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幻想的な世界遺産の数々!ネパール旅行のおすすめ観光スポット10選
ヒマラヤ山脈の麓に広がる神秘の国、ネパール。北海道の2倍にも満たない国土の中に標高5,000mを超える高地と亜熱帯の低地とが存在し、豊かな自然の中で30以上の民族が暮らしています。日本からは直行便がないため、首都カトマンズまでは経由便で乗り継ぎ時間も含めると約15時間もかかります。インドと中国に挟まれた小さな国ですが、ヒンズー教や仏教といった異なる宗教が共存しているため、「世界一神々が多く住む国」とも言われていて、それぞれの宗教に関する名所が多いのも特徴です。ここでは、ネパールツアーをお考えの方に、訪れてほしいおすすめの観光地とその情報を詳しくご紹介していきます!
世界遺産として指定されている観光スポット
ネパールには、ヒンズー教と仏教、そして多数の民族が共存する国ならではの、唯一無二の魅力に包まれた素晴らしい世界遺産が全部で以下の4箇所あります(2018年2月現在)。
●カトマンズ盆地
●仏陀の生誕地ルンビニ
●サガルマータ国立公園
●チトワン国立公園
一つの世界遺産が複数の構成要素(観光スポット)で成り立っているものもあるため、各観光スポットごとにご紹介していきます。
1. サガルマータ国立公園
photo by Trekking in Nepal - http://www.trekshimalaya.com Himalaya
ヒマラヤ山脈を含む山岳地帯にある国立公園です。「サガルマータ」とはネパールの言葉で「世界の頂上」を意味していて、世界中の登山者が憧れる世界最高峰のエベレスト以外にも8,000メートル級の山々が連なります。レッサーパンダやジャコウジカなど、高山地帯ならではの動植物にも出会える自然遺産です。
2. ナムチェバザール(サガルマータ国立公園)
photo by Frank Kehren
世界遺産「サガルマータ国立公園」の中にある、山岳民族のシェルパ族が暮らす村です。標高3,440mにあるエベレスト街道沿いの村で、エベレスト登山に挑む全ての人がこの村に立ち寄ると言われています。ロッジやレストランも充実しているため、観光目的で訪れるのもおすすめです。
3. カトマンズ盆地
カトマンズ盆地は、ネパールの首都カトマンズにある盆地一帯のことで、昔から交易と文化の中継地点として栄えてきました。タルバール広場、スワヤンブナート、パシュパティナート、ボダナート、パタン、バクタプル、チャングナラヤンという7つのエリアが世界文化遺産に登録されていて、クリシュナ寺院やパタン博物館など、数々の寺院遺跡や歴史的建造物を見ることができます。
4. チトワン国立公園
photo by Valentin Guidal
中央ネパールの南部、タライ平原の一画に位置する総面積約932平方キロメートルの国立公園です。亜熱帯性気候に属する地域ということで、熱帯雨林や湿地、草原、湖沼、河川など豊かな自然環境に恵まれていて、トラやサイ、ワニなどさまざまな生態系に出会うことができます。ゾウの背中に乗って進むジャングルサファリがおすすめです。
5. 仏陀の生誕地ルンビニ
photo by Joao Leitao
カトマンズの西、インドとの国境に位置するルンビニは、仏教を開いたお釈迦様が誕生した神話が残る村です。そのためとても神聖な場所とされていて、ブッダガヤー、サールナート、クシナガルと合わせた仏教4大聖地の1つになっています。お釈迦様の母親であるマーヤーが出産後に沐浴したと言われるプスカリニ池など、多くの仏教徒が巡礼に訪れています。
6. ボダナート(カトマンズ盆地)
photo by Maarten (c)
ネパールの首都カトマンズにある高さ36mの巨大な仏塔(ストゥーパ)です。チベット仏教の仏塔としてはネパール最大と言われていて、カトマンズ盆地と共に世界遺産に登録されています。ボタナートの周辺にはチベット族やタマン族の市場もあって、買い物を楽しむことも可能です。
7. スワヤンブナート寺院(カトマンズ盆地)
photo by Hernesto
数多くの宗教施設が立ち並ぶカトマンズの中で、ネパール最古の仏教寺院として知られているのが、丘の上に建つスワヤンブナート寺院です。400段もある石段を上がった先に見える金色のストゥーパは圧巻の迫力で、その先端から四方へ伸びる五色の祈祷旗タルチョが周囲を鮮やかに彩ります。別名「モンキーテンプル」とも呼ばれていることからもわかるように、周囲には野生の猿が多いため、持ち物を取られないように注意が必要です。
世界遺産として指定されていないがおすすめの観光スポット
神々が多く住む国ネパールには、大自然の神秘を感じさせる観光スポットがたくさんあります。世界遺産には指定されていなくとも、一見の価値ありです。
8. ナガルコット
photo by Neil Young
登山は無理でも、美しいヒマラヤを見てみたい!という方におすすめなのが、標高2,100mに位置する村、ナガルコット。カトマンズから車で1時間ほどのアクセスで、エベレストを含む東西200kmのヒマラヤ山脈の絶景を楽しむことができます。
9. タンボチェ
photo by Carolyn Cheng
エベレストを間近で展望したい方におすすめなのが、標高3,867mに位置するタンボチェ。トレッキングコースとしても人気で、村からは標高6,812mのアマ・ダブラムの絶景を眺めることもできます。
10. ルクラ
ネパール北東部にある標高2,860mの町。ヒマラヤ山脈を目指す観光客の到着地としても有名で、町にある唯一の空港「テンジン・ヒラリー空港」は、わずか460mという短い滑走路と変わりやすいルクラの天候から、「世界一危険な空港」というスリリングな冠もついています。
ネパールは、インドと中国に四方を挟まれた小さな国ですが、中世アジアの街並みと歴史的建造物、圧倒的な美しさを誇る自然など、ひと言では語りつくせない魅力に溢れています。ネパール旅行の際には上記でご紹介した情報を参考に、忘れられない素敵な旅のプランを立ててみてくださいね。
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