例年より気温が低い日でも、マイアミは天国

アメリカの冬、常夏のフロリダ州は観光シーズンを迎えます。アメリカではこの冬、記録的な大寒波が続いていましたが、マイアミでも、普段より気温が低い日が何日かありました。それでも、氷点下を何度も記録したニューヨークに比べると天国です。

海の美しさが格別なマイアミに来たら、やっぱりビーチ。気温が低くて海に入れない日でも、浜辺のベッドに寝転がって日光浴をするだけでその美しさに癒されます。

夜遊びやお食事のチョイスも色々

ナイトライフも充実しており、ライブやショーをやっているお店もある騒がしいビーチ沿いのオーシャンドライブ（Ocean Dr.）も楽しいですが、高級ショップや有名レストランの支店が並ぶリンカーン・ロード（Lincoln Rd.）は、道幅が広く歩きやすいです。

リンカーン・ロードから４ブロック南へ下がった南米ムードいっぱいのエスパニューラ・ウェイ（Española Way）は、私のお気に入り。異国情緒漂うレストランが並んでいて、食事時には、いつもたくさんの人でごったがえしています。

マイアミに来たら、やっぱりストーンクラブ

マイアミに来ると必ず行くのがジョーズ・ストーンクラブ（Joe's Stone Crab）。ストーンクラブという蟹の爪が有名なレストランですが、以前は赤坂と大阪にも支店があり、日本に住んでいた頃によく行きました。

私がいつも必ず頂くのは、クラブチャウダーと蟹の爪（Stone Crab Claws）。その他に、サラダや魚のグリル、サイドの野菜などを注文します。デザートは、キーライムパイが人気です。蟹の爪は、溶かしバターかマヨネーズ状のものにつけて食べるのですが、私はいつもレモンだけで頂きます。白ワインにぴったり。

このお店は予約を取らないので、店に着いたら先ず、店内の受付で名前を告げ、名前が呼ばれるまで待ちます。私たちはオープン前に到着したので待たずに入れましたが、食事が終わって出てみると、もうすでにこんなに多くの人が待っていました。

併設されたバーも、順番を待つ人たちでいつもいっぱいです。メニューは限られていますが、ここでも食事はできます。

待つのが嫌な人、ホテルの部屋や自宅でくつろいで食べたい人のために、隣にはお持ち帰りのお店があります。ここには簡単なイートインスペースもあるようです。

美しいマイアミ。でもこれだけは気を付けて

ところで、マイアミに行ったら気を付けて頂きたいことがいくつかあります。

先ずは、各お店の呼び込み。比較的若者が多く騒がしいオーシャンドライブでも、高級なリンカーン・ロードでも、異国情緒たっぷりのエスパニョーラ・ウェイでも、レストランなどで店員が表に立って呼び込みをしています。誘われてお店に入る前に、本当に食べたいものを置いているお店か、価格は適正か確かめるためにも、店員に確認したり、メニューを見せてもらいましょう。

また、お勘定の際には、レシートをよくチェックして下さい。マイアミの観光地では、20％のチップをお勘定に最初から足して持ってくるところが多いのです。二重に支払わないように注意して下さいね。最近では、レシートの代わりにipadを採用しているお店も多いのですが、これも曲者です。本来なら、チップのパーセンテージを選べる画面があるのですが、ウエイターやウエイトレスは客席に来る前に、自分で勝手に20％を押して持ってくることがほとんどで、更に追加のチップの画面を表示して余分に払わせようとするウエイターまでいます。

また、マイアミといえばその美しさとは裏腹に、かつてはコロンビアから麻薬が密輸された玄関口で、犯罪多発地域といった顔も併せ持っていますので、深夜に人通りの少ない道を歩いたり、不審者に話しかけられてもついて行かないよう、気をつけて下さい。