「人に優しくなれる街」西オーストラリア 「パース」 を私がおすすめする理由

オーストラリアってどんなイメージ?

こんにちは!たびこふれ編集部のシンジーノです。
突然ですが、オーストラリアと聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか。

シドニーのオペラハウス?
ゴールドコーストのビーチ?
コアラ?
カンガルー?
オージービーフ?
クロコダイルダンディー(古いか、、、)

では西オーストラリア州のパースという街ってどんなイメージ?

「・・・」

ピンとこない?

そうかもしれません、私もそうでした。実際にパースに訪れるまでは。
パースという街は、日本人にとってまだ海外旅行が珍しかった頃、世界数十か国を旅したジャーナリスト兼高かおるさんが訪れ、街のシンボル・キングスパークの丘からパースの街を眺めてこうつぶやいたそうです。

「世界で一番住んでみたい街・・・」

その言葉の意味が、今の私なら少しわかる気がします。
パースという街は一度訪れるとリピーターになる人が多いのだそうです。企業の駐在員として赴任し、実際住んでみて気に入ってしまい、会社を辞めてパースに移住した人もいるそうです。

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私がパースをひとことで表すとしたら「人に優しくなれる街」です。"人"というのは周りの人だけでなく、自分にも優しくなれる、そんな街だと思います。

私は山登りをするんですが、山から下りた後、人に優しくなれるんです。自然に触れて、自分の悩みやストレスなんてちっちゃなものに見えてくる。すれ違う人にぶつかられても、人に追い越されても「いいよいいよ、どうぞどうぞ」っていう風に鷹揚(おうよう)な気持ちになるんです(その気持ちも1週間くらいで元に戻ってしまうのですが(笑))。

パースは山から下りた時の気持ちの何倍も優しくなれるような気がします。パースに吹く風、空気、日ざし、鳥のさえずり、緑、そしてパースの人々が私のこころを優しくもみほぐしてくれる、そんな感じです。

それでは、パースの魅力を語っていきます。準備は良いですか。

目次

ANAが直行便(成田~パース間)を再び運航

2024年10月14日よりANAが東京(成田)~パース間に直行便の運航が再開しました!

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2019年12月、私は初めてパースの地に降り立ちました。

パースという街を象徴するいくつかのエピソード

日本人女性でパースの男性と結婚し、今は日本にお住まいのBさんという方がいます。そのBさんに「パースのどういうところが好きですか?」と尋ねました。彼女はこう答えました。「年に何度かパースに里帰りするんです。そして日本に戻ってくる前、パース最後の夜に家族で必ず訪れる場所があるんです。それはキングスパークです。キングスパークの丘の上で芝生に寝っ転がって眺めるパースの夜景、私たち家族はそれを目に焼きつけてからパースを離れるのです。」と。

Yさんという男性に同じ質問をしました。「パースのどういうところが好きですか?」彼はこう答えました。「パースの街はインド洋から近いんです。海辺の風は朝は陸から海に向かって吹き、夕方には海から陸に向かって吹いてきます。パースにはユーカリの木がたくさんあって、夕方海から吹いてくる風に乗ってユーカリのミントのような香りが運ばれてくるんです。インド洋に面した港町はフリーマントルという小さな町なのですが、パースっ子はこの風を「フリーマントルドクター」と呼んでいるんです。」と。横でそれを聴いていたBさんがこうつぶやいたんです。「あ~だからパースには、穏やかな人が多いんですね。」と。

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こんな話もあります。

パースは女性が好みそうなとても美しい街です。コスメやカフェ、かわいいデザインの雑貨やSNS映えする写真が撮れるスポットもたくさんあります。現地でガイドさんをしているAさんから聞いた話です。ある男性がひとりでパースを訪れました。 でもその男性は特に観光地を巡るでもなく日がな一日スワンリバー沿いに佇んで過ごしていたのだそうです。

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そして数日間のパース滞在が終わり、彼は日本に帰国しましたが、ほどなく再びパースに来られたそうです。そしてその男性、今度3度目のパースに来られるそうです。今の私にはこの男性の気持ち、わかるような気がします。

なぜパースは世界でも有数の住みやすい街と言われているのか

パースの魅力を数え上げればたくさんあります。例えば・・・

湿気が少なく過ごしやすい

インド洋に面しており1年を通して過ごしやすい地中海性気候です。パースはオーストラリアの中でも特に晴天率が高い(約200日)と言われています。夏の日差しはきつく、日焼け止めやサングラスは必須ですが、日蔭に入ると風はひんやりして爽やかです。日本のうだるような蒸し暑さとは無縁です。

街の広さと人口がちょうどよい

パース市の人口は約200万人。観光スポットは他の都市と比べて混んでおらずストレスも少ないです。街にはバスや鉄道も走っていますが、中心地は歩いても回れるちょうどよい広さで、こころとからだに優しい街です。渋滞も平日通勤時間帯のビジネス地区以外ではほぼ起こりません。日本でいうと九州の福岡が近いかもしれません。都会と田舎がほどよく交りあっている。感覚的には福岡の街にもっともっと"緑"が増えたイメージでしょうか。

治安が良い

パースの街は夜も子供たちが普通に外を歩いています。家族連れで安心して夜を楽しむことができる街です。

時差が少ない

日本との時差は1時間(パースが1時間遅れ)。時差が少ないと旅行の前後に体に負担がかかりにくく疲れません。旅行ではこの差は大きいです。

車は右ハンドル、左側通行で日本と同じ

日本人としては違和感なく受け入れられます。郊外へ長時間ドライブをする時など実感しますが、右ハンドル、左側通行は体感的に落ち着き、ストレスがかからないように思います。しかも道を走っている車の半数近くは日本車でそれも安心です。日本と違うのは目の前に広がる風景(大自然)です。

チップの習慣がない

日本人が海外旅行でなかなか慣れない文化のひとつがチップではないでしょうか。飲食やホテルでチップを考えなければならないのは面倒なものです。オーストラリアでもチップ制度がまったくないわけではないのですが(例えばすごく気持ちよいサービスを受けた時など)、基本的にチップのことは考えなくてもOKです。

その理由は、人々がチップをもらわなくても生活していける法制度があるからです。欧米ではチップをもらわなければ生活できない人たちも多いです。チップをもらうことを前提に時給が決められている職種もあります。オーストラリアでは最低保証賃金は時給22オーストラリアドル(約1,800円)と法律で定められています(厳密には最賃は細分化されていますが、ここではイメージを掴む為にざっくり言っています)ので、チップをもらわなくてもきちんと生活できるのです。

チップ以外の方法で感謝の気持ちを表したい時、現地のガイドさんはよくこうアドバイスするそうです。
「気持ちよいサービスを受けてお礼の気持ちを伝えたい時は、満面の笑顔で「サンキューソーマッチ!」と言うといいですよ。パースっ子はそれが何よりの嬉しいんです。きっともっともっと親切にしてくれますよ(笑)」と。

親日感情が良い

日本や日本人に対する印象はとても良いです。そもそも人種差別の意識は他の国に比べるとずいぶん低いようです。人種も食べ物もこだわりなく受け入れる大らかさがオーストラリアの良い点だと思います。

特に日本人には日本車など高品質な製品に対する尊敬の念を持ち、最近は日本食ブームが起こっています。オーストラリアから北海道や信州へスキーに行く観光客も多いですが、日本と日本人を見た彼らの印象は「親切、礼儀正しい、街が美しい」など好意的です。子供たちには日本のアニメも大人気だそうです。

カフェ文化が盛ん

パースのコーヒーはかなり美味しいです。そしてパンやペストリー、スイーツも美味しい。朝食、ランチ、午後のブレイクなど雰囲気の良いカフェが街なかに見つけられます。女子がすごく好きそうですね。

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パース市のシンボル キングスパーク

パースで魅力ある場所は?と訊かれたらまず最初に挙がるのがキングスパーク。パースのシンボルであり、パースっ子の誇りでしょう。

ニューヨークのセントラルパークよりも広い400ヘクタールにも及ぶ広大な自然を持つ公園ですが、この公園を語るのに忘れてはならない人物がいます。初代西オーストラリア州首相のジョン・ロード・フォレスト氏です。彼はパースに入植した探検家ですが、州の首相になった時「今から100年後200年後子供たちが自然に触れあって生きていけるように、キングスパークはそのまま残しておくべきだ」と主張し、開発の手を入れないようにしたのです。

彼のその言葉により、キングスパークは他の開発の波にのまれることなく、今でもシティのすぐそばにこれだけ自然の宝庫が存在しているのです。行けばわかりますがおそらく想像されるであろう「都市にある公園」のイメージとは全く違います。

画像だけでキングスパークを表すことは到底無理ですが、例えばこんな感じです。

パースっ子の気質

私がパースを「いい街だなぁ」と感じたのは爽やかな大自然や美しい風景ももちろんですが、それ以上に"パースの人"(パースっ子)がいいという部分が大きいです。パースっ子ってどんな人かというと・・・・

  • おおらか。ガツガツしたりせかせかしたりしていない。
  • 職業やタイトル、持っている車、家などで人を判断しない。そしてそれを自慢する人もいない。
  • 人気ランキングや流行に流されず、自分が気にいったもの、いいと思ったものを重視する
    • 仕事、出世が人生で一番大切なこととは思わない
    • 日本人や日本が好き
    • 子どものような無邪気さを持っている

もちろんすべてのパースっ子がそうだといいませんが、現地に15年住んでいる日本人ガイドさんはパースにはそういう気質の人が多いと仰っていました。今回ドライバーとして各地を案内してくれたジェイソンです。見てください、このむじゃきで愛くるしい笑顔。

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パースの観光ポイント9選

どうですか、パースという街に興味が湧いてきたのではありませんか。
では次にパースの具体的な観光ポイントを見て参りましょう。

① ロットネスト島 

パースの港町フリーマントルの沖19kmに位置する西オーストラリア州を代表する島。日本の小豆島くらいの大きさで島全体がA級自然保護指定国立公園です。一般車の乗り入れは禁止されており、基本的には自転車か徒歩での観光となります(島内循環バスあり)。島には約60の白砂のビーチがあり、泳いだり、シュノーケリングをしたりしてサンゴ礁や海の生き物を見ることが出来ます。

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また島内には「世界一幸せな動物」と呼ばれるクオッカが生息しています。なぜそう呼ばれるかというと天敵がいないことと、下から見ると口角が上がって笑っているように見えるからです。

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<うれしい最新情報!クオッカを日本で見られる!>

世界一しあわせな動物と言われるクオッカが日本にいます。オーストラリア以外の国でクオッカが見られるのは日本だけだそうです。場所は埼玉県東松山市の「埼玉県こども動物自然公園」です。

>>>詳細は「埼玉県こども動物自然公園」のサイトこちらからご覧ください。

ロットネスト島での新しいアトラクションとして「ワイルド・シーフード・エクスペリエンス」があります。ボートで沖に出る2時間半のクルーズで、採れたてのロブスターを味わうことができます。

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ロブスターでかっ!

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>>>ロットネスト島を訪れるツアーを調べてみたい方はこちら

ロットネスト・エクスプレスというフェリーがパース市街(エリザベス・キー)/フリーマントルから毎日航路を運航しています。所要時間約30分。

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>>>ロットネスト・エクスプレスの情報はこちらから

② フリーマントル

「世界で最も19世紀の面影が残る港町」と言われています。パースの中心地から約20kmに位置し、世界最大のヨットレース「アメリカズカップ」が開催されました。通称「カプチーノ通り」と呼ばれるサウステラスにはカフェが連なり、海岸沿いにはフィッシュ&チップスの美味しいレストランが立ち並びます。こちらがカプチーノ通りです。

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毎週金土日に開かれるフリーマントルマーケットは100年以上もの歴史があり、約150ものお店がビクトリア調の建物に並んで賑わっています。こちらがマーケットの入口です。

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マーケットの内部は観光客、地元の人でこんな風に賑わっています。

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Goproで撮影)

フリーマントルは港町。散策後に海岸に出ると海風が透きとおった青空に雲を泳がせていました。

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Goproで撮影)

【フリーマントルへのアクセス】

パース駅から鉄道でフリーマントルまで行くことが出来ます。所要時間約30分。

③ カバシャムワイルドライフパーク(動物園)

パース市の中心部から車で約30分のスワンバレーに位置する地元の家族で運営している動物園。2,000頭以上の動物、鳥、爬虫類が飼育され、コアラ、ウオンバット、カンガルーなどを見ることができます。

コアラは抱っこは出来ませんが、写真を撮ることは出来ます。

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ブサかわいいウォンバット。

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「もうどうにでもして~」っていう無防備感がたまらなくかわいかったです。

カンガルーは餌づけができます。

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何の心配もなくのんびり眠っているカンガルー。

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園内は自然に囲まれており、コンクリートが多い日本の動物園とは印象が違いました。

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カバシャムワイルドライフパークの公式サイトはこちら

④ スワンバレー

西オーストラリア州最古のワイン産地でパース市中心部から車で約30分(クルーズでも行くことが出来ます)。ワイナリー、レストラン、カフェ、ブルワリーなど約150軒が点在しています。休日をワイナリー巡りで過ごすパースっ子も多いそうです。

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ワイナリーの庭には木陰でくつろぐ人たち。とっても絵になります。湿気が少なく風が爽やかなパースだから真夏に外に居ても快適です。

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⑤ ピナクルズ(ナンバン国立公園)

パースから約250km北上したナンバン国立公園内にある奇岩群。

大きな石灰岩が硬くなり、1,000以上の柱のようになって黄色い砂からそそり立ち、独特の景観を生み出しています。

太古の昔、辺り一面がまだ海だった頃の貝殻が分解され石灰の砂になり波にのって陸に運ばれ、砂丘となり、長い時を風によって削られ形作られたものが今のピナクルズを形成しています。夕陽~日没の頃には世界中からカメラマンがやってきます。

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Goproで撮影)

インド洋に沈む夕陽は日本で見るより透きとおって見えました。

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Goproで撮影)

⑥ ランセリン砂丘

パースからピナクルズへ北上する海岸線に大きな砂丘があります。思ったよりずいぶん広い白砂の砂丘です。まるでスターウオーズの世界みたいでした。

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Goproで撮影)

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Goproで撮影)

写真ではこの砂丘の広さが伝わらないのがもどかしい。。。

ガイドさんのすすめで裸足で丘に登りました。とっても気持ちよかったです。

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⑦ ブルー・ボート・ハウス(パース市内)

スワンリバーのランドマークであるこのボート小屋は写真映えするからと外国の観光客に人気の場所です。

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この日はマレーシアからの観光客が撮影待ちで行列を作っていました。

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⑧ エリザベスキー(パース市内)

2016年1月に開港した、パースのガイドブックの写真でもよく使われる場所です。湾にかかる橋からはパースの街並みが一望できます。キー(quay)とは波止場という意味です。

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<写真:西オーストラリア州政府観光局>

⑨ セグウェイツアー(パース市内)

エリザベスキー出発でセグウェイ体験ができるツアーがあります。それがこの「セグウェイツアーズ WA」です。(※2024年現在セグウエイは生産中止になっています)

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初めて乗る人でも講習と練習をしっかりやってくれるので安心です。

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セグウェイは操作方法を覚えるというよりは体幹を使ってバランスで動くという感じで、すぐ慣れますし想像以上に楽しい乗り物です。日本では公道に出ることは出来ませんが、パースでは公道を走り、キングスパークを巡ります。約10kmの行程で坂道もあり、たっぷり楽しめます。このツアー個人的にもすごく楽しかった。おススメです。

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ツアーに参加したメンバーとハイ、チーズ!

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キングスパークの丘の芝生の上にゴロリ。気分はサイコーです。

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パース市街の街並み

パース市中心はコンパクトなサイズで徒歩でも回れます。パース市街は歴史的建造物と新しく建てられた近代的建物が見事に融合した景観で、クラシカルな建物が多い港町フリーマントルとは対照的です。

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ヘイストリート(Hay street)、マレーストリート(Murray street)など歩行者天国のショッピングモールは人で賑わっています。

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イギリスから移り住んできた人たちに故郷を思いだしてもらおうと作られたロンドンコートです。

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今回はパースの街の中心にある「ザ・ウェスティン パース」に宿泊しました。16階の部屋からの眺めがこちらです。

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都市と緑が融合している姿がおわかりいただけるのではないでしょうか。

これまでパースの知名度がそれほど高くなかったのはなぜ?

オーストラリアというとやはりシドニー、ブリスベン、メルボルンという東側の都市が思い浮かぶのではないでしょうか。そしてシドニー、ブリスベンに行ったら「オーストラリアはもう行った」という感覚になった人も多かったのではないかと思います。

しかし、オーストラリア大陸はおそらく私たち日本人がイメージしているよりも遥かに広大な土地です。シドニーとパースは約4,000km離れており、飛行機で5時間近くもかかるのです。東部のシドニーへ行くからついでに西部のパースにも行こうという感覚ではないのです。

実際、文化も人の気質も気候も東と西では違うようです。またしばらくの間、日本から直行便がなかった為、シンガポールなどを経由してフライトも13~14時間とヨーロッパ並みにかかっていたことも日本人にパースの認知度が上がらなかった理由かもしれません。 

パースという街が向いている人、いない人

パースはどういう人にお薦めなのかを見てみましょう。

パースという街が向いている人

  • 大自然に癒されたい人
  • 日頃のストレスから解放されたいと感じている人
  • 都会のせわしない生活に疲れた人
  • こころの豊かさを求めたい人
  • 人間らしく生きたい人

パースという街が向いていない人

  • エキサイティングな刺激を求めたい人にはパースは物足りないかもしれません。
  • なんでも安い方がいい人。パースは正直物価は安くありません。日本より高い商品もあります。例えば卵1パック800円くらいしたりします。

フォトグラファー 相原 正明さんの言葉

パリ・ダカールラリー撮影の練習のつもりで訪れた西オーストラリアにハマってかれこれ30数年。

相原さんはパース、西オーストラリア州の魅力をこのように語ります。

  • まばたきするのがもったいないほど美しい風景に出会える
  • 初めて連れて行った人が言うのです「ここは地球じゃない!」と。
  • 「西オーストラリアの花(ワイルドフラワー)を見ずして花を見たというなかれ!」
  • 「西オーストラリアの風景を撮らずして風景を撮ったというなかれ!」
  • 西オーストラリアに来ると"地球は生きている"と感じる

>>写真家 相原正明のつれづれフォトブログ

パースの基本情報

  • 国土面積:西オーストラリア州は日本の7倍の面積を持っているが人口は260万人
  • 人口:パース市は約200万人(人口の1/4が外国人)
  • 気候:地中海性気候。西オーストラリア州北部は熱帯性気候
  • 平均気温:夏季17~30度、冬季8~18度
  • 言語:英語
  • 産業:天然資源(鉱石、金、液化天然ガスなど)、小麦(さぬきうどんの小麦粉の約80%は西オーストラリア州産)、塩
  • 日本との時差:-1時間
  • 通貨:オーストラリアドル。1A$=約100円(2024年9月時点)。キャッシュレス化が進んでおり、スーパーでの買い物もクレジットカードで支払う人が多い。
  • ビザ:入国にはビザ(ETA)が必要。オンラインで申請可。また入国時、パスポート残存有効期間は6か月以上必要
  • 電圧:220/240V。プラグはI(O)タイプ

パースに旅行するとき持っていく方が良いもの(夏ヴァージョン)

  • 日焼け止め(必須。日差しはかなり強いです)
  • サングラス
  • 保湿クリーム(湿気がないということは乾燥しているということです)
  • クレジットカード(パースっ子は少額の買い物もカードで支払うほどキャッシュレスが進んでいます。VISAかマスターがお薦めです。)
  • 上に羽織るもの(夏でも朝晩は涼しい日があり、建物の中はエアコンが効いていますので調整できる衣服があると重宝します)
  • エコバッグ(エコ意識は高く、買い物をしてもビニール袋を出さない店も増えており、地元の人たちはエコバッグを活用しているそうです)

取材者の感想

パースはほんとうに素敵な街でした。「世界一美しい街」「世界一住みやすい街」と呼ばれる意味がよくわかりました。

私の中でのパースBEST3は①キングスパーク②ロットネスト島③スワンバレーですね。それにプラスして「パースっ子」の気質です。考え方、生き方の面で大いに参考になる部分もありました。

観光地過ぎず、都会過ぎず、都市と自然のちょうどよいバランス、この"ほどよさ"が、他の街であまり感じることのできないパースならではの魅力のように思います。そんな街パースに訪れてみませんか?あなたもきっとパースという街の虜になることでしょう。

2024年の最新情報では、空港からパース市街を約30分で結ぶ鉄道が出来たり、リッツカールトンホテルが出来たり、パースもどんどん進化しています。今のパースをぜひご自身の目で見に訪れてみてください。

(本文の内容は取材者の主観も入っており、各人のコメントやエピソードも必ずしもいつもそうだとは限りませんので予めご了承ください。)

【関連旅行情報】

>>>パースへのおすすめ旅行プランはこちら

▼関連記事:

【ANA】西オーストラリア州・パース直行便就航!搭乗体験記(2020年)

※編集部註:本記事は2020年1月に公開したものです。2024年10月に一部追記、リンクの修正をしました。

のんびり~ばぶる!パース 西オーストラリア州政府観光局発信のパース観光情報はこちら

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シンジーノ

3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。

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