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【スイス】世界一標高の高い駅「ユングフラウヨッホ」で朝の感動体験へ
標高3,454m、ヨーロッパで最も高いところにある鉄道の駅「ユングフラウヨッホ」。3,000mを超える雪と氷の世界に登山鉄道に乗るだけで行ける、スイス観光のハイライトです!
しかも、開通したのは、日本の大正元年にあたる1912年というのだから驚きです。以来、数あるアルプスの展望台の中でもダントツの人気を誇っています。なお、ユングフラウヨッホ展望台の南側一帯(ユングフラウ、アレッチ、ピエッチホルン地域)は2001年、世界自然遺産に登録されています。
今まさにベストシーズンを迎えているスイスで、ユングフラウヨッホの魅力をお伝えします!
目次
駅は標高3,454m、展望棟は標高3,571m!
ユングフラウヨッホ駅に隣接してつくられた複合施設「トップ・オブ・ヨーロッパ」。
ここには、標高3,571mから眼前に広がるアレッチ氷河の眺望を楽しむことができる「スフィンクス展望台 Sphinx Terrace」や、地下20m下ったところには、神秘的な氷河の中につくられた氷の宮殿「アイスパレス Ice Palace」、1年を通して万年雪が楽しめるスノーパラダイス「プラトー展望台(雪原)」など人気の観光ポイントのほか、100周年を記念してつくられた「アルパイン・センセーション」などがあります。
ユングフラウヨッホ展望台駅に到着すると、レストランなどがあるベルクハウスに入ります。左手に「Tour」という青い案内標識を追っていけば、下記のルートで周遊できます。
駅
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3Dシアター(エレベーターで上がる)
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スフィンクス展望棟
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アレッチ氷河雪原
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展示通路アルパイン・センセーション
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氷の宮殿
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プラトー展望テラス
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ベルクハウス
<アルパイン・センセーション>
<ユングフラウの歴史>
ユングフラウヨッホから眺めることができるアレッチ氷河はヨーロッパ最大で、その全長は約22kmもあります!標高が高く空気が薄いので、ゆっくり行動しましょう。見学時間は最低でも2時間はみておくと良いでしょう。真夏でも、あたり一面白銀の世界のため、防寒対策も忘れずに。
アレッチ氷河雪原やプラトー展望テラスに出る方は滑りにくい靴で観光をお楽しみください!
日本の赤いポストがこんなところに!?
ユングフラウヨッホ駅には、なんと日本の郵便ポストがあります。しかも、最近はほとんど見かけない円筒状の赤い郵便ポストです。日本でも、めったにお目にかかれないものをスイスの山の上で見かけるとは驚きです。
富士山五合目簡易郵便局とユングフラウヨッホ山頂郵便局が姉妹提携をしていて、友好の証として日本から贈られたポストなのです。逆に、富士山五合目簡易郵便局にはスイスの黄色いポストがあります。富士山にある黄色いポストは、使わずに飾ってありますが、ユングフラウヨッホ駅にある赤いポストは実際に使われています!
ユングフラウヨッホ駅に行くときには、ぜひ絵葉書を持って行きましょう。住所や通信文はしっかり書いておいたほうがいいです。また、切手は駅で買えますが、買い損ねたら大変ですので、できればあらかじめ絵葉書に貼っておいたほうが安心です。切手を貼った絵葉書は、ぜひ日本の赤いポストへ。"ヨーロッパで一番高いところにある駅"から投函した絵葉書は、きっと喜ばれます。
動画あり!特別チャーター車両で朝焼けの景色を
今回は、特別早朝チャーター車両でユングフラウヨッホ展望台から朝焼けに染まるアルプスの山々を観に行きました。
晴天に恵まれ、朝焼けに染まるメンヒやユングフラウ、氷河など、自然の偉大さと奇跡の絶景を目の前にただ茫然としてしまいました。
▼動画もぜひご覧ください。
ハイキングコースは絶景の連続!
観光後の帰りは、アイガーグレッチャー駅~クライネシャイデック駅の1駅区間のハイキングもおすすめ!雄大な大自然の眺望を堪能できるのに、誰でも気軽に歩けるコースになっています。
広がる緑の野、逆さアイガーが映る湖、立ち止まって振り返れば、いつもアイガー、メンヒ、ユングフラウの三山。道中に咲く高山植物を愛でながら、その景色はきっと忘れられない思い出になるはずです。
道中、「アイガー・ウォーク」と書かれた木製ポールの道標が出てくるので、ハイキング初心者でも安心して歩けるコースになっています。
世界中から人気のユングフラウヨッホ展望台。1年中オープンしている展望台ですが、ぜひベストシーズンの夏に実際に足を運んで、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3山やアレッチ氷河の雄大な景色を存分に堪能してください!
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A.T
- 旅行会社に勤めています。絶景、観光、イベントとヨーロッパを中心に旬なおすすめ情報をお届けします♪