新幹線のフリーWi-Fiまとめ! 新幹線ごとのネットワーク名や使い方

新幹線 Wi-Fi利用 イメージ

揺れが少なく快適に座っていられる新幹線は、ノートパソコンを広げて仕事ができる余裕もあります。そんなときはWi-Fiを使ってインターネットにつなげたいところで、新幹線によってはフリーWi-Fi(無料で利用できるWi-Fi)の利用が便利です。スマートフォンで動画を見て楽しみたいという方の強い味方にもなるでしょう。

そこでこの記事では、それぞれの新幹線で使えるフリーWi-Fiの種類や、利用方法、注意点などについて解説していきます。

※記事の内容は、2024年4月に更新したものです

目次

<1. フリーWi-Fiが利用できる新幹線一覧>

<2. フリーWi-Fiがある車両を調べる方法>

<3. 新幹線のフリーWi-Fiの使い方>

<4. 新幹線のフリーWi-Fiの仕様>

<5. 新幹線のフリーWi-Fi利用における注意点>

1. フリーWi-Fiが利用できる新幹線一覧

フリーWi-Fiが利用できる新幹線と、そのネットワーク名(SSID)は、次のようになっています。

1.1 東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線(Shinkansen Free Wi-Fi)

東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線で利用できるフリーWi-Fiのネットワーク名は「Shinkansen Free Wi-Fi」です。

N700A/N700系(のぞみ・ひかり・こだま)の車両で利用可能です。1回の接続時間は30分で、時間が経つと一度接続が切れます。その後また認証をすれば使えるようになります。

なお、東京-博多間はJR東海とJR西日本、新大阪-鹿児島中央間はJR西日本とJR九州による運行ですが、管轄する会社が変わってもネット接続に影響はなく、そのまま「Shinkansen Free Wi-Fi」を利用することができます。

公式サイト:公衆無線LANサービスのご案内(JR東海)

1.2 東海道新幹線、山陽新幹線(S_Wi-Fi_For_Biz)

東海道新幹線、山陽新幹線のN700S車両における7号車(S Work車両)、8号車(グリーン車)では、専用のフリーWi-Fiが利用でき、ネットワーク名は「S_Wi-Fi_For_Biz」です。

「Shinkansen Free Wi-Fi」にあるような接続時間制限がなく、通信容量も2倍になっており、ビジネス利用に向いています。

公式サイト:公衆無線LANサービスのご案内(JR東海)

1.3 北陸新幹線 E7系、山形新幹線、秋田新幹線、上越新幹線、東北新幹線、北海道新幹線(JR-EAST FREE Wi-Fi)

北陸新幹線 E7系、山形新幹線、秋田新幹線、上越新幹線、東北新幹線、北海道新幹線で利用できるフリーWi-Fiのネットワーク名は「JR-EAST FREE Wi-Fi」です。

1回の接続時間は3時間であり、「Shinkansen Free Wi-Fi」より長いです。接続が切れても、再エントリーすればまた使えます。

公式サイト:JR-EAST FREE Wi-Fi(JR東日本)

1.4 北陸新幹線 W7系(JR-WEST FREE Wi-Fi)

北陸新幹線の車両にはE7系とW7系があり、前者がJR東日本、後者がJR西日本の車両です。W7系の車両で利用できるフリーWi-Fiのネットワーク名は「JR-WEST FREE Wi-Fi」です。

2. フリーWi-Fiがある車両を調べる方法

フリーWi-Fiを使うことのできる車両のドア付近には、サービスを提供していることを分かりやすく知らせるために、ネットワーク名(SSID)を印字したステッカーが貼られています。

東海道・山陽・九州新幹線、北陸新幹線E7系、北陸新幹線W7系は利用できるWi-Fiが異なるため、ステッカーのデザインがそれぞれ違いますが、いずれも「FREE Wi-Fi」と書かれていますので、新幹線に乗車したらステッカーの有無を確認してみましょう。

3. 新幹線のフリーWi-Fiの使い方

新幹線のフリーWi-Fiは、訪日外国人向けと説明がある場合がありますが、日本人を含む誰でもが利用できるサービスになっています。

フリーWi-Fiは、次のような手順で利用できます。

  • 1. スマートフォン、ノートパソコンのWi-Fi接続をオンにする
  • 2. ネットワーク一覧に表示される「Shinkansen_Free_Wi-Fi」などのネットワーク名を選択
  • 3. 規約を確認して同意
  • 4. 「インターネットに接続」というリンクをクリック
  • 5. メールアドレスで登録 or SNSのアカウントによる認証

4. 新幹線のフリーWi-Fiの仕様

新幹線のフリーWi-Fiは、次のような仕様になっています。事前にしっかり確認しておきましょう。

  • 1回の接続時間に制限がある(Shinkansen Free Wi-Fiの場合は30分、JR-EAST FREE Wi-Fiの場合は3時間)
  • OS(オペレーティングシステム/基本ソフト)のアップデート・アプリのダウンロードは通信制限をされる場合がある
  • 災害時は登録なしで利用可能
  • Shinkansen Free Wi-Fiは登録から21日間、JR-WEST FREE Wi-Fiは8日間利用可能
  • 利用人数によってつながりにくいケースある
  • 携帯電話の電波を使用して提供されるため、携帯電話の電波状況などによって利用できない場合がある

5. 新幹線のフリーWi-Fi利用における注意点

Wi-Fiを無料で利用できるのはとてもありがたいことですが、利用にあたって気をつけたいこともあります。ひとつは、通信容量が限られているため、利用者が多ければ多いほど接続のスピードは遅くなり、つながりにくくなることです。

Wi-Fiを使いたい人が多い場合、まったくつながらないこともあると心得ておきましょう。新幹線の中で絶対にWi-Fiを利用したいという人は、ポケットWi-Fiなどを用意しておいたほうが良いでしょう。

もうひとつ気をつけたいのが、セキュリティです。新幹線に乗車している不特定多数の人が同じ電波を利用しているということは、情報を盗まれたり、ウイルスに感染したりするリスクが高くなるということ。

どんな人が乗車しているか分かりませんから、「VPN接続を設定しておく」「クレジットカード番号やパスワードは入力しない」「閲覧するのは、SSL通信が確立されているサイトだけにする」「社外秘のデータは取り扱わない」などの対策をしておくことが重要です。


新幹線に乗車した際には、フリーWi-Fiを利用することでスマートフォンなどのパケット通信量を節約することができます。ただし、セキュリティ対策などには注意が必要ということも頭に入れておきましょう。

なお、ドコモ、ソフトバンク、auのユーザーであれば、一部の車両に限られますが、それぞれの公衆無線LANサービスを利用することもできます。自分にとって有効な手段を検討しながら、新幹線でインターネットを楽しみましょう。

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