ローマ留学経験者直伝!オススメの観光・お散歩モデルコース

ローマに1年間留学して感じた、オススメの観光ルートをご紹介!

私はローマに約1年留学していました。その間に友達がさまざまな形でローマにやってきて、彼らの観光ガイドをする機会がありました。

彼らを何十回とガイドしている中で、「どうやって周遊するとより楽しめるだろう?」、「ご飯はここで食べると最適だな」、「この観光地はこの時間帯に訪れたい」などの試行錯誤を自分の中で繰り返してきたのです。

本記事では、その繰り返しの中で得た、ローマ観光のオススメルートをご紹介いたします。

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「街歩き」をテーマにしたローマ観光のモデルコース

ローマは日本とは全く違う街並みで、独特の雰囲気です。私個人の考えですが、それを目で見て肌で感じるためには、観光地間をバスや電車などで次々と移動してしまうよりも、実際に自分の足で歩いてみた方が良いと思っています。

その方が何倍も鮮烈な印象を抱きますし、それは何年経っても忘れることはありません。10年経って「あの時、こんなことが面白かったな」なんて思い出すのは、観光地を訪ねたことだけでなく、その道中で出会った人々や小さな出来事だったりするものです。

そこで、本記事では「街歩き」を主題に据えて紹介したいと思います。そのため、どうしても「若い方」または「体力に自信のある方」向けの観光ルートになってしまうことをご容赦ください。

所要時間は1日

さて、このモデルコースの所要時間は丸一日です。たった丸一日で、ローマの街の魅力をできるだけ巡ることができるコースになっています。

これも観光案内をしていたときの経験談なのですが、「(ヴァチカンなどの)美術館は明日見るから、今日は一日かけてローマの街を観光したい!」と考える友人が非常に多かったため、もしこれからローマへ旅行されるときは、ぜひ一日かけて歩くモデルコースもあるということを知っていただきたいと思っています。

特に、ローマに3~4日滞在される際は、先に街歩きをして街の様子やお店の場所をある程度頭に入れておくと、翌日の観光もスムーズにいきやすいですよ。 「ここはお土産屋さん多いからまた来ようかな」、「もう1回ここに来てみたい!」という気づきがあるのも、街歩きならではの楽しみです。

観光ルートの概要

それでは、実際のローマ街歩きのモデルコースをたどっていきましょう。 以下のエリアが、これからご紹介する観光ルート・お散歩コースの概要です。

巡る順は以下の通りです。

  • 真実の口
  • →コロッセオ
  • →フォロ・ロマーノ
  • →ヴィットリアーノ
  • →ナヴォーナ広場
  • →パンテオン
  • →トレヴィの泉
  • →スペイン広場
  • →ポポロ広場
  • →ボルゲーゼ公園
  • →サンタンジェロ城
  • →ヴァチカン市国
  • →トラステヴェレ

それでは、ローマ散策を始めましょう!

ローマ一日観光・お散歩ルート

人によって身支度にかける時間は異なると思いますが、朝は7:30~8:00には起きたいところです。

09:00頃 ホテル出発

いつもは朝食を抜くという方も、この日はしっかりと食べておきましょう。イタリアで一番大きな街・ローマを歩くには、朝食抜きでは体力が持たないかもしれません。ホテルの立地に応じて、電車・バス・徒歩などで「真実の口」まで移動しましょう。

09:30...真実の口

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最初に訪れるのに最適なのは、映画「ローマの休日」で有名になった「真実の口」です。 というのも、真実の口は他の観光地に比べてやや離れた場所にあり、ついつい後回しになりがちであること、かつ後回しにすると後悔してしまうケースが多いからです。

真実の口がある施設は朝10時頃から混み始め、17時前後には閉館します。私がローマに着いたばかりで友人をガイドしていた頃は、無計画なまま夕方に真実の口を訪れたところ、40分ほど待つことになってしまいました。

09:30から入館可能ですので、その時間よりもやや早く訪れて、オープンと同時に入れるくらいがベストでしょうか。そのため、今回一番最初に訪ねるべきスポットとさせていただきました。ここからは、徒歩10分ほどかけて「コロッセオ」と「フォロ・ロマーノ」へ向かいます。

10:00...コロッセオ、フォロ・ロマーノ

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さて次は、ローマの象徴「コロッセオ」と、古代ローマ帝国時代に政治の中心地であった「フォロ・ロマーノ」です。 どちらも同じチケットで入場できるのが特徴で、本記事で紹介する中では、唯一料金を払って入場する観光地です。

どちらも非常に重要な歴史的価値を持っていますが、遺跡好きとそうでない方で楽しさや楽しみ方がかなり分かれてしまうかもしれません。

【ポイント】観光前に興味のあること・ないことを整理する

歴史的施設や遺跡などに限った話ではなく、ローマには本当に多種多様な名物があり、全てを細部まで見尽くそうとすれば、時間がいくらあっても足りません。実際のところ、旅行中はローマ散策だけに長い時間は取れないもの。

ですから、ローマに来る前に、パートナー・友人同士で「興味があるジャンルとないジャンル」をしっかり話し合って整理しておくと、効率的に観光地を見て回ることができるでしょう。

コロッセオとフォロ・ロマーノを堪能したら、徒歩で5分ほどかけてヴィットリアーノへ向かいます。

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12:30...ヴィットリアーノ

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フォロ・ロマーノを左手に見ながら歩くと、車通りの多い大きな広場と巨大な白亜の建物がある場所にぶつかります。この広場はヴェネツィア広場、そして建物は「ヴィットリアーノ」と呼ばれ、ヴィットリアーノは、イタリア建国の父であるヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の記念堂となっています。

歴史のことはあまり詳しくない方であっても、ココは少し中に入ってみましょう。そこからの光景がとてもキレイで、いわゆる"インスタ映え"する写真が撮れます。ヴィットリアーノからは、徒歩15分ほどかけてナヴォーナ広場へ向かいます。

※註:実際にコースを巡るときは体調に応じて休憩することを忘れないでください。

13:00...ナヴォーナ広場付近でランチ

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ヴィットリアーノ見学の後は、そろそろお腹が空いてくる頃。ナヴォーナ広場に向かいましょう!ナヴォーナ広場は、バロック時代の巨匠ベルニーニによる「四大運河」の彫刻が有名なのですが、レストランなどが集中するエリアでもあります。

ローマでは最もレストランが多いエリアであるため、とにかくイタリアらしい料理を楽しみたいのであればココが最もラクかつオススメです。広場に面しているお店は人が多すぎるので、路地を1つか2つ外れた場所で探すのが私のオススメです。

【ポイント】ボッタクリなどに注意!レストランは必ず事前リサーチを!

ナヴォーナ広場でのランチがオススメと書きましたが、どこでも「観光客相手に金をふんだくってやろう」と思いながらレストランを経営している人はいます。 ちなみにそういった類のお店は、口コミサイトで検索をかければ低評価ばかりになっているため、一発で分かります。

残念ながら私の友人も、そういった類のお店に当たってしまったこともあります。 たとえレストランがたくさんあったとしても、適当に選ばずに、ある程度のリサーチをしておくと後悔のない楽しい旅行になりますよ!

ランチを楽しんだら、ここからまた徒歩10分弱ほど移動します。

14:00...パンテオン

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パンテオンはローマ帝国時代の約2000年前に建築された、ローマの神々を祀る聖堂です。 定番の注目ポイントは中のアーチ状のドームと、芸術家ラファエロのお墓でしょう。

中は意外と小さいため普段は混み合いますが、この時間帯は皆さんランチに行ってしまうのか、比較的空いています。パンテオンを観光したら徒歩5分かけて、「ジョリッティ」に行きましょう。

※註:他の観光客よりも早いまたは遅い時間に動いて、施設入場やランチのタイミングをズラすのもポイントです。

14:30...ジョリッティでジェラート

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ローマのジェラテリア(ジェラート屋さん)といえば、多くの観光ガイドなどで名前が挙がるジョリッティ(Giolitti)。 ローマでは様々なジェラテリアがしのぎを削っていますが、サッパリ系のフレーバーでは、ここが最高レベルです。

私が最も好きなのは、リモンチェッロ味(Limoncello※)。その美味しさは、大学で嫌なことがあるとわざわざバスに乗ってここのリモンチェッロを食べに通うほど。ここのジェラートを食べると辛いことも忘れられます。 人が多すぎることだけがややネックですが、それ以外は完璧にオススメできるジェラテリアです

ジェラートを楽しんだら、徒歩5分かけてトレヴィの泉へ向かいます。

※註:リモンチェッロとは、南イタリアのカプリ島やアマルフィ海岸沿いで作られるレモンフレーバーのリキュールのこと。

15:00...トレヴィの泉

こちらもコロッセオと並んでローマを代表する観光地。パンテオンから非常に近い場所にあります。 個人的に、トレヴィの泉は「日差しが強烈な昼」が最も大理石が映え、綺麗な写真が撮れると考えていますので、あえて15:00頃をオススメしました。

関連記事:コインを投げれば願いが叶う?ローマ定番の観光スポット「トレヴィの泉」

トレヴィの泉へ行った後は、徒歩15分かけて名作映画のロケ地「スペイン広場」へ!

15:30...スペイン広場

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もともとスペイン大使館が近くにあったことからこの呼称になったとされる広場は、映画「ローマの休日」で大人気に。

本当ならば映画のシーンよろしく、階段の上でジェラートを食べてみたいところですが、残念ながらゴミ問題などの影響で現在は禁止事項に。ここでの飲食は注意されてしまいますのでやめましょう。

【ポイント】ローマにいる、色んな人を見てみよう!

ローマを歩いていると本当に様々な人に出会います。中でも色々な芸をする大道芸人が面白いのです。 たとえば「棒の上に座るおじさん」、「天使の格好をした怪しいおじさん」、「バラ売りのおじさん」などなど、ローマにいると、色々な仕事があるんだなぁ、と考えさせられます。 散歩中は、ストリートパフォーマンスにも気を配ってみると面白いですよ!

関連記事:ローマにあるのに「スペイン階段」?その由来とは。

続いては、徒歩5分をかけてコルソ通りへ。

16:00...コルソ通り

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コルソ通りとは「目抜き通り」という意味で、先ほどのヴィットリアーノからポポロ広場までを真っ直ぐ繋ぐ、ローマのメインストリートです。 次の観光地へ向かう間は、この通りでウィンドウショッピングするのがオススメ。

買い物好きで「ちょっと観光に疲れてきたな~」という方は、オシャレなファッション用品や服などを見て、色々な店に立ち寄ってみては? ちなみに夏の場合、色々な店に入れば空調に当たって体力が回復できますよ(笑)。

買い物しながら、ゆっくり徒歩で30分~45分ほどかけてポポロ広場へ向かいましょう。

17:00...ポポロ広場、ピンチョの丘

「民衆の広場」という意味がある、まん丸のポポロ広場にも、常にたくさんの観光客がいるものの、スペイン広場ほどにはごった返していません。 また、ポポロ広場の上方には展望台のような場所があり、そこはピンチョの丘と呼ばれています。 そこからの眺めも私は非常にお気に入りですので、行ってみては!

続いて、ポポロ広場から徒歩2.3分でボルゲーゼ公園へ移動します。

【ポイント】ローマを歩くのには、他にも理由がある

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ローマの地下鉄は、落書きだらけ

さて、ここまでひたすらローマを歩くことばかりオススメしてしまいましたが、街の様子を見られること以外にも理由があります。それは「スリに遭いにくいこと」です。

バスや電車に乗っている時、混んでいるとスペースがなく、近くの人と密着せざるを得ません。そうなると、スリなどのリスクがかなり高くなります。混んでいると、自分のカバンに手が伸びていることにも気づきにくいもの。 一方、街歩きでは、比較的スリや怪しい人の存在に気づきやすくなります。

このように、ローマで電車やバスに乗ると、混雑やリスクを防ぐためのストレスから余計に疲れてしまうことが多いので、少しでも体力があるのであれば、歩いてしまった方が精神的に楽かもしれません。

18:00...ボルゲーゼ公園でまったり

ピンチョの丘を背にして歩いていくと、ボルゲーゼ公園の中に入ることができます。 ローマ市街地では最も大きい公園であるボルゲーゼ公園は、旧ギリシア劇場や庭園、池などがあり、のんびりとした夕暮れを楽しむのに最適な場所です。広いため、せかせかする必要もありません。

もし、別日にボルゲーゼ美術館を訪れる方は、散歩がてらどの辺りに美術館があるのかなども確認しておくといいかもしれませんね! ボルゲーゼ公園でまったり休憩したあとは、徒歩20分かけてサンタンジェロ城へ向かいましょう。

18:30...サンタンジェロ城

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ボルゲーゼ公園からはやや距離があるものの、テヴェレ川に沿って歩いていくと徐々にサンタンジェロ城およびヴァチカン市国が近づいてきます。 ですが、サンタンジェロ城の目の前に着くまでは橋を渡らないでください!

というのも城の手前の橋には、さまざまな場所に天使の彫像があしらわれており、これだけでも素晴らしい芸術作品なのです。 もともとは聖地巡礼の最終地として、これまでの苦難に思いを馳せる目的があったとも言われるこの橋を渡って、サンタンジェロ城やヴァチカン市国へ向かいましょう。

ここからは徒歩2.3分でヴァチカン市国に行けます。

18:45~19:00...ヴァチカン市国

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待ちに待ったヴァチカン市国です。ローマ滞在中に別日でヴァチカン美術館などを見る際に間違いなく訪問する場所でもあるのですが、そういったときは恐らく日中のはず。

ですが、夜のヴァチカンは全く違う表情を見せてくれます。夕焼けに染まるサン・ピエトロ広場や、ライトアップされたサン・ピエトロ大聖堂は、まさに一見の価値ありです。 その中でも秋・冬は日が短いため暗くなるのが早く、より一層素敵ですよ。

ここからは徒歩30分、もしくはバスで20分かけてトラステヴェレへ。

19:30~20:00...トラステヴェレでディナー

待ちに待ったディナーの時間です。朝から歩き通しで、きっと腹ペコになっていることでしょう。そこで、ローマっ子たちが愛する名店揃いのエリア「トラステヴェレ」へ向かいましょう!

ここのレストランは非常にクオリティが高く、かつ日本人の観光客にはまだまだマイナーなエリア。隠れた名店感のあるレストランで、素敵なひと時を楽しめるはずです。

【ポイント】もう少し早くディナーはできない!?

19:30や20:00まで待てない!もっと早くディナーにしたいと考える方もいるでしょう。ですがオススメできない理由が2つあります。

1つ目は夜のヴァチカンを見ることができないこと。ヴァチカンの近くにホテルを取っていれば問題ありませんが、そうでないと、頑張って機会を作らない限りはなかなか見ることができません。

2つ目は美味しいレストランが開店する時間が遅いこと。多くのレストランは、ランチとディナーの間に休憩を取るために一旦閉店して、19:00過ぎに再度開店します。 そのインターバルの時間にオープンしているお店は、残念ながらそれほどクオリティの高くないお店が多いのが事実です(もちろん例外はありますが)。

以上の理由から、体力と相談の上、ディナーの時間は少し遅らせるといいでしょう。

※註:ランチを多めにとる、ジェラートやドルチェを堪能するなど、ディナーの時間を逆算して食事しておくと良いでしょう。

ディナーで満腹になったら、電車・バス・徒歩などでホテルへ移動しましょう。気が緩みがちな時間帯ですが、くれぐれも「怪しいな」と思った人には近づかないように!

ホテル到着

お疲れ様でした!朝はゆっくりの9:30スタートだったとはいえ、きっと一日の街歩きでとっても疲れたはずです。次の日に備えてゆっくり休んでください!

この観光にかかる費用は?

さてこの観光ルートにかかる費用はどのくらいでしょうか? 執筆時(2017年)の費用をまとめてみましょう。

  • 移動費...ホテルから往復の電車・バス(片道1.5ユーロ×2=3ユーロ)、ヴァチカンからトラステヴェレのバス(1.5ユーロ)
  • 入館費...コロッセオおよびフォロ・ロマーノ(12ユーロ)

以上でした。とっても低予算ですね。旅の予算が少ないという方は、街歩きで観光地を巡りつつ、グルメやお土産に予算を回してみるのも良いでしょう。

ローマ一日観光のモデルルートを全て解説させていただきました。本記事が、ローマを旅行なさる上で参考になれば幸いです。

撮影:小川裕太郎

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イタリア・ローマ大学に1年留学。イタリア各地の魅力を学生ならではの視点から紹介できたらと思っております。南米一人旅を敢行するほど旅が大好きです!

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