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日本に持ち帰ったらウケた!意外なおすすめイタリア土産4選
楽しい海外旅行に行く時に、意外と悩みの種になるのがお土産。誰に配るかということはもちろんですが、「どんなものをあげよう」、「このお土産だと普通すぎるかな」などいろいろ考えているうちに、何を買うべきか混乱してしまうこともあるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、イタリア土産として渡したら「意外と」好評だったものをご紹介します。定番のパスタやオリーブオイルももちろん良いのですが、ここでちょっと視点を変えて、お土産を渡す人を驚かせてみましょう!ローマ、フィレンツェ、ヴェネチアなどの有名な観光地で買える商品をピックアップしているので、参考にしてくださいね。
※編集部註:ローマの定番お土産はこちらの記事をどうぞ!
関連記事:イタリア旅行と言えばローマ!買っておくべきお土産ランキングトップ10
目次
- 意外なおすすめイタリア土産1. リーズナブルなバルサミコ酢
- 意外なおすすめイタリア土産2. ムッリーノ・ビアンコのクッキー
- 意外なおすすめイタリア土産3. MARVISの歯磨き粉
- 意外なおすすめイタリア土産4. ヴェネチアと言えば「仮面」!
- 何がおすすめ?イタリアのお土産選びに迷ってしまうあなたへ
- 最後に
意外なおすすめイタリア土産1. リーズナブルなバルサミコ酢
<左のバルサミコ酢はリーズナブルなもの。右は非常に有名な高級バルサミコ酢です。撮影:ゆうさん>
街中のお土産屋さんではバルサミコ酢がよく売られているため、「定番中の定番じゃないか」と思う方もいるかもしれません。ですが、私が買って帰ったのは「リーズナブルな」バルサミコ酢というところがポイントです。その理由は2つあります。
ポイント1. リーズナブルだと使いやすい
<さっぱりした味のバルサミコ酢は、サラダにもピッタリです! Photo by Toa Heftiba on Unsplash >
実は高いバルサミコ酢をプレゼントしても、あげた友人や家族はなかなか消費してくれません。これは私の体験談でもあります。理由としては「イタリア産の高いものだから、少しずつ使いたい」という意見が多く出ました。
そのため、親しい友人にはそこまで高くないバルサミコ酢を渡し、「高くないものだからどんどん使っていいよ!」と言うようにしています。その結果、友人はもっとバルサミコ酢を好きになりました!
ポイント2. お手頃なバルサミコ酢はサラサラしている?
お土産屋さんで販売されているバルサミコ酢は、熟成の年数がかなり長く、ドロッとしていて深い味わいのものが多いです。しかしイタリアの一般家庭では、それほど熟成されたバルサミコ酢を使う機会はなかなかありません。
一方、サラサラとしたバルサミコ酢は野菜と混ぜてサラダにしたり、牛肉に豪快にかけたりと、普段使いされる傾向です。(ローマ留学から帰った後の)我が家でも、ステーキやチーズを食べる際は高いもの、サラダを食べる際は安いもの、などと使い分けています。
サラサラとしたタイプのバルサミコ酢はスーパーで販売されており、価格は500mlの瓶で2ユーロ程度と、非常にリーズナブル。料理にこだわりのあるイタリア人が日常的に使っているものですから、リーズナブルでも味のクオリティーは高いです。
意外なおすすめイタリア土産2. ムッリーノ・ビアンコのクッキー
<イタリアのスーパーには必ずあるムッリーノ・ビアンコ。黄色の包装が目印。撮影:ゆうさん>
皆さんは、ムッリーノ・ビアンコというブランドのクッキーをご存じでしょうか。私自身は、気軽に配れるイタリアのお土産の中の「エース」だと思っています。
これまで、気軽に配れるイタリアのばらまき系お土産の代表といえば、ペルージャ社の「Baci(バーチ)」でした。私は何回もイタリアに行きましたが、そのたびにお土産として友人にバーチを渡したため、飽きてしまった人もいたかもしれません。
関連記事:「愛の言葉」が入ったチョコは、ロマンチックなイタリア定番のお土産
そんな時、新たなお土産として私が発見したのが、このムッリーノ・ビアンコ(Mullino Bianco)のクッキーです。
ムッリーノ・ビアンコ社は、パスタのシェアで圧倒的な1位を誇るバリッラ社の傘下にあるため、このクッキーも上質な小麦と牛乳だけを使用して作られています。友人たちも「こんな美味しいクッキーがあるなんて知らなかった!」と言ってくれます。さらに驚くのはその安さです。こんなに美味しいのに値段は1.5~3ユーロ程度というお手軽さが魅力的ですね。
また、クッキーの種類は20種類ほどあるため、さまざまな種類を買って配れば満足してもらえること請け合いです。私はとりあえず5種類選んだのですが、買いすぎたためにスーツケースを閉めることができず、ホームステイ先のマンマに2袋渡して帰りました......。
日本でも輸入食材店で見かけられる可能性がありますので、気になる方はぜひ。もちろん、イタリア旅行の際にトライしてみるのがおすすめです!
参考:Mullino Bianco公式サイト(外部サイトに遷移します)
意外なおすすめイタリア土産3. MARVISの歯磨き粉
<青のアクアティック・ミント味。味は甘く、スースーします。撮影:ゆうさん>
ここまでは食べ物を紹介してきました。さて、そろそろ美味しいものの食べ過ぎで虫歯になってしまうと不安に思う人もいるのでは?そんな時は、フィレンツェ発の歯磨き粉、「マルヴィス(MARVIS)」を買ってみてはいかがでしょうか。このマルヴィスはとってもかわいいチューブ型のデザインが特徴で、色ごとにフレーバーにも違いがあります。
どれもミントがベースですが、例えば、赤はシナモン・ミント、青はアクアティック・ミント、紫はジャスミン・ミントなど、試してみたいものばかり。友達にプレゼントしても、その斬新さに喜んでもらえるでしょう!私も愛用していますし、プレゼントした友人は「こんなフレーバーの歯磨き粉なんて変!」と言いながらも気に入って使ってくれました。
実はこのマルヴィス、日本でも通販で購入できますが、その場合のお値段はなんと1,000~1,500円と高額。しかしイタリアでは、その半額ほどで購入できます。恋人に自分とは別のフレーバーをプレゼントし、2人でお揃いにしても楽しいですね。
関連記事:お土産にぜひ!使いやすくてオシャレなイタリアの日用品
意外なおすすめイタリア土産4. ヴェネチアと言えば「仮面」!
<ヴェネチアのカーニヴァルでは豪華絢爛な衣装に身を包み、仮装を楽しみます。撮影:ゆうさん>
水の都ヴェネチアで、最も特徴的な面白土産といえば、間違いなくカーニヴァルの「仮面」でしょう。ヴェネチアでは毎年2月から3月にかけて、カーニヴァルのお祭りが開催され、世界中からたくさんの観光客がやってきます。
実はこの仮面自体は、ヴェネチアのお土産屋さんで一年中購入することができます。小さなマグネットの仮面から、けっこうお値段の張る高級なものまで、その種類はさまざまです。
<友達が仮面をつけた時の一枚。撮影ゆうさん>
もともとは身分や性別の垣根を越えて、身分に関係なく平等に楽しむ目的で始まったとされる仮面の文化。もし周囲に、もっと開放的になった方が良いと思う友人がいたら、ジョークとして仮面をプレゼントしてみてはいかがでしょうか?小さい子どもがいる家族にも、とても喜ばれるお土産ですよ。
<やけに気に入っているので、もう一枚。撮影:ゆうさん>
※編集部註:上記掲載写真2枚は、ペストマスクと呼ばれるものです。
関連記事:自分だけのヴェネツィアンマスクを作ろう!本場で仮面作りを体験!
何がおすすめ?イタリアのお土産選びに迷ってしまうあなたへ
ここまで私のエピソードとともに、イタリアのちょっぴり変わったお土産を紹介してきました。ですが、「何を渡したら喜んでもらえるかまだ分からない!」という方もいるかもしれません。そこで今度は、私がもらって一番嬉しかったお土産についてお話しします。
ローマ留学を終えるときにホームステイ先からもらったお土産
<左上のマグネットがそのお土産。ローマっ子の親友がプレゼントしてくれた写真と一緒に飾っています。撮影:ゆうさん>
私が1年間のローマ留学を終え帰国する直前、ホームステイ先の親戚が、このコロッセオのマグネットをプレゼントしてくれました。お土産店でよく見かける普通のマグネットなのですが、彼らは「これを家に置いて、ローマでの生活を思い出してね」と言ってこれを渡してくれたのです。
帰国後は、このマグネットを見るたびにホームステイ先での思い出がたくさん浮かんできて、胸が温かくなります。
お土産は心を込めて選ぼう
<お土産を見ると、ホームステイを楽しんだ日々をいつでも思い出せます。撮影:ゆうさん>
お土産は買ったところで終わるのではなく、そこで過ごしたたくさんの思い出がセットになっています。私が感じたのは「お土産は人の思い出を呼び起こすためのものだ」ということです。
自分のために買ったお土産は、きっと「人生で初めてゴンドラに乗って本当に幸せだったなぁ」という気持ちや、「コロッセオの近くでボッタくられそうになってびっくりした!」という経験を思い起こさせてくれるはずです。また、誰かのために買ったお土産ならば、きっとそれを使うたびに、あなたがその人のために一生懸命選んでくれた姿を思ってくれるはず。
最後に
今回ご紹介したような、一風変わったお土産で相手を驚かせるのも楽しいものですが、たとえ変わったお土産ではなくても、心を込めて選んだお土産であればきっと喜んでもらえるはずです。皆さんも、心のこもったお土産を渡す、という気持ちで探してみてはいかがでしょうか?
※編集部註:掲載情報、価格は公開時点のものです。変更される可能性がありますので、ご了承ください。
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ゆうさん
- イタリア・ローマ大学に1年留学。イタリア各地の魅力を学生ならではの視点から紹介できたらと思っております。南米一人旅を敢行するほど旅が大好きです!