「フリッツ（Frites）」とは・・・ずばり「フライドポテト」の事です！

な～んだぁ～・・・と思わないでくださいね！

実はフライドポテトは、ベルギーが発祥の地なんです。

「えー！アメリカが発祥ではないの？」と言われる方もいるかも。いえいえ、そのアメリカへ伝わったのはヨーロッパからなのです。ヨーロッパからの兵隊さんや移民がアメリカ大陸へ持ち込んだそうです。ベルギー人は、この「フリッツ」が大好きなんです。

その昔は豚の脂で揚げていたそうですが、今は植物油を使用しています。特徴は「2度揚げ」です。これで中はホクホク、外はカリっという状態になります。もうひとつの特徴は、マヨネーズなどをつけて食べる事でしょうか。ベルギーの家庭には必ずフリッターがあります。ポテト専用のフリッターです。家でもメインの料理の付合せとして頻繁に食べるためです。レストランでもベルギー料理にはフリッツが付いてきます。

お店で付合せで食べるフリッツも美味しいのですが、やっぱりベルギーではこれに挑戦してほしい！フリッツ屋さんでフリッツを買ってその場で食べてください。紙にくるまれた（もしくはプラスチックの容器に入っている）フリッツを熱々のままマヨネーズを付けて食べるのです。これがベルギー流。美味しいですよ～♪

ベルギーではあらゆる所にフリッツ屋さんがあり、テイクアウトで家に持ち帰って夕食に食べたり、買ってその場で（歩きながら）食べたりと、評判のフリッツ屋さんは行列ができたりもします。

広場にポツンとフリッツ屋さんがあったり・・・

アントワープにはお店がならんでいる一角にパッと見ても何屋さんかわからない・・・でも店の前に巨大フリッツがあるので一目瞭然！

こちらはブリュッセルのグランプラス近くにあるお店。写真でフリッツ屋さんだとすぐにわかりますね。このお店は美味しいと評判です！

基本はマヨネーズを付けて食べますが、フリッツ屋さんには色んなソースがあります。ケチャップ、タルタル、カクテル（ケチャップマヨネーズ）、アイオリ（にんにく風味のマヨネーズ、アンダルース、カレーなど。試してみてほしいのは、「サムライソース」です。ちょっとピリ辛のレモン風味のマヨネーズです。

お店の前にあった看板。たくさんの種類のソースがあるようです。色々と試して好みのソースを見つけてみてください。