ローマ時代の歴史を感じる湖畔の街、スイス・ニヨンの観光と楽しみ方

スイス西部、ジュネーブから25kmほどの位置にある街、ニヨン。古代ローマ帝王カエサルの植民市として建設されたこの街は、古城やローマ時代の遺跡を楽しめるほか、夏の時期にはレマン湖でのウォーターアクティビティも盛んです。ジュネーブから電車でアクセスできるため、車がなくても容易に訪問できます。今回は、夏のニヨンを存分に楽しめるアクティビティやスポットを紹介します。

目次

スイス・ニヨンへのアクセスと観光のベストシーズン

スイス、ニヨンの景色

ニヨンはスイス西部、ジュネーブとローザンヌの間に位置しています。

多くの列車が停車するため、ジュネーブからはスイス鉄道でのアクセスが最も便利で安価です。所要時間は15分程度。切符は列車の種類にもよりますが、10~20ユーロほどです。ニヨン駅は旧市街の北側に位置しており、旧市街やレマン湖など、主要な観光地にも徒歩でアクセス可能です。湖を眺めながら移動したい場合、ジュネーブからフェリーでアクセスすることも可能です。1時間15分ほどの乗船時間で、値段は30ユーロほど。ジュネーブ以外にも、ローザンヌやイヴォワールといった、レマン湖沿いの観光地へ行くフェリーも出ており、日帰りで複数の街を訪れることも可能です。

屋外での観光がメインとなるため、訪問に最も適した時期は6~9月ごろ。特に夏のバケーションシーズンには、観光客で賑わいます。一方、周辺のアルプスを散策したい場合には、春(4~5月)もしくは秋(9~10月)がおすすめです。今回は、夏のレマン湖や8月1日ナショナルデーをスイス流で楽しむ方法をご紹介します。

レマン湖を望むニヨン城とローマ博物館

スイス、ニヨン城

旧市街をレマン湖に向かって歩いていくと、丘の上に白い壁の古城、ニヨン城。内部の博物館ではスイスの郷土史が紹介されているほか、18世紀のニヨン焼きのコレクションが収められています。ニヨン焼きは1979年に窯が閉じ、現在では製造されていないため、貴重なコレクションです。

チケットがなくても城内の通路を通り、湖を見渡すことのできるテラスと花壇へアクセス可能です。ここからはレマン湖やアルプスの山々、対岸のフランス、そしてニヨンの古い町並みが一望でき、この景色は必見です。庭園から市街へ続く花壇には、色とりどりの花や野菜、果物が植えられています。坂道の上り下りがきつい場合には、エレベーターも設置されており、バリアフリー仕様です。

スイス、ニヨンの景色

また、ニヨンは紀元50~44年ごろに建設された植民市が起源となっていますが、現在に至るまで、地中から当時の円形競技場や神殿などの遺跡が発掘されてきました。出土品は、古城から徒歩圏内のローマ博物館に展示されています。この博物館は、ローマ時代の神殿跡地の地下にあります。この博物館へは、古城の入城チケットで入場可能です。

ニヨンのレマン湖で楽しむアクティビティ

ニヨン城の庭園を抜け、レマン湖に向かって坂道を降りると、右手にはローマ博物館、左手には街が見えてきます。街の中心部にある噴水と銅像、青地と赤地に魚が描かれている旗は、ニヨンの街の旗です。街を抜けると船着場があります。この船着場からは対岸のフランスのイヴォワールへの船も出ています。イヴォワールはフランスで最も美しい村の1つにも選出されており、特に夏の間は色とりどりの花でいっぱいとなり、ニヨンと合わせて訪れるのもおすすめです。

スイス、ニヨンの街並み

レマン湖は波が立つほど大きな湖で、船舶も多く停泊しています。観光船はもちろん、定期フェリーやヨット、足こぎボートなども利用されています。特に人気なのは足こぎボートで、ボートでレマン湖の沖合に出て泳いだり、ピクニックをしたりできます。また、Sans permit(ソンペルミ)という、操縦免許なしで乗れるモーターボートも貸し出されています。4人乗りで30分 40スイスフランほど。操縦もとても簡単なため、初心者にもおすすめのアクティビティです。

レマン湖

スイスの8月1日ナショナルデーを楽しむ方法

8月1日はスイスのナショナルデー。国民の祝日で、この日が近づくと、街の至る所でスイス国旗が飾られ、パン屋さんなどでもオリジナルスイーツが販売されます。

スイス、ナショナルデーが近づくとパン屋でもオリジナルスイーツが販売される

スイスの伝統的なナショナルデーの過ごし方に、牧場でのブランチがあります。ブランチでは、牧場の新鮮な卵、チーズ、キッシュや果物が振る舞われるほか、お土産にオーガニックの卵がもらえました。スイスの伝統音楽の演奏や、子ども向けの乗馬体験などもあり、老若男女で楽しめます。ブランチには事前予約が必要なため、前もって準備が必要です。

ナショナルデー、ジュネーブ市内の公園では、1日中屋音楽コンサートなどが開催される

また、ジュネーブ市内の公園では、1日中屋台やアクティビティ、音楽コンサートが開催されるほか、夜には花火が打ち上げられ、街中がお祭りムードです。

まとめ:歴史とレマン湖を楽しめるニヨン

今回は、レマン湖に面するスイスの街、ニヨンをご紹介しました。公共交通機関でアクセスでき、ローザンヌやジュネーブからも近く、対岸のイヴォワールへもアクセスできるため、日帰りで2都市を訪れるのもおすすめ。ローマ遺跡やニヨン焼き、そしてレマン湖など、歴史とスイスらしい街並みを楽しめる、日帰り旅に最適なニヨンを訪れてみませんか?

ニヨン城

  • 所在地(住所):Place du Chateau, 1260 Nyon, Switzerland
  • 営業時間:4~10月は10:00~17:00、11~3月は14:00~17:00
  • 定休日:月曜、祝日

ニヨン ローマ博物館

  • 所在地(住所):Rue Maupertuis 9, 1260 Nyon, Switzerland
  • 営業時間:10:00~18:00
  • 定休日:月曜、祝日
  • 公式サイト:ニヨン ローマ博物館

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Saori K. Courtois

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