

<TOP画像:Skansen>
短く美しいスウェーデンの夏もあっという間に残りわずか。12年ここに住んで改めて実感するのが、スウェーデンの夏はとても短いけれど最高に過ごしやすいということ。
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カラッとした爽やかな空気と青空、色鮮やかな花々。特に何もしなくても、ボーっと木陰に座っているだけで幸福感が増すのです。
さて、みなさんは素敵な夏を過ごされましたか?
私にとって今夏最大の思い出は、ストックホルムの観光名所「スカンセン」に約10年ぶりに行ったこと。初めて子連れで行ったので、前回とは全く違う視点で楽しむことができました。
今回は特に初めて訪れる方に向けて、広い野外博物館でおすすめスポットを紹介したいと思います。
目次
見どころ2. 昔にタイムスリップできるStadskvarteret
見どころ3. 吹きガラスを見学できるStockholms Glasbruk
ストックホルムの子連れ観光におすすめ!スカンセン
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子ども博物館Junibacken(ユニバッケン)、Nordiska Museet(北方民族博物館)、Vasa Museet(ヴァーサ号博物館)など、ストックホルムを代表する博物館が密集しているユールゴーデン島。ここから見えるストックホルムの景色がとてもきれいで、毎回写真を撮らずにはいられません。
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日陰はとても爽やかで、どこまでも歩きたくなる夏のスウェーデン。ユールゴーデンは野生のシカやリスが芝生でお昼寝していたり、自然豊かでのんびり穏やかな雰囲気が魅力。
ちなみに私が20年ほど前に、旅行者として初めてこの島を訪れた時、「この国に住んでみたい!」と直感で思った大好きな場所です。
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公式サイトによると、スカンセンは1891年に開園した世界初の野外博物館。創設者アルトゥール氏の「自らの歴史を知ることで自身を知ることができる」という信念のもと、スウェーデンの過去・現在・未来の文化と自然を同時に体感できる場所。
広大な世界最古の野外博物館・スカンセン
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園内マップによるとスカンセンの面積は約30ヘクタール!東京ドーム約6個半分と言った方が分かりやすいですね。そこにヘラジカなどが見られる動物園、大昔にタイムスリップしたような歴史的建造物が立ち並ぶエリア、スウェーデンのガーデニング文化に触れる庭園、水族館、子ども向けの大きな遊び場など8つのエリアがあります。
真夏のスカンセン動物園は期待外れ?
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この日少しガッカリしたのが動物園エリア。この時は暑い午後だったこともあり、暑さに慣れていない動物たちは日陰に隠れてしまい、ほとんど見ることができず。ある柵の周りに多くの人だかりができていて、人混みの中で長い間待ってみると、現れたのは熊1頭のみという。
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歩くだけ歩いて満足に見られたのは羊とヤギ、水を気持ちよさそうに泳ぐアザラシ、そしてヘラジカ。それでも森の王様を見られただけでも来た甲斐がありました。
夏の日差しが想像以上に強いのに、エアコンがほとんど使われていないスウェーデン。暑さに慣れているはずの日本人の私でさえ、夏の外出時はサングラス・日焼け止め必須ですし、常に日陰を探してしまいます。体力を消耗しないように日陰に隠れて休みたい動物たちの気持ちが分かりますよ。
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写真はユールゴーデン島の他の場所でよく見かける貫禄あるカオジロガンたち。その名の通り、真っ白なお顔にキリッとしたアイラインと、まるでメイクをしたかのよう。ちゃっかりスカンセンの敷地内で日光浴していました。
見どころ1. 子どもたちでにぎわうLill-Skansen
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かなり体力を消耗してしまった動物園エリアを後にし、日陰を求めてたどり着いたのがLill-Skansen。スウェーデン語で「小さなスカンセン」という意味なのですが、子ども向け遊び場と、子どもたちがヤギや羊と触れ合いができる場所。
付近にはカフェやお土産品が買えるショップ、そして広めのお手洗いも。遊び場の近くにはベンチがたくさんあり、子どもたちが遊ぶのを見守りながら座れる、まさにパパ・ママ向け休憩コーナーと言っても過言ではないでしょう。
動物園で楽しめなかった3歳の娘は、ここが一番楽しかったようで、遊び場では暑さを忘れて遊びまくっていました。
見どころ2. 昔にタイムスリップできるStadskvarteret
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スカンセンの中で1番長居してしまった場所がStadskvarteret。1600年代からの建造物やお店も残されており、子どもも遊びながら歴史に触れることができます。当時の服装を着た人もいて、まるで当時にタイムスリップしたかのような気分に。
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ベビーカーで石畳を押すのは大変ですが、地面の中心部に平らな部分があり、日陰も多く助かりました。
どこを撮っても絵になる、時が止まったような古い街並みをご覧ください。
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街角のパン屋さん。店内ではお菓子が売られていて、実際に買うことができました。
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とある邸宅の中には、昔の衣装を着たスタッフさんが当時の生活の様子などを丁寧に説明。お人形さんのようなドレスが素敵です。
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どんな家族が暮らしていたのか想像力が膨らみます。この時代にしては豪華な家具なので、さぞかし裕福な家庭だったに違いありません。
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こちらは1890年頃の革工場で働く若者の部屋で、劣悪な環境で暮らす様子。過酷な肉体労働以外に選択肢がなかったこの国に失望し、より良い仕事と生活を求めてアメリカに移住するスウェーデン人が多かった理由が伺い知れます。
きれいに保管されたものだけではなく、貧しかったスウェーデンの様子をリアルに見ることで、今の時代に生きている有難みを感じます。
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Coop Konsumはスウェーデンでも長きにわたりメジャーなスーパーマーケットのひとつ。ここでは1930年代の店内が再現されていて、牛乳がメインで売られていたという当時と、現在の品数豊富なCoopとの違いに驚きます。
見どころ3. 吹きガラスを見学できるStockholms Glasbruk
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古い街並みの風景を楽しみながら歩いているとGlasblåsning(吹きガラス)の看板が目に入りました。ちょうど娘がベビーカーでお昼寝してくれたので、中に入ってみることにしました。ガラス工房は小さい子ども連れだとなかなか入れませんからね~。
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1つ1つ違う形をした、優しいパステルカラーを帯びた美しいガラスたち。まさに世界に1つだけの芸術作品です。
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中に入ると運よく吹きガラス製作中。BGMにはハードロックが大音量で流れていて、炎の熱さと職人さんの情熱が合わさった、灼熱の製作現場でした。
ちなみにスウェーデンでガラスと言えば、スモーランド地方が有名です。しかしながら時代の流れで存続危機のガラス工芸が多いと聞きます。ストックホルムで本格的な職人さんたちによる吹きガラス製作風景を生で見られるとは思っていなかったので、ラッキーでした。
見どころ4. スウェーデンの夏を象徴するライブ会場
スウェーデンの夏といえばAllsång(アルソング)という音楽番組。夏の間は毎週火曜日にスカンセンからライブを生放送しています。
子どもから高齢者まで全年齢層が楽しめる国民的音楽番組で、スウェーデンで知らない人はいません。
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ところがテレビで見るよりも小さかったライブ会場。ライブは19時過ぎ、テレビカメラが入るのは20時から。しかし電車の時間があり、この日は残念ながら観ることができませんでした。ライブ観賞付きのスカンセン入場チケットは少し割高ですが、夏の記念におすすめですよ。
見どころ5. 水族館エリアで涼みながら学ぶ
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最後に回ったのは水族館エリア。30度ほどの真夏日に1日中歩き回ったので、ただただ涼しさを求めて入りました。エアコンがあまり効いていないものの、水槽を見ているだけで涼しい気持ちに。夏の水族館は最高です。
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海の生き物たちのストレスを減らすため、日本の水族館以上に真っ暗。石なのか生物なのか見分けがつきませんでした。
水族館の展示では、海岸近くに生息し、釣り魚としてスウェーデンで親しまれているAbborre(パーチ)などの魚から深海底の生物まで。サケやイワシなどよく食べている身近な魚たちの姿も。自然に近い水中環境で元気に泳いでいる姿を見て、食べるのがなんだか申し訳ない気持ちになりました。
バルト海の環境問題について学べる水族館
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この水族館、海の生物たちに癒やされるだけではありません。実はバルト海科学センターの中にあり、海洋環境の調査や研究が日々行われ、バルト海の汚染された現状について知ることができる、貴重な情報センターでもあるのです。
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「ストックホルム市だけで週に28トンのゴミをバルト海に流しているのを知っていますか?」普段何も考えることなく生活していますが、こんなにたくさんの身の回りの物がゴミとして海に流れているとは衝撃でした。
改めてゴミはきちんと分別し、適切な方法で処理することの重要性を実感。
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「バルト海は浴槽のようなもの。水が入れ替わるのに30年以上かかり、一度バルト海に流れ着いたものは長く残ります」と、子どもたちにも分かりやすい展示方法で、強いメッセージが伝わってきます。娘も小さいながら何か感じたはず。
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こちらは娘が気に入ってしまった牛です。思わず触りたくなるような可愛らしさ。
「汚染された海の魚を食べることで私たちも動物たちにも悪影響が起こります。全てはつながっている」という展示でした。
普段私たちが口にしている食料がどのような過程を経ているかを知ることで、自分自身の健康と海洋環境問題を身近に考えるきっかけになるというもの。
まとめ:子連れで楽しめるスカンセンの魅力
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長くなりましたが、スカンセンの魅力が伝わりましたでしょうか?
子連れで楽しめる観光スポットであるのと同時に、スウェーデンの自然や文化、バルト海について知ることができる学びスポットでもありました。
ちなみにスカンセンでは通年を通して芸術ワークショップ、子ども向けイベント、そして冬はクリスマスマーケットも開催。
季節ごとに変わった楽しみ方ができるのも魅力です。
ぜひ、家族でストックホルム旅行の際は、スカンセンで有意義な1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
スカンセン(Skansen) 基本情報
- 所在地:Djurgårdsslätten 49-51,115 21 Stockholm
- 電話:+46-8-442 80 00
- 開園時間:10:00~18:00(休園日、開園時間の詳細はHP上にて要確認)
- 料金:大人 305kr、15歳まで無料
- 公式サイト:Skansen | The world's oldest open-air museum
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KANAE.T
- 宮城県出身。2014年スウェーデン・ダーラナ地方に移住。北欧、アート、デザイン、ダーラナホース、クルビッツ(ダーラナ地方の伝統的な花柄)、動物大好き!
































