「3 Parks in One」といわれる！アメリカのユニークなオリンピック国立公園

アメリカ、ワシントン州シアトル市の西側オリンピック半島にあり、1981年世界遺産に登録されたオリンピック国立公園。

東京都の1.7倍ほどの広大な敷地には、太平洋の海岸線、オリンピック山脈、温帯雨林と３つの特徴が異なるエリアがあり「3 Parks in One」といわれるほど、見どころたっぷりのユニークな国立公園です。

海？湖？山？さまざまなタイプのキャンプ場がゾロリ
夏でも夜はひんやり！そんな時のアイテムは・・・
まるでジブリの世界！緑のカーペットが広がる「ホー・レイン・フォレスト」
オリンピック山脈を見るなら「ハリケーン・リッジ」
温泉でパワー充電！

海？湖？山？さまざまなタイプのキャンプ場がゾロリ

正直、この国立公園を見るには日帰りではすべてを楽しめません。少なくとも2泊はして欲しいものです。公園周辺には町がありホテルやモーテルがありますが、安くどっぷり公園を楽しむにはキャンプがおすすめ。国立公園内は14カ所キャンプ場があり、また、その公園周辺にもキャンプ場施設が点在しています。空き状況、車でアクセス可能かどうか、トイレやバス施設の有無など施設条件とともに、効率的に旅行しやすい場所を予約しましょう。

夏でも夜はひんやり！そんな時のアイテムは・・・

オリンピック国立公園は、夏でも標高が高い場所は雪が積もっているほど。夏場は夜でも火を焚き暖が必要なこともあります。そんな寒い夜におすすめが、ホットワインです。ワインは安物で構いませんが、オリンピック国立公園北側のポートアンジェルス市には数件ワイナリーがあり、ワイン産地としても有名な場所。地元のワインで乾杯するのもよいでしょう。

作り方はいたって簡単。ワインを温めそれに旬の果物を入れれば出来上がり。もう少しこだわりたい人はシナモンやスターアニスなどのスパイスを入れるのもあり！です。ホットワインは体の中からポカポカになり、寒い時のキャンプに適しています。

まるでジブリの世界！緑のカーペットが広がる「ホー・レイン・フォレスト」

公園内見どころはたくさんありますが、そのなかのひとつ公園西側にある「ホー・レイン・フォレスト」は必見です。温帯雨林エリアでアメリカ本土で最も湿った地域といわれいます。「ホー・レイン・フォレスト」は1マイル前後のショートトレッキングコースが整い、高低差も少ないためビキナーでも歩きやすいです。

ビジターセンターがあるので、まずそこで情報を収集しましょう。温帯雨林エリアのため雨がよく降ります。傘やカッパを忘れずに持参ください。７月、8月の夏休みシーズンは雨が少なく一番の観光シーズンですが、レンジャーの方は「雨の時期のほうがレイン・フォレストが美しいです。春は人も少なくゆっくり緑の森を見学できるのでその時期がおすすめ！」と言っていました。

オリンピック山脈を見るなら「ハリケーン・リッジ」

公園内の中央部分はオリンポス山など高い山が聳え立っています。そんな山エリアの景色を楽しむならポート・アンジェルスの町からアクセスしやすい「ハリケーン・リッジ」がおすすめ。ここは冬から春にかけて雪が積もり、道が封鎖されることもあります。必ず事前に情報を得て向かいましょう。また、夏でも肌寒いのでジャケットは必要です。

標高約1500メートル地点にある展望台には、この周辺に生息する動物の情報パネルやギフトショップが併設されています。春でも展望所周辺は雪が積もっているので、雪遊びも楽しめます。