【東京都 小笠原】丸2日かけていく価値あり!卒業シーズン限定の圧巻見送り

小笠原は東京都に属する島ながら移動はフェリーのみ、かつ24時間の移動時間を要する、島旅好きにとってはまさに一度は行きたい日本の秘島です。以前の記事では、小笠原への行き方やぜひ利用して頂きたいお得なツアー、しまぽ通貨についてご紹介しました。

>行きにくいはただの噂!?首都から1,000kmの東京離島【小笠原諸島】はこちら

今回は小笠原に行った私の実録をもとに、小笠原に行くにあたってのおすすめ時期や、小笠原に行ってからの節約術、小笠原諸島に属する南島・母島についてご紹介します。

目次

卒業シーズン限定!感動の小笠原流お見送り

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小笠原は1年を通して温暖な気候に包まれています。私が行った時期も3月でしたが気温は毎日20度近くあり、海も冷たさを感じることはなかったです。長く海に潜る場合はウエットスーツ着用ということでしたが、日差しはまさに夏のようにギラギラしていて半袖短パンで過ごすことができました。

夏はまさにハイシーズンとなる小笠原ですが、冬はザトウクジラのベストシーズンとなり年間を通して人気の高い島です。そんな小笠原の私的ベストシーズンをご紹介します。それは...

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ずばり卒業シーズンの【3月】です!

小笠原には高校までしか学校がないため、島の子どもたちはそれ以上の年齢になる時に多くの子どもたちが島を出ます。小笠原通の間では有名なようですが、3月の小笠原では毎年その島の子どもたちの門出を祝うべく、島中の人がお見送りに港へ来ます。

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          なかでも印象的だったのは、島を出る子どもたちは首にレイをかけており、船の出港時にそのレイを島に向かって泣きながら、笑いながら投げていたことでした。島に赴任していた先生やサラリーマンも同様にレイを投げていました。お客さんのお見送りに毎週来るお宿の人もこの時期が一番賑やかなお見送りになっているといっていました。

          幼稚園児や太鼓を叩く高校生、たくさんの人が別れを惜しむように手を振る光景は既に圧巻の一言でしたが、島のお見送りはこれだけではありませんでした。

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              港に泊まっていた船が一斉に出港し、次々にフェリーと並走しては手を振ったり海に飛び込んだりして門出を祝います。中でもすごかったのは、高校生の応援団の子どもたちが大漁旗のような大きな赤と白の旗を掲げて船で並走し、フェリーに向かって応援歌を歌う光景です。これは本当に行った人しか体感できない興奮と感動がありました。

              年間を通して島民の方によるお見送りはあるそうですが、卒業シーズンにしか見られない感動の瞬間に立ち会えるのは3月だけ。ぜひみなさんもザトウクジラウォッチングを楽しんだ後は、島の温かい心を感じて出港まで楽しんでください。

              朗報!免許なし民も楽しめる島チャリ旅

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              小笠原にいったならば、たくさんのオプショナルツアーを体験したり美食を味わったりしたいところですが、やはり少しでもお得に行けたらと思う方も多いのではないでしょうか。私も旅行の時は奮発しよう!と思うたちですが、その土地でしかできない体験以外で抑えられるところは抑えようと考えた結果、小笠原で節約できるポイントは「島内移動」の方法でした。

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              島内移動の方法としてわたしはもっぱらレンタカーを利用しますが、小笠原で車を借りるとなると連泊分がかさみ、少し島内交通が高くついてしまいます。もし何人かで小笠原を訪れるようでしたらレンタカーの方が安くなる可能性もありますが、少人数で小笠原に行くようでしたら自転車をおすすめします!

              小笠原の中心街は広範囲に位置しているわけではないので、海のアクティビティをメインにする方やあちこちの観光スポットに行く予定のない方は、歩きを基本にして、どこか遠出したい時だけ自転車を借りてもいいかもしれません。ただ、火山島ということでアップダウンが激しい道のりもあるので、観光協会の人に相談して、目的別に交通手段をかえるのも小笠原での節約術になると思います。

              オプションで行くべき母島&南島

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              ここまでご紹介してきた内容は全て小笠原諸島のメインとなる父島についてです。

              父島にはたくさんの美味しいレストランやアクティビティがありますが、小笠原を訪れた際にぜひ行っていただきたいのが【母島】と【南島】です。

              母島は、父島から週に4~5便「ははじま丸」という船で結ばれており、日にちによっては日帰りをすることもできます。ただし往復には4時間ほど要し、日帰りの場合、母島での滞在時間は4時間ほどになってしまいます。そのため父島に住む、母島推しの島民のほとんどが「2週間いると小笠原の本当の良さを知れるよ~」といいます。

              時間の許す方には、父島よりも一層、原生林を感じられる母島に宿泊することをおすすめします。

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              母島よりも行きやすいのが南島です。というのも、南島は入島が許可されているガイドさん付きでなければ入ることのできない無人島のため、ツアーを利用して確実に日帰りすることができます。ただし、南島への入島は規制が厳しく入島禁止期間もあるため、早めのツアーの予約・確認が必須です。

              南島の入島規制

              • 入島の際は、入島許可のある東京都自然ガイドが同行すること
              • ガイド1人あたり案内できる人数は15人
              • 1日の入島可能人数は100人
              • 最大利用時間は2時間
              • 南島のものを持ち出してはいけない、かつ持ち込んではいけない
              • 上陸の際は桟橋がないため、泳ぎまたは(サメ池への着岸から)自力で入島できなければいけない

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              南島は散策できるコースも全て指定されているため、島のあちこちをみることは出来ませんが、パンフレットなどでよくみかける「扇池」や化石となった大量の貝を見るだけでも十分楽しむことができます。

              南島へ行くツアーは大体がアクティビティとセットになっていることが多く、ドルフィンスイムやホエールウォッチング、カヤックなども一緒に楽しむことができるので、半日~1日かけて世界遺産・小笠原の自然を満喫してください。

              まとめ

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              いかがでしたでしょうか。今回は小笠原のおすすめシーズンやおすすめ属島をご紹介しました。私が小笠原を訪れて一番感じたことは、「次に来たときは必ず2週間以上の滞在をしよう」ということでした。

              ぜひみなさんも小笠原の長期滞在にチャレンジして、お気に入りシーズンやスポットを探してみてください。

              小笠原に関する詳細はこちら

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              Islander なんばなう

              東京都在住の20代女性です。大学は観光学を専攻しました。世界遺産巡りが好きだった母にくっついて、幼い頃から世界中を旅してきました。その反動からか大学時代にコスパよく楽しむ島旅・日帰り1人島旅・贅沢な古民家ハウスへ宿泊する島旅など国内の島旅にハマりました。

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