以前日本でも上演されていたミュージカル「モーツァルト！」、ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。主人公は言わずもが な、音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。この作品は、天才であったが故に周囲に理解されないまま、35歳という若さで亡くなった彼の生涯を 描いています。

そんなモーツァルトはここオーストリアのザルツブルクで、1756年に生まれました。アルプスを背に壮麗な街並みが続くザルツブルクは、世界でもっとも美 しい都市のひとつに数えられ、旧市街やその他の歴史的建築物は「ザルツブルクの歴史地区」としてユネスコ世界遺産に登録されています。

モーツアルトの生家は、現在博物館として一般公開されています。中には彼が「神童」と呼ばれた幼少期に使った楽器や、家族との手紙、肖像画などの展示品が。
ちなみに、モーツァルトの肖像画は手を隠したものが多いのをご存知ですか？これには、当時体の中でも最も難しいパーツとされた「手」を描いてもらうには追 加料金がかかっていたから、との説があるんです！真偽のほどはさておき、世界各地への演奏旅行で財政状況が悪化していたモーツァルト一家の、リアルな一面 が垣間見えるエピソードです。。。

長い休暇が取れたらぜひ訪れてほしい、美しい街・ザルツブルク。
お気に入りのモーツァルト作品を音楽プレーヤーに入れて、のんびり散策してみてはいかがでしょう。

（レポーター：ちーちゃん）