秋のアラスカへ行ってまいりました。秋はアラスカの大自然と、自然の神秘オーロラを両方楽しむことの出来るとってもお勧めのシーズンです！

オーロラって一生に一度は見てみたいと思いますよね。そんな機会に恵まれてオーロラを見ることができたら、絶対写真に残したくなると思いますが、オーロラの撮影には少しだけ準備が必要です。今回は、オーロラ撮影に必要な5つのアイテムをご紹介します。

• 1.　カメラ
• 2.　三脚
• 3.　リモートスイッチ
• 4.　ジップロック
• 5.　手袋

1.　カメラ

最近のカメラは性能がよく、オートでも、とっても素敵な写真が撮れます。ただ出来れば、マニュアル設定でシャッタースピードや絞りを設定できるものがお勧めです。もちろん一眼レフカメラがあれば、オーロラの様々な表情を写真に収めることができますが、一眼レフはなかなか価格も高いですし、重たいし、、、手が出せないと思っている方も多いのではないでしょうか。

コンパクトカメラでも、マニュアル設定ができるカメラであればシャッタースピードを変えられますので、オーロラ撮影が可能になります。もしマニュアル設定がないカメラであれば、星空モードがあるカメラであれば撮影が可能です。夜景モードは人工の強い光（イルミネーションなど）を美しく撮影するものなので、夜景モードはお勧めできません。もちろん、ミラーレスでしたら、もっといい写真が撮れると思います。

＜コンパクトカメラで撮影したオーロラ＞

ちなみに最近は、カメラは持たず「写真はスマートフォンで撮ります！」という方も多いかと思われますが、残念ながら、スマートフォンのカメラでオーロラを撮るのは、ほぼ無理、だと言えると思います。オーロラはとても弱い光のため、なかなかスマートフォンで写すことは難しいです。でもアプリを活用すれば撮影も可能ですので、その話はまた機会があればお話しますね・・・。

2.　三脚

そして三脚。カメラが動かないようにするための支えであれば構いませんが、一眼レフなど重たいカメラの場合、そこそこしっかりした三脚でないとカメラの重さに負けてしまうので、注意が必要です。それから、高さがあるものがお勧めです。最近はタコ足三脚といった、足を曲げることができ、手すりなどに固定できる三脚もありますが、やはり地面に置いたほうがしっかり固定できますし、足の短い三脚だと、カメラの向きなどを確認する際に、自分が地面に寝そべるような格好にならないと確認ができないからです。

3.　リモートスイッチ

リモートスイッチとは、直接シャッターを押すのではなく、コードでつながれたシャッターのようなものです。なぜ必要かというと、シャッターを押すほんのわずかな力でブレてしまうことを防ぐためです。これはセルフタイマーを使うことで代用も可能です。

4.　ジップロック

そしてジップロック。オーロラが出現するのは寒いエリアになります。アラスカも秋のシーズンであれば、そこまで寒くありませんが、冬はとても寒いです。その他のオーロラ観測エリアも寒い場所が多いです。寒い外でオーロラを撮影した後、暖房の効いた部屋などにそのままカメラを持ち込むとカメラが結露してしまうのです。レンズの中に水滴がついてしまうと故障の原因にもなります。そこで撮影が終了した後はジップロックなどの袋に入れて、結露を防ぐ必要があります。

5.　手袋

もちろん防寒着も必要なのですが、手袋は絶対に必要です、気温がマイナスの中、素手でカメラや三脚を触ってしまうと、手が張り付いてしまい、無理やり離すと手の皮がむけたりとケガをする恐れがあります。カメラの撮影モードなどを設定できるよう5本指の手袋がお勧めです。

今回はオーロラ撮影に必要なものをご紹介しました。あとは設定の細かいポイントを押さえれば、美しいオーロラが撮影可能です。設定についてはまたの機会にお話させていただきますね。是非今年はオーロラ撮影の旅に出かけてみませんか？　　

＜新月の時期のオーロラ＞（空が真っ暗なのでオーロラの色がはっきり見ることができます）　　　　　

＜満月に近い時期のオーロラ＞（空が明るいので、オーロラの違った表情を楽しめます）　　

（レポーター：まっきぃ）