ロンドンでCDを買うには?

2016年も例年どおり、ブリット・アワード(UK版グラミー賞と称される音楽賞)の授賞式が2月の終わりに開催されました。今年はアデル、コールドプレイ、ワン・ダイレクションといった、世界的にも人気の高いアーティストたちが順当に受賞。と、それなりに盛り上がっている英国音楽界なのですが、ひとつ大きな問題が!オンライン・ショッピングやダウンロードが全盛というこのご時勢、ロンドンを旅行で訪れている人たちがCDをお店で買いたい場合には、さて、どこへ行ったらよいのでしょうか?

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HMVやVirgin Megastore、Tower Recordsといった大型レコード・CD店が、ロンドンの街中から姿を消したのは、もうかなり昔の話。それでもまだ、インディ系のレコードショップはしぶとく生き延びています。その代表選手がこちらのFOPP。ロンドンで唯一残っている店舗が、このケンブリッジ・サーカス店です。店内では、DVDや「ヴァイナル(Vinyl)」と呼ばれるアナログレコードに押され気味ではありますが、ロンドンの中心地でこれだけのCDの品揃えはなかなか他では見られません。

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チャリング・クロス・ロードの少し西側を南北に走る、べリック・ストリート(Berwick Street)周辺にも、インディペンデント系のレコード店がいくつか集まっています。

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Sister Ray、Reckless Recordsという、音楽好きには良く名の知れた2軒のレコード店があるべリック・ストリートは、Oasisのセカンド・アルバム、『(What's the Story) Morning Glory?』のジャケット写真が撮影された通りとして有名です。

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ジャケ写とまるっきり同じ風景はもう存在していませんが、北から南に向かって立ち、写真の左側、中央から少し下あたりにReckless Recordsのオレンジの外観を入れてあげると、なんちゃってなイメージが撮れるはずです。

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もう1軒、こちらはSounds of the Universe。Reckless Recordsから、べリック・ストリートを少し南へ下ったところで左折する通り、ブロードウィック・ストリート(Broadwick Street)上にあります。こうしたレコード店では、ロックやポップ、ダンス、エレクトロニカ、レゲエ、ファンクなど、各ショップによって主に扱っている音楽の分野も異なるので、ウェブサイトなどで予習していくのがおすすめです。

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そしてクラシックやジャズがお好きな方におすすめなのが、以前ご紹介した本のデパート、Foylesの音楽コーナー。オペラのアルバムのセレクションもかなり充実しています。音楽関連の書籍に加え、楽譜も同じフロアで扱っています。

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「いやいや、そんな通好みとか専門的な音楽ではなくて、今まさにヒット中のアルバムが欲しいんだけど!」という方は、スーパーマーケットへ向かいましょう。大型店であれば、今の売れ筋DVD、CD、ゲームを揃えたコーナーがたいていは設けられています。

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あとは、主要鉄道駅の構内や空港などで全国展開を行っているリテーラー、WHSmithも覗いてみるといいかもしれません。書籍や新聞・雑誌、文房具、お菓子類などに加え、スーパーと同様、今が旬のエンターテインメント商品も扱っている店舗があるのです。といっても、こちらも大型店舗に限られるので、あればラッキーくらいの気持ちで移動の途中に立ち寄ってみてください。

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音楽、映画・演劇・TV、サッカーなど、UKカルチャーをこよなく愛す。2001年よりロンドン在住。以来、会社員&ものかき業を継続中。

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