週替わりランチも手頃に堪能できる!ノーベル賞博物館|ストックホルム

ノーベル賞博物館は毎回訪れる度に違う発見があって個人的に好きな場所です。世界で最も権威がある賞の博物館と聞くと敷居が高そうなイメージがしませんか?実際はどんな感じか 10年ぶりに訪れた様子を紹介したいと思います。

目次

1. ストックホルムで定番の世界的観光名所

ストックホルムで定番の世界的観光名所、ガムラスタン広場の街並み

ストックホルムのガイドブックやポストカードでお馴染みのガムラスタンの広場Stortorget。12月にはこの広場でクリスマスマーケットが開催され、幻想的な北欧の冬を満喫できる場所です。ノーベル賞博物館は、その広場の中央にあり、1年を通して世界中から観光客が訪れるスウェーデンを代表する定番スポットです。

スウェーデンのノーベル賞博物館の入り口

毎年ノーベル賞受賞者発表の時期になると、世界中のメディアで賑わうノーベル賞博物館の入り口。余談ですが、10年ほど前にクリスマスマーケットで訪れた際、日本の報道陣と日本人受賞者の姿を偶然目撃したことがあります。ノーベル賞が身近に感じられるのは、「この国に住んで良かったな」と思える理由の1つです。

2. 意外とアットホームなノーベル博物館

ノーベル賞博物館の入口にある金色のノーベル博士の肖像、看板

セキュリティが厳しそうな外観。遠い昔、私が20代の旅行者として初めて訪れたときは、「アジアの若い女性が入っても場違いではないだろうか、こんな格好で門前払いにされないだろうか」と不安になったものです。

ノーベル賞博物館の丸テーブルと落ち着いた館内

「あれ?」中に入ってみると、想像していたよりもこじんまりしていて、アットホームな知的空間が広がっているではありませんか。世界中の誰もが知るノーベル賞だから 特別な人しか入れない博物館なのかと思いきや、誰でも気兼ねなく訪れられるミュージアム。万人に門戸を開いている雰囲気も、アルフレッド・ノーベルの意向なのかもしれません。

3. 展示を見て回るだけで勉強になる

ノーベル賞博物館の展示コーナー、ガラスケースに遺伝子の展示物

来館した当時、私は通信制で自然科学を学んでおり、遺伝子や人の細胞に関する小テストを控えていました。そのせいもあって、展示の中には思わず足を止めてしまうものが多く、見て回りながらテスト勉強にもなるという貴重な時間でした。

「発明は何年もかけて試行錯誤を経て生まれるもの」ということがうかがい知れます。まさに「ローマは1日にして成らず」ですね。

ノーベル賞博物館の様々な発明品展示コーナー

個人的に興味深かったのが、歴代受賞者による発明品です。ラッパや笛、聴診器、そして眼鏡など、身近なものまでノーベル賞から生まれたとは驚きでした。もし彼らの発明がなかったら、今の私たちの生活はどうなっていたのでしょう。

ノーベル賞博物館の展示コーナーで女性が宙に浮いている

盛りだくさんな展示空間。見どころであるノーベル賞受賞者からの寄贈物など、展示に夢中になって見ているうちに撮り忘れてしまいました。どんな展示が並んでいるかは、これを読んでいるあなたが実際に博物館を訪れたときのお楽しみにしておきましょう。

アルフレッド・ノーベルの幼少期や家族に関する写真展示

博物館の奥には、アルフレッド・ノーベルの幼少期や家族に関する展示がありました。ノーベルといえば、ダイナマイトの発明によって莫大な富を築いた人物。しかし、子どもがいなかったノーベルは「遺産を世界中の科学と平和に貢献した人物に寄贈する」と遺言を残し、その遺志がノーベル賞の創設につながりました。

ノーベル賞受賞者コーナーは館内一の見どころ

ノーベル賞受賞した人たちの肖像画が映し出されいる

毎年、違う名前が並ぶノーベル賞受賞者のパネル。スウェーデンでもノーベル賞は人々の大きな関心事ですが、現地メディアは「研究者がどの国の出身」かよりも、「受賞者がどんな研究を行ったのか」に焦点を当てて報じている印象です。

ノーベル賞受賞のサインが入った椅子が積まれている裏側

ミュージアムに入ってすぐのホールにあるノーベル賞受賞者直筆のサインが書かれた椅子。今年はどんな名前が書かれるのか楽しみです。

4. 大人も見ていて楽しい!子ども向け展示室

ミュージアムの奥の空色の天井、子供用の展示室

ミュージアムの奥には子ども用の展示室があり、ここで工作などのワークショップや読み聞かせなど子ども向けイベントが通年行われています。

ノーベル博物館の絵本が置かれた窓がある部屋

一番奥の部屋は絵本コーナー。フカフカな絨毯で、小さい赤ちゃんも安心して入れる空間となっていました。普通の図書館とあまり変わりない感じです。

ノーベル賞受賞パーティーに着る華やかな衣装がハンガーにかけられておる。

「自分がパーティーに参加するとしたらどの服を着る?」ノーベル賞授賞パーティーの衣装を選べるコーナーがありました。

普段スウェーデンで子育てをしていて実感していることですが、スウェーデンは小さな子どもであっても、その子の意思を尊重し選ばせる、自ら考えさせる国だということ。大人がすべてを与えるのではなく、子ども自身に考えさせることで、自然と自分で考える力が育まれるのかもしれません。

5. 予約不要 Bistro Nobelで極上ランチ

子連れだと雰囲気の良いカフェやレストランには入る気がしないのですが、1人時間ができたので、以前から気になっていたミュージアムレストランへ。

Bistro Nobelで豆のスープとバンの料理

スウェーデンでは、かつてカトリック教徒が多かった時代の断食の名残りから、毎週木曜日はスープの日とされています。この日ももちろん豆スープのÄrtsoppa(エルツソッパ)。柔らかいハムと豆の優しい味が口の中に広がり、今まで食べた豆スープの中で一番美味しかったので幸せな気分になりました。

Bistro Nobelでティータイムのカップ

Bistro Nobelでは、月~金曜の11:00~14:00の間に季節に合わせた週替わりランチメニューを提供。スウェーデン伝統家庭料理のミートボール、サーモン、そしてグラタンなど。ランチメニューには炭酸水、コーヒー、紅茶、スープが付いていて175SEK(スウェーデン・クローナ)。観光地ガムラスタンにある他のレストランとあまり変わらない価格で優雅にランチができるチャンスです。

後から知ったのですが、Bistro Nobelではノーベル賞授賞式の晩餐会で提供される「ノーベルアイス」が看板メニューだそう。次回は極上アイスを食べに行くという密かな楽しみができました。

ミュージアムショップ

ノーベルミュージアムショップに多くの本が並ぶ

ミュージアムショップにも、もちろん立ち寄らないわけにはいきません。ここでしか買えないお土産のノーベル賞メダルチョコやダイナマイト型キャンディーを買うためです。各国のノーベル受賞者によるメッセージが書かれたマグネットやポストカードも、お土産の候補にあがりました。

ノーベル賞博物館のお土産品、コインチョコ、ダイナマイトキャンディー

結局、私が購入したのはこちら。ダイナマイトキャンディーは、スウェーデン人のパートナーにとても好評でした。アルフレッド・ノーベルのメッセージ入りマグネットは、我が家の冷蔵庫で、娘が保育園で作った作品たちを留めるのに役立っています。

最後に

ノーベル賞博物館のシンボルの丸い金色のノーベル氏の肖像のフォトスポット

いかがでしたでしょうか。敷居が高そうに見えるノーベル賞博物館ですが、実際にはこじんまりとしていて、旅行者でも気軽に入れるミュージアムです。極上ランチやデザートを楽しめるほか、夜にはワインなどのアルコールも提供され、バーのような雰囲気に様変わり。実は、1年を通して毎週金曜日は21時まで開館しているため、夜まで充実した時間を過ごせるはずです。

特に夏のスウェーデンは21時頃まで昼間のように明るいので、夏のストックホルムを訪れる際は、ぜひ夜の時間に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

Nobel Prize Museum 

  • 所在地:Stortorget 2 Stockholm
  • 開館時間:10:00~18:00   
  • 閉館日:スウェーデン祝日は閉館 ※公式サイト:要確認   
  • 入館料:大人 160SEK  
  • 公式サイト:Nobel Prize Museum

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KANAE.T

宮城県出身。2014年スウェーデン・ダーラナ地方に移住。北欧、アート、デザイン、ダーラナホース、クルビッツ(ダーラナ地方の伝統的な花柄)、動物大好き!

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