ケアンズの緑あふれる植物園にそびえるコンクリートタンクの謎を紐解く♪

ケアンズには、国内外の観光客の方にも人気が高い大きな植物園があります。トロピカルな植物が集まり、植物園というよりちょっとした森林浴が楽しめるくらいの豊かな緑が素敵です。その緑の茂みの間から覗くコンクリートの建物たち・・・不自然なようでマッチするコンクリートの建物の背後にある歴史を楽しめるツアーに参加しました!

目次

タンクスアートセンターの歴史

植物園のすぐ隣にあるコンクリートの巨大な建物は、タンクスアートセンターです。

tanks

タンクスアートセンターの「タンクス」とはその名の通りタンクのこと。1943年、第2次世界大戦中、軍用機や船に給油するために、シドニーにまで戻っていては間に合わない、しかもケアンズは海にも近く給油に便利であり、熱帯雨林が給油タンクをうまく隠してくれるという好条件がそろい、この地に5つの給油タンクが作られました。

現在では、4つのタンクが残されており、アートの展示や劇場、ワークショップ会場などに使われています。

タンクスらしいアートが潜む美しい景色

歴史ツアーは、タンクスアートセンターの入り口から始まります。

gate

タンクスアートセンターの入り口には、タンクの部品を集めて作られた、地元アーティストによるTANKSと書かれたゲートがあります。ゲートの周りには、メタリックなアート作品が塀の上に並んでおり、緑の合間に、木の根と絡み合うように並んだメタリックなアートが不自然なようでなんとも美しい景色を形作っています。

art

地元アーティスト、ニコラス・グローブㇲによるオブジェがなんとも森の景色とマッチしています。

ant

タンクとタンクの間を歩く間もいくつもメタリックなオブジェが隠れています。こちらも生い茂る熱帯植物の合間に、ケアンズのアイコン的存在のグリーンアント(緑色のアリ)のオブジェが!

植物園周辺はゴールドラッシュの名残も

歴史ツアーではありますが、自然も楽しめる大満喫のツアーです。

bamboo

タンクスアートセンターを見た後、センテナリーレイクに向かって散策もします。この辺りは、以前は沼地でしたが、ゴールドラッシュ時にケアンズと鉱山を結ぶための列車を開拓すべく多くの開拓者が住んでいた場所でもあります。その際、中国人の開拓者たちは、昔からこの地に竹がたくさん生えていたことに注目し、元々竹を利用する習慣のある中国人の方がこの地の竹を利用して建物などを作ったのだそう。

pond

植物園のセンテナリーレイク側は、人も少なく静かな森の散策が楽しめます。

今回参加したのは、植物園のボランティアの方たちによるツアーの一つ、

Botanic Gardens & Tanks Precinct History Tours(植物園とタンクスの歴史ツアー)です。

1キロほどの距離を1時間半かけて歩くツアーで、2019年現在毎週火曜日と木曜日の10時から行われていますが、変更もあり得ますので事前に調べていくことをお勧めします。無料のツアーとは思えない充実のツアーでした!

タンクスアートセンター

フレッカー植物園

住所:Collins Avenue, Edge Hill, Queensland 4870, Australia
電話番号:+61-7-40326650
ウェブサイト:https://www.cairns.qld.gov.au/facilities-sport-leisure/botanic

※植物園のツアーのインフォは、ケアンズ市役所のこちらのページより見られます。

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キャノン美佳

オーストラリア在住。AUのナチュラルコスメやスーパーフードにはまり、ウェブショップ「おうちスパ」を運営。素敵なケアンズ情報をお届けします。

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