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モンテネグロの可愛い街コトルをサクッと観光!コトル湾からの入港シーンは本当にきれいな光景でした!
たびこふれ編集部のnishiurashiです。
2019年6月22日~7月2日の11日間、ヨーロッパのクルーズ旅行に行って来ました!今回は、その中で立ち寄ったモンテネグロの「コトル」という街についてご紹介します!
私はここ最近までコトルという街のことは知らなかったのですが、可愛い街並みと「世界一美しい湾」とも称される「コトル湾」の風景などもあって、日本人にも少しずつ知られてきているような気がします。
約3時間半とやや短めの滞在でしたが、そんな中でも楽しめた観光とグルメの情報を中心にお伝えします!
目次
- 1. 【基本情報】モンテネグロってどんな国?
- 2.1. 【観光】クルーズ船から見た「世界一美しい湾」コトル湾
- 2.2. 【観光】城壁に囲まれたコトル旧市街を散策
- 2.3. 【観光】聖トリプン大聖堂
- 2.4. 【観光】聖ルカ教会
- 2.5. 【観光】聖ニコラ教会
- 2.6. 【観光】城壁を登ってコトルの街並みを見渡そう!
- 2.7. 【観光】コトルにはネコがたくさん!
- 3.1. 【グルメ】美味しいシーフードと白ワインを堪能しました♪
- 3.2. 【グルメ】パン屋さんにも寄ってみました
- 4. 【お土産】コトルのお土産は、、、買いそびれました...
- 5. 【まとめ】コンパクトにまとまった可愛い街でした
※本文中でのユーロの日本円換算レートは、2019年7月現在のレートです。
1. 【基本情報】モンテネグロってどんな国?
<看板の一番上にある"CRNA GORA"は、モンテネグロ語での国名だそうです>
東ヨーロッパの小さな国である「モンテネグロ」は旧ユーゴスラビアの国の一つで、ユーゴスラビア解体後は「セルビア・モンテネグロ」となり、その後さらに、セルビアとモンテネグロの2つの国に分かれたという経緯があります(ちなみに、名古屋グランパスで活躍したストイコビッチ選手はセルビアの出身です)。
それではもう少し詳しくモンテネグロについてご紹介します(以下、外務省データからの引用です)。
- 面積:13,812平方キロメートル(福島県とほぼ同じ)
- 人口:62万人(2017年現在)
- 首都:ポドゴリツァ
- 民族:モンテネグロ人(45%),セルビア人(29%),ボシュニャク(9%),アルバニア人(5%)等
- 言語:モンテネグロ語(公用語),セルビア語等
- 宗教:キリスト教(正教),イスラム教等
- 通貨:ユーロ
ということで、面積は福島県と同じぐらいで人口も62万人と、小さな国であることが分かりますね。
今回訪れたコトルの旧市街も非常にコンパクトで、短時間である程度は回ることが出来ました。
また、言語はモンテネグロ語が公用語ですが、レストランやお土産屋さんなどでは英語が話せる方が多かったですよ。
2.1. 【観光】クルーズ船から見た「世界一美しい湾」コトル湾
冒頭でお伝えした通り今回はクルーズの旅行でしたので、コトルへも船で入港しました!
世界一美しい湾とも称されるコトル湾は、上記の地図でも分かる通り、小さく入り組んだ湾でして、そこに大きなクルーズ船でゆっくり進んでいきました!
ご覧の通り、険しい山が連なっていて迫力がすごい!しかも、とても美しいです!
ノルウェーなど北欧のフィヨルド(複雑な地形の湾)のような雰囲気に近いかもしれませんね(行ったことはないですが。。。)。
上の写真のさらに右奥へ進んでいくと、、、
コトルの街並みが見えてきました!海沿いに街並みが広がっているのが分かります。
別のクルーズ船が先に到着していましたね。
動画もありますので是非ご覧ください!
この迫力のある美しい風景を船の上からゆっくりと眺めながらコトルに入港できたのは、とても贅沢で気持ち良い時間でした!ずーっと眺めていたくなります。
そして、出港時の夜の景色もまた美しかったです!
2.2. 【観光】城壁に囲まれたコトル旧市街を散策
船を降りたら歩いて5分ぐらいで、城壁に囲まれたコトルの旧市街に到着します。ちなみにコトルの街は「コトルの自然と文化歴史地域」として世界遺産に登録されています。
こちらが城壁の正門です。多くの観光客(というか、クルーズ船を降りた方たち)でにぎわっています。
実はこの城壁は、イタリアのヴェネツィア共和国によって築かれたもので、ご覧のようにヴェネツィアのシンボルである獅子(翼を持ったライオン)が彫られていました。
正門を抜けるとすぐに、大きな時計塔がありました。
時計塔の前はこんな感じで少し開けていましたが、
少し中に入るとこういった細い路地がたくさんあり、レストランやお土産屋さんが立ち並んでいます。
歴史を感じる落ち着いた雰囲気の建物の数々が、なんだか可愛らしいですね。歩いているだけでも楽しかったですよ。
主要な建築物を見て回るだけだったら、30分も歩けばざっと一周できてしまうぐらい、コンパクトな街でした。
それではその主要な建造物を少しご紹介させていただきます。
2.3. 【観光】聖トリプン大聖堂
まずは、コトルを代表するカトリック教会である「聖トリプン大聖堂(聖トリフォン大聖堂)」です。
中に入ってみるとご覧の通り。淡い色合いの高い柱に囲まれたその雰囲気は、厳か(おごそか)というよりは街に溶け込んだような温かみのある感じでした。
アーチの裏側にもきれいな絵が描かれており、細かいところまでスゴイな~と感心してしまいました。
※歴史に疎く、感想が薄っぺらくてすみません。。。
2.4. 【観光】聖ルカ教会
続いては、「聖ルカ教会」です。
先程の聖トリプン大聖堂と比べると規模は小さく、外観の雰囲気も異なりますね。
こちらは、中には入っていません。
2.5. 【観光】聖ニコラ教会
先程の聖ルカ教会のすぐ隣にある「聖ニコラ教会」。
これまた先程までの2つの建物とは異なり、洗練された雰囲気ですね(やはりこんな程度の感想しか言えず。。。)。
こちらも中には入っていないのですが、この辺を外観だけで済ませたのは、この後に高い城壁を登ろうとしていたからです!
2.6. 【観光】城壁を登ってコトルの街並みを見渡そう!
これまでにご紹介した旧市街は城壁に囲まれた中にあるのですが、山に向かって城壁が伸びており、そこを登ることが出来るんです!
登った先ではコトルの街を一望できるということで、頑張って登ってみることにしました!
こちらが城壁の入口です。最初にご紹介した旧市街の正門から真っ直ぐ奥に歩いて行ったところにあります。
入口を進むと、こんな感じで行列が。。。ずっと渋滞して歩きづらいと嫌だな~と思いつつ、折角なので登ることに。
この行列の先に受付があり、そこで入場料(ひとり8ユーロ=約970円)を払います。ちょっと高いな~と思ったら、どうやら以前よりも値上がりしたそうです。。。クレジットカードは使えませんでしたので、現金を用意しましょう。
ちなみに頂上まではなんと1,300段以上もあるそうで、さすがにそれは厳しいなと思いましたが、途中にある救世処女教会という教会までなら片道15分ぐらいで行けるようなので、そこを目指すことにしました。
ところが、この城壁が思った以上にきつかったです。。。
こんな感じで石段の道と石畳の道が並行しているのですが、みんな幅の狭い石段の道を歩きたがるので、すれ違うときはどちらかが譲らなければなりません。
傾斜もきついところも多かったので、特に石畳の道を登っているときは大変でしたね~
そして、道がきついこともさることながら、風が全くなくてかなり蒸し暑い。。。この日の最高気温は30℃でした。
地中海性気候に属するモンテネグロは夏は雨が少なく乾燥しているはずなのですが、コトルに上陸する直前にザーッと雨が降ったせいもあってか、結構湿気が高かったです。
途中で踊場みたいなところがいくつもありましたので、そこから見たコトルの街並みはこんな感じ。
まだまだそんなに高いところまでは登っていないですが、十分きれいに街並みを見渡せました。
もう少しだけ上に登ると、さらに広く見渡せます。十分、良い景色ですね~
この辺りで我々は「もうそろそろいいかな。。。」と思い始めます笑。
上から降りてくる日本人の方に「教会からの景色はまた違うよ」と言われましたが、体力とその後の行程のこともあり、ここで引き返すことにしました。
体力と時間に余裕のある方は、是非教会や頂上を目指してみてください!
2.7. 【観光】コトルにはネコがたくさん!
城壁を登る途中でもよく見かけたのですが、結構たくさんネコがいました!
ヒーヒー言いながら城壁を登る我々を、どんな気持ちで見ていたんでしょうかね~笑。
3.1. 【グルメ】美味しいシーフードと白ワインを堪能しました♪
聖トリプン大聖堂のすぐ横にあるレストラン「RESTAURANT CITY」で夕食をいただきました。
特に下調べはしていませんでしたが、愛想の良い店員さんの呼び込みと雰囲気が良かったのとで、こちらのお店に決めました。
メニューがこちら。デイリーメニューのお魚が14ユーロ(=約1,700円)、お肉が12ユーロ(=約1,460円)、スペシャルオファー(特別価格?)の魚のプレートが17ユーロ(=約2,060円)、肉のプレートが15ユーロ(=約1,820円)などとなっています。
「シーフードを食べたい」と言って呼び込みのお姉さんにオススメを聞くと、魚のプレートを勧められたのでそれにしました。
こちらがその魚のプレートです!真ん中に大きな焼き魚がドーンと置かれ、その周りに、ムール貝、イカ、エビ、ジャガイモの付け合わせが盛り付けられていました。魚のインパクトが大で、かなりボリュームがあります!
まずはその魚ですが(なんの魚か分かりませんでしたが。。。)、見た目に反してあっさり目のお味で、身が肉厚で美味しかったです!
また、イカは柔らかく、エビもプリプリで美味しかったですし、付け合わせのジャガイモも美味しかったですよ!
そしてこちらが名物だというムール貝!臭みは全くなく、貝の味がしっかりしていて美味しかったです!白ワインとよく合いました!
やや濃いめのお味のスープも美味しく、パンをつけても良いですし、スープだけでも飲みたいぐらいでした!
こちらが一緒にいただいた白ワインです。やや色が濃い目ですね。モンテネグロはワインも名物なんだそうですよ。
一口飲むと最初は甘い感じですが、後味はカーッとくる辛さがあって美味しかったです!しかも付け合わせのパンを食べた後に飲んだら、なんだかまろやかな感じになりました。
このワインは4ユーロ(=約490円)と、とてもリーズナブル!魚のプレートもあれだけたっぷりで17ユーロ(=約2,060円)なので、物価は比較的安いと思います!
雰囲気も良く、店員さんの接客も良い感じでしたので、とても良い夕食を過ごせました!
RESTAURANT CITY Instagram:
https://www.instagram.com/restaurant.city_kotor/
3.2. 【グルメ】パン屋さんにも寄ってみました
旧市街の中にあるパン屋さんに寄ってみました。国によってパンも結構違うと思うので、どんなパンが売っているのか楽しみにして入店します。
ドーナツ(1ユーロ=約122円)やクロワッサン(1.3ユーロ=約158円)などもありましたが、日本で見慣れないものも結構ありますね。
ディスプレイの一番下の段に「Burek」と書かれた商品がたくさん並んでいましたが、これは東ヨーロッパやトルコなどで見られるパイのようなものだそうです(後から調べて知りました)。
ということで、ミニサイズのパンを3つ買ってみました。ミニサイズは0.4ユーロ(=約49円)~0.5ユーロ(=約61円)とかなり安く、3つ買っても1.3ユーロ(=約158円)でした!安い!
ちなみに、お支払いは現金のみですのでご注意くださいね。
上の写真の左側はソーセージが入ったものですが、他の2つはちょっと忘れてしまいました。。。
いずれも素朴な味で、「パンの甘味が感じられる!」といった感じではありませんでしたが、この辺りではこういったパンが好まれているんだな~ということがよく分かりました!
4. 【お土産】コトルのお土産は、、、買いそびれました...
今回はクルーズでの旅行ということで、船の最終乗船時間が決まっています。
ということで、城壁を途中で断念するなどして時間を調整したつもりでしたが笑、結局お土産を買う時間がありませんでした。。。
レストランでいただいたワインの他、モンテネグロ産のビール「Nikšićko」も有名だそうで、スーパーで買いたいな~と思っていただけに残念です。
あとは、ハンドメイド雑貨のお店もいくつもあり、たまたま入ったアクセサリー屋さんでは「コンクリートのピアス」が売っていて、結構可愛かったですよ。
皆さんは是非、お土産選びもじっくり楽しんでみてください!
5. 【まとめ】コンパクトにまとまった可愛い街でした
滞在時間は3時間半ぐらいとちょっと短めでしたが、それでも散策にパン屋さんにディナーも楽しめて満喫できました!
もう少し時間があれば、雑貨などのお土産もじっくり見ることが出来ますし、城壁も頂上を目指すことができると思いますので、ゆっくり時間をとって観光することをオススメします!
モンテネグロは、日本ではまだまだメジャーな国とは言えないと思いますので、みんなに知られる前に!是非一度訪れてみてくださいね!
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nishiurashi
- たびこふれ編集部員。人生初の海外渡航先であるラスベガスに衝撃を受け、海外旅行が好きになりました。年末年始にロンドン一人旅をしてサッカー観戦したこと、ナスカの地上絵遊覧飛行前にビールを飲み、セスナ機内で激しく酔ったこと、九寨溝から成都まで訳あって2人の中国人と丸一日乗用車で移動したこと、どれも良い思い出です。