ブリュッセルではトラム、メトロ、バスの路線が網羅されていますが、アントワープやゲントではメトロはなくトラムとバスのみです。もう少し小さい街になる と、バスのみの路線となります。ちなみにトラムの事が一部区間で地下を走る事があり、その時はプレメトロと呼ばれます。

ブリュッセル市内のメトロ・プレメトロ・トラム・バス共通で使用でき、切符は１時間以内なら、１回の刻印 で何度でも乗り換えが出来ます。ただし乗るたびに刻印する必要があるので注意してください。1時間以内の乗換の場合は検札機に"Transit"と表示されます。

１回券の他、５回券や１０回券などの回数券タイプや、１日乗車券があります。券売機以外ではキオスクやＳＴＩＢ/ＭＩＶＢ（ブリュッセル市交通局の略称　 仏/蘭）の案内所でも購入できます。観光の際は、回数券などを購入しておくと便利です。メトロの駅でもチケットカウンターが無い駅もあり、券売機はベル ギーの銀行発行のデビットカード（バンコンタクト）しか使えない場合もあります。バスやトラムの乗り場ではチケットは買えないので、チケットを持っていな い場合は、一番前から乗り運転手から購入してください。

【トラムの乗り方】

観光の場合はトラムが便利です。路線図を観光局などで入手すると良いでしょう。

トラムの停留所にはこの様に停留所名と路線番号と行き先が書かれています。10分～20分間隔で運行しているので便利です。降りる客がいない場合は停まら ないので、乗る時は手を上げると停まってくれます。チケットを持っていれば、どのドアから乗っても構いません。ボタンを押すかドアのゴムの部分を押すと扉 が開きます。

乗車後は必ず検札機で打刻してください。オレンジ色なのですぐに見つかります。

降りる時は、ひとつ手前の駅を過ぎると黒色か青色のボタンを押してください。ボタン近くの扉のランプがつき、ドアが開きます。

【バスの乗り方】

バスの停留所では「B」または「Bus」と表記されていて、トラムと同様に停留所名と路線番号と行き先が書かれています。その下に時刻表もあります。

一番前のドアから乗車し、チケットを打刻します。チケットを持っていない場合は運転手から購入できます。

新しい車体だと車内で案内が表示されますが、古いバスだと何もないので気を付けてください。ちなみにアナウンスもありません。（ブリュッセルの場合）

【メトロの乗り方】

この様に青い看板に白い文字で「M」と書いてあるのがメトロの駅です。

自動改札機がある場合は、検札機で打刻するとゲートが開きます。改札機がまだ設置されていない駅では、コンコースで打刻してください。降りる時は自動でゲートが開きます。

ホームへ行き、電光掲示板をチェックします。

赤いマークは次に来る電車の通過駅を示していて、青い↑の指す駅が当駅。左端の数字は路線番号、真ん中の文字は行先、あと何分で到着するか右端に数字で表されています。↓↓は間もなく到着の知らせです。

乗り降りする時はドアについているボタンを押すか、ボタンがなければレバーを引いて自分で開けます。

以上が主な乗り方です。難しくはないのですが、注意する事は「打刻」です。あまり慣れていないのでうっかり忘れてしまうかもしれませんが、打刻していな事 が見つかると高額の罰金が生じます。メトロの駅で係員がチェックする場合や、トラムに係員が乗ってきて抜き打ちでチェックすることもあります。必ず忘れず に打刻してください。