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フィレンツェの下町。サント・スピリト地区は路地裏にも注目!
フィレンツェのサント・スピリト広場周辺の地区は下町となっています。このサント・スピリト地区は職人の工房や地元の人が集うバールやショップが多く、観光客が集まるエリアとはまた違う趣。
路地裏散策をしながら、フィレンツェの歴史や地元の雰囲気を感じてみませんか?
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アルノ川を超えた先にあるサント・スピリト地区とは
アルノ川左岸に位置する「オルトラルノ(Oltrarno)」と呼ばれるエリアの一つ。オルトラルノとは、「アルノの向こう」と言う意味です。
この地区で最も有名なのが、サント・スピリト広場(Piazza Santo Spirito)です。周辺は地元の人が集まるお店が多く。バールやアンティークショップ、「アンジェラ・カプーティ」などのジュエリー店があります。
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また、意外に思うかもしれませんがサント・スピリト地区周辺には、美味しいシーフードが楽しめるレストランも。フィレンツェと言えばTボーンステーキのビステッカが名物ですが、お魚が恋しいときに大活躍するお店もあります。
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参考:Googleマップ
サント・スピリト地区の歴史を感じながら散策しよう
サント・スピリト地区は職人の工房が多いエリア。マーブル紙や本の装丁、銅版画と言った繊細なものを扱う工房が中心。現在はフィレンツェ各地や海外に出店している文具店「Il Papiro」も、この地区で行われているマーブル紙作りの技術を受け継いでいます。
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サント・スピリト地区の治安について
<素敵な建築に囲まれた路地裏。上部のアーチは「ヴァザーリの回廊」です!>
地元の人で賑わう下町エリアと言うことで、観光客は近づきづらいエリアに思われるかもしれません。
でも、日中に関しては治安が悪いというクチコミも少なく(※)、旅行者でも比較的安心して移動できます。「路地裏」と聞くと日本でもアングラな印象を受けますが、サント・スピリト地区は比較的歩きやすいエリアと言えるでしょう。
ヴェッキオ橋の上を通る「ヴァザーリの回廊」の道筋を辿り、ピッティ宮殿に着いてからサント・スピリト広場へ向かいつつ路地裏散策......という体験もできます。
※編集部註:もちろん、日本とは違うのでスリ対策など基本的な備えは大切です。夜間は避けるなど、安全を一番に考えて散策しましょう。
サント・スピリト地区を散策するときに知っておきたいこと
日本人の方で初めてサント・スピリト地区を歩くときは、次の2点について知っておきたいところです。
まずは言葉。地元に根差したお店が多く、英語が通じないこともあるので積極的にコミュニケーションを取りながら散策するのは、少しハードルが高いかもしれません。
しかしながら現代は翻訳サービスもある時代。事前に翻訳・辞書アプリをスマートフォンなどに入れて、観光エリアではないフィレンツェの一面を知るのも良いでしょう。
続いて道。石畳で覆われており、コンクリートのように平らではなくボコボコとしています。一部の道は石が取れていることもあるため、ヒールは控えましょう。スニーカーなど、履き慣れた歩きやすい靴がベターです。
フィレンツェを訪ねたとき、もし時間がある場合はのんびり路地裏散策をしてみては?観光名所を中心に巡るルートとは、一味異なるフィレンツェの雰囲気を味わえるはずです。
写真:Italyii(イタリィ)編集部
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