自動券売機での予約開始1週間前、つまり乗車日の1ヵ月1週間前から、予約の事前受付を申込むことができます。また、スマートEXとエクスプレス予約であれば、一部商品において1年前からの予約も可能です(座席数などに限りあり)。
発売開始当日にチケット手配の都合がつかなかったり、予約を忘れてしまいそうなときに便利なサービスです。
ただし事前受付については、「予約が必ず取れる」というわけではなく、あくまでも「予約を手配するための申し込みができる」ということになります。発売開始日の午前10時から順次座席の手配が行なわれるため、予約が確定するのは発売開始時間以降になります。また、満席の場合は予約できないこともあります。
えきねっととスマートEX、エクスプレス予約では期間が異なります。以下を見てもおわかりの通り、スマートEXだと発売(予約)手続き開始時間が8時からであり、それ以外の方法による開始時間よりも早い時間となっています。
■えきねっとの事前受付(JR東日本提供。全路線予約可能)
受付期間:発売開始日の1週間前14時~乗車日1ヶ月前の9時54分まで
発売手続き開始時間:乗車日1ヶ月前の10時から
■スマートEX、エクスプレス予約の事前受付(JR東海提供。東海道・山陽・九州新幹線が予約可能)
受付期間:発売開始日の1週間前5時30分~乗車日1ヶ月前の7時30分まで、
発売手続き開始時間:乗車日1ヶ月前の8時から
2. 新幹線のチケット予約ができる場所
新幹線のチケット予約は、次の場所でできます。
- みどりの窓口
- 指定席券売機
- 旅行会社の窓口
- インターネット(えきねっと、モバイルSuica、スマートEX、エクスプレス予約など)
自由席であれば予約は不要ですが、帰省シーズンなど時期によっては混雑して座れないこともあります。また2023年年末より、東海道・山陽新幹線では3大ピーク期(ゴールデンウイーク、お盆、年末年始)に「のぞみ」を全席指定席にするという変更があり、自由席という選択肢がなくなった便もあり、指定席予約の重要性が高まっています。
3. みどりの窓口での予約方法
みどりの窓口は、JRの主要駅に設置されている窓口で、新幹線をはじめとしたさまざまな列車の乗車券や指定席券などを購入することができます。営業時間は駅によって異なるので、利用の際は確認しておきましょう。なお、JR東海での名称は「みどりの窓口」ではなく「きっぷうりば」になっています。
乗車したい新幹線が決まっている場合は、カウンターに備えられている用紙に必要事項を記入して、窓口に提出します。指定席の空き状況に応じて予約したい場合は、直接窓口に行っても大丈夫です。
窓口ではスタッフが、乗車日、乗車の区間、時間帯、窓際か通路側かの希望など、必要なことを確認しながら、予約を取ってくれます。
希望の列車がとれない場合も、前後の列車の空き状況を確認して代替案を出してくれるのが、みどりの窓口のありがたいところ。支払いは、現金かクレジットカードで行います。
ただし、みどりの窓口は近年削減が続いています。予約目的で駅に行ったのに窓口がなかったということにならないよう、あらかじめ有無を確認しておきましょう。
▼JR各社の駅情報についてのページはこちら:
- JR北海道:JR北海道のおもな駅
- JR東日本:みどりの窓口のある駅
- JR東海:主な駅のご案内
- JR西日本:駅情報
- JR四国:駅/ツアー支店/ワープ支店のご案内
- JR九州:駅情報
4. 指定席券売機での予約方法
JRの駅に設置されている指定席券売機で予約することもできます。みどりの窓口が混雑しているとき、みどりの窓口が閉まっているとき、みどりの窓口が近くにないときなどに便利です。
乗車する日時や区間、希望する席種を画面の案内に従って入力するだけなので操作は簡単です。候補の列車の中から希望に合ったものを選び、現金もしくはクレジットカードで支払いをします。当日でも、空席があれば予約できます。
中には、オペレーターと電話で会話しながら利用できる券売機もあります。
5. 旅行会社での予約方法
旅行会社で予約をするという方法もあります。「みどりの窓口」と同じようにスタッフが対応してくれ、空席がない場合も前後の列車を検索して提案してくれます。
旅行会社では、宿泊先と新幹線のチケットがセットになったパックの販売もあり、料金設定もお得。宿泊先も一緒に手配したい場合は利用価値ありといって良いでしょう。
支払い方法は現金、クレジットカード、銀行振込の他、旅行会社が発行している旅行券などがあります。
6. インターネットでの予約方法
窓口や券売機に出向かずに、インターネットを利用して予約をすることもできます。新幹線の予約サイトやアプリは複数ありますので、自身の使いやすいものや利用路線に合ったものを選びましょう。
6.1 えきねっと
JR東日本が運営しているサイトで、無料の会員登録をすれば全国の新幹線の予約ができます。
手元にあるチケットの予約変更やキャンセル、宿泊先と新幹線のセットでの予約もできるなど、便利な機能が充実。チケットの引き換えは、「えきねっと」のマークが目印としてついている「みどりの窓口」「指定席券売機」「みどりの券売機」で可能です。
6.2 エクスプレス予約
JR東海とJR西日本が運営するサイトで、東海道新幹線と山陽新幹線のネット予約および、チケットレスでの乗車ができるサービスです。利用にあたっては入会申し込みが必要で、年会費もかかりますが、通常料金よりも割安でチケットを購入できるというメリットがあります。
6.3 スマートEXなど
JR東海とJR西日本が提供する「スマートEX」、JR西日本が提供する「e5489」、JR九州が提供する「ネット予約」などの予約サービスがあります。いずれも会員登録をすることで、新幹線予約が可能です。
>>「スマートEX」の公式サイトはこちら
>>「e5489」の公式サイトはこちら
>>「ネット予約」の公式サイトはこちら
新幹線の予約には紹介したようなさまざまな方法があります。JRの窓口やインターネットで予約できる他、旅行会社では新幹線のチケットと宿泊先を合わせて予約(購入)することができます。
予約開始時期の基本は1ヵ月前の10時からですが、事前受付や、スマートEX、エクスプレス予約などでも違ってくるのでよく確認しておきましょう。
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